メダカの本をご紹介します。
メダカの本はたくさん出ているため、どれを選んだら良いか迷います。少しでも本の特徴が伝われば幸いです。
注意 具体的な内容が伝わる表現にしたつもりですが、精緻に内容を比較したわけではないので「個人的な感想」になることを、ご了承ください。
飼育に役立つ本
メダカ生活はじめませんか? (内容が濃く充実)
メダカの飼育に関することが、多岐にわたり解説されています。内容が濃く、飼育のバリエーション(屋外・室内)毎に記載されているため、メダカの飼育に大いに役立つ本です。写真や、図解が工夫されていて伝わりやすさを重視しています。
内容の濃さの例としては
- メダカの器官と役割の解説 (どこで振動を感じるかまで)
- 健康なメダカと、不健康なメダカの違い (写真つきで一目瞭然)
- 水草のトリミング方法
- メダカのSOSサイン
- 月ごとのメダカの飼育方法 (非常に細かくて的確)
他の本で、季節ごとの解説は見かけるが「月ごと」は珍しい - 水換えをしない飼育環境の作り方
上記は、他のメダカ本に書かれていなかったり内容が薄かったりします。この本は新たな発見がある本です。
メダカの飼い方と増やし方がわかる本 (独自の切り口)
他のメダカ本には見られない、独自の切り口が加えられているメダカ本です。また内容も網羅性があり凝縮されています。それでいて、表形式や箇条書きでまとまっているため分かりやすいです。
- 与えるエサの目安として、稚魚、成魚、産卵期、高齢期ごとにどのようなエサをどのような頻度で与えるか
- 月毎のメダカ カレンダーで、飼育の具体的なスケジュールがイメージできる
- メダカの病気だけでなく、弱っているメダカの症状と対処法について書かれている
- 繁殖スケジュールを、メダカだけでなく飼育者が準備することも含めて書かれている
- 新種を作るための遺伝の法則の解説
- メダカの撮影テクニック(水槽のメダカ、撮影専用水槽、それぞれのテクニック)
といった感じで、内容が浅いメダカ本と比べると、踏み込んだ内容になっています。
プロが教えるメダカの飼い方
亀田養魚場が監修しているプロのノウハウが詰まっている本。
見開きページごとに、メダカ飼育に関するトピックが3点程度にまとめられています。構成が分かりやすいため、目次から必要な情報を見つけることができます。そのトピック数は、準備で11、飼育で10、野外飼育で6、繁殖で14、鑑賞で9あります。
メダカの雑学もマニアックで面白いです。(以下、一部抜粋)
- メダカの名前の由来
- メダカ鑑賞の起源、鑑賞の歴史
- 童謡「メダカの学校」の誕生秘話
- メダカが水中で位置を認識する方法
メダカの飼いかた&図鑑
世界のメダカについて、写真を交えて生息域や特徴が掲載されています。十数種類以上紹介されていて、見ているだけで楽しめます。書籍名に「図鑑」とついているのも納得です。巻末には「世界のメダカ館」の紹介がされています。
もちろん、メダカの飼育に関する必要な情報が揃います。屋内飼育、野外飼育ごとの飼育方法や病気、メダカの天敵などが書かれています。最後のQAコーナーでは、25個の質問が掲載されていて、以外な発見があります。
QAの例
- 異なる種類のメダカを一緒に飼ってもいい?
- 飼い始めるのにおすすめの時期ってある?
- メダカを何度買ってきてもすぐに死んでしまうのはなぜ?
- メダカのプロポーズや交尾を見るにはどうしたらいい?
- 屋外でも、メダカをよりよく見る方法はある?
メダカ 飼育をスタートする時に必要な情報が満載!
手のひらサイズでありながら、飼育に関する必要な情報が凝縮されています。写真や女性向けのシンプルで可愛いイラストが散りばめられていて見ているので、楽しめます。
飼育に必要な内容が揃っているのはもちろんのこと、独自の切り口で深掘りした内容が楽しめます。メダカの呼び名(方言)、メダカの透明標本の作り方、フィルターの種類(壁掛け、底面式、スポンジ式、水中 など)の図解、メダカ検定(初級・中級・上級)など
メダカの飼育12か月
月毎に、メダカ飼育に関する「管理と注意点」がまとまっている本です。
必要な道具の紹介と選び方が書かれているので、何を揃えていけばよいかが分かります。そして、水槽の配置に関する注意点や、水槽のセット方法、メダカ飼育方法と、水槽の管理方法が順を追ってに紹介されています。
これからメダカ飼育を始める方にとって、読みやすい本だと思います。
メダカの種類が参考になる
メダカ飼育ノート
この本は、メダカの種類が70種類ほど紹介されているのが特徴的です。それぞれ綺麗なアップの写真が添えられているため見ているだけで飽きないです。可愛いメダカを探している方にとって役に立つと思います。
メダカの捕まえ方、飼育方法、繁殖方法についても解説されています。
おしゃれなレイアウトの参考に
かわいいメダカの本 (具体的なレイアウト例)
この本の一番の特徴は、オシャレなメダカのレイアウトが具体的に紹介されている点です。10種類のレイアウトの具体例と、その材料。配置方法が解説されていて参考になります。花瓶や睡蓮鉢、長鉢などを使っていて、美しい写真を見ているだけで楽しい気分になります。
きれいな写真が印象的で、眺めているだけで癒されるメダカ本です。それでいて、メダカ飼育に必要な情報がしっかり解説されています。オシャレな飼育容器や、小物まで紹介されています。
メダカの生態(一生、体の特徴、繁殖、病気)についても充実しているので、飼育に必要な情報が揃う実用的な本でもあります。
子供向けの本
メダカのすべて (子供も楽しめる)
子供向け(小学生以上)に、やさしい言葉でメダカの飼育・繁殖方法が書かれています。
子供向けでありながら、文字数は多く、写真もたくさん使われているため、内容が濃く実用的な印象です。それでいて、親近感が湧く言葉づかいのため、読みやすいです。育て方のところでは、子供のモデルを使って、水槽を立ち上げる手順が紹介されています。
色々なメダカの種類(22種)の紹介から、室内でのメダカの飼い方、野外でのメダカの飼い方、メダカの繁殖方法、豆知識について記載されています。世界のメダカの紹介や、高緯度/低緯度のメダカの成長(体長)の違いなども紹介されているので勉強になります。
お子さんとメダカを育てる時に役に立つ本です。
魚を飼おう! (子供向けの良い教材)
子供向けの魚の飼育本です。メダカだけでなく、グッピー、金魚、ドジョウの飼育方法も書かれているため、「魚の飼育に興味を持ったお子さん」にとって、とても良い教材になると思います。
子供向けの本でありながら、飼育に必要な情報は網羅しています。水槽の掃除や水換え、エサやり、飼育場所、病気、繁殖まで、必要な情報が端的にまとめられています。
メダカ 小川や田んぼにすむ魚 (幼児でも楽しめる本)
幼児でもメダカに興味をもつことができる本です。
大きな写真と、やさしい文章(ふりがな付き)で自然界(田んぼや川)で生息しているメダカの様子や、メダカの色々な表情を解説しています。(水面からジャンプするメダカの写真など興味深いです)
また、メダカだけでなく、日本の田んぼや池に生息する生き物や、弱肉強食の世界が紹介されています。
幼児にメダカについて教えてあげる時に役立つ本です。