しじみの砂抜き方法をご紹介します。
お急ぎの方もいると思いますので、砂抜き方法の要点はこちら。
先日、潮干狩りでしじみを採ってきました♪ 実際に砂抜きして成功した方法をご紹介します。
砂抜きするだけでも食べられますが「塩抜き」と「冷凍」することでさらに旨味がUPして美味しく食べられるので、あわせて紹介します☆
しじみを美味しく食べる3つのステップ
しじみを美味しく食べるためには、3つの下処理が必要です。
- 砂抜き (砂を吐かせる)
- 塩抜き (潮を吐かせる、旨味UP♪)
- 冷凍 (旨味UP♪)
この3ステップで、しじみの旨味を引き出すことができます♪
「1.砂抜き」は必須。時間がない時には「2.塩抜き」や「3.冷凍」は省略してもOKです♪
それぞれ詳細を紹介していきます。
必要なもの
しじみの砂抜きに必要な道具は
- ザル
- ボウル
- 塩
コレがあればOK。
ザル・ボウルは、できれば浅くて平らなものが良いですが、しじみを並べた時に何重にも重ならなければ問題ないです。(2重に重なる程度なら大丈夫)
塩は食塩水を作るために使います。塩がない場合は「水だけ」で砂抜きすることも可能ですが、塩水で砂抜きをすると旨味を逃さないです♪
1. しじみの砂抜き方法
潮干狩りで採ってきたしじみは下処理が必要です。
スーパーで買ってきたものでも「砂抜きしてください」と書いてある場合もあります。
砂抜きの方法はシンプルに
具体的には以下のステップになります。
- 水洗い
- 砂抜き (3時間)
水洗い ~ 流水でゴリゴリ洗う
まずは、砂抜きをする前に、しじみを水道水(流水)でゴリゴリ洗います。
貝に付着している雑菌が飛んで、まな板や包丁などで繁殖し食中毒を起こす可能性があります。そのため、台所で実施するのは避けて、お風呂場などで洗ってください。
- 貝の表面に付いた汚れを落とす
- 雑菌(腸炎ビブリオ菌など)を洗い流す
- 死んだ貝を見分ける
- 溜めた水ではなく、流水で洗う
- ゴリゴリ♪洗う
- 台所で洗わない
※理由はあさりの下処理と同じです
ゴリゴリ水洗いしている時に「カラカラ」と音が鳴る貝は、取り除いてください。中身が死んでいたり、空の貝だったりします。
1%の食塩水で3時間砂抜きする
しじみを水洗いしたら、1%の食塩水で3時間砂抜きをします。
ザル・ボウルをセットして、しじみをなるべく重ならないようにして並べて、食塩水がヒタヒタになるぐらいにします。新聞紙をかぶせて、涼しい場所(日陰)で3時間放置すればOK。
新聞紙は、しじみが潮を吹くのと、暗くして砂を吐かせやすくするためにかぶせます。
塩がない時には水道水でも問題ないのですが、食塩水を使うとしじみの旨味を引き出せます。
うまく砂抜きができている場合は、しじみが顔を出してくれます♪
※砂抜きだけして食べる場合は、再びしじみを流水でゴリゴリ洗ってから調理してください。
2. 水から揚げて「塩抜き」をする
しじみの砂抜きが終わったら、
旨味をUPさせるための作業なので、急いでいる時には省略しても食べられます。
砂抜きと同様に、新聞紙をかぶせて、涼しい場所(日陰)で3時間放置します。
- 貝に含んでいる潮を排出させる
- 旨み成分のコハク酸を醸成
あさりは塩抜きするとコハク酸を醸成することが分かっています。しじみも同様だと言われています。※あさりでコハク酸が醸成される実験結果はTVでも紹介されていました。
最後に流水で洗う
砂抜き、塩抜きが終わったしじみは、必ず流水で洗ってください。
※最初に紹介した方法と同じです。
3. 冷凍保存すると旨味がUP
しじみの「砂抜き」「塩抜き」「水洗い」が終わったら、下処理は完了♪
さらに旨味をUPさせたい場合は、冷凍保存すると良いです。急いでいる場合は、冷凍せずに食べてしまってもOKですが、冷凍するとオルニチンが増えて旨味がUPすると言われています。
水洗いしたしじみを、タオルなどで水気をとって
小袋に分けて冷凍庫に入れておきます♪
こうすることで、必要な分だけ取り出して使えるので便利です。
味噌汁にする場合は、沸騰に近い状態でしじみを冷凍したまま投入すると良いです。自然解凍させると貝が開きませんのでご注意を。
まとめ
しじみの下処理方法をまとめます。
- 水洗い
- 砂抜き (3時間)
1%の食塩水 (1Lの水に小さじ2杯) - 塩抜き (3時間) <省略可能>
- 水洗い
- 冷凍 <省略可能>
しじみは砂抜きすれば美味しく食べられますが、時間があれば旨味をUPさせるために、塩抜きと冷凍保存を試してみてください♪