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潮干狩り 貝の種類と食べられない貝を知る ★保存版★

貝の種類 潮干狩り
この記事は約9分で読めます。

潮干狩りで採れる貝の種類をご紹介します。あわせて下処理・食べ方にも触れています。

潮干狩りでは「食べられない貝」なのか「食べられる貝」なのか…。わからない貝を掘り当てることがあります。みんなが持ち帰らない貝でも、正しく下処理して調理すれば美味しく食べることができます。貝の種類を知って、潮干狩りを数倍楽しみましょう。

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食べられない貝とは?

実は、潮干狩りで採れる2枚貝には「食べられない貝」はありません
「食べられない貝」と言われているのは「下処理が面倒な貝」だと解釈すると良いです。

シオフキやバカガイなどは、持ち帰らない方が多いですが、正しく下処理をすれば美味しく食べることができます。

「食べられない貝」がたくさん採れた時には、持ち帰って調理してみるのも一興です。
市場に出回らない珍味を味わえるのも潮干狩りならでは♪

それでは、潮干狩りで採れる貝の種類と下処理・食べ方までご紹介します。

参考 巻貝のキンシバイは毒を持っているので要注意です。

参考 通常食べられる貝でも貝毒により毒を持つ場合があるので情報収集が必要です。

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潮干狩りの主役となる貝の種類

潮干狩りのメインターゲットとなる貝の種類をご紹介します。これらの貝は、砂抜きして下処理するため手間がかかりません。

あさり

あさりPhoto by Wikipedia

言わずと知れたあさり(アサリ、浅利、浅蜊、蛤仔)は、市場でも年間通して出回っていますし、潮干狩りの主役です。大きさは最大6cmになるものもあります。触るとザラザラしています。

下処理は砂抜きです。

食べ方は、あさりバター、ボンゴレ、あさりラーメン、味噌汁など様々です。おすすめはあさりラーメン。手間もかからず出汁が効いてとっても美味しいです。

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また、美味しいあさりを見分けるポイントを知っていると役立つと思います。

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あさり – Google 画像検索

ハマグリ

ハマグリPhoto by Wikipedia

ハマグリ(蛤)は市場にも出回っている高級食材。天然の「ハマグリ」は環境省の絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。

潮干狩りで採るなら茨城県の大洗海岸が有名です。ハマグリの産卵は年に1回、あさりは年に2回産卵するので、その点でも貴重さも際立ちます。

6cmから8cmほどの大きい貝で、10cm以上になる個体もあります。ツルツルしていて、ぷっくりとした厚みがあります。貝合わせ部分が白いのも特徴です。

貝の中でも味は一級品。甘みがあって濃厚な味わいです。

下処理は砂抜き。

食べ方は、焼きハマグリ、お吸い物 など。甘みがあって大変美味しい貝なので、大きいものが採れたら迷わず焼きハマグリですね。

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ハマグリ – Google 検索

参考 正確にはハマグリ、チョウセンハマグリ、シナハマグリと3種類あります
見分けが難しいようなので、私のような素人では見分けがつきませんが、知識として知っておくと良いと思います。

名称 説明 入手
場所
ハマグリ 昔は日本の干潟に居たが絶滅危惧種
塩分の薄い内湾の干潟に生息していた。縄文時代に東京湾で生息していたあさりより多く貝塚から出土している。
ほぼ
不可能
チョウセンハマグリ 在来種で、茨城県の鹿島灘に生息している。
「朝鮮産のハマグリ」ではなく「ハマグリ」と違うハマグリということでチョウセンハマグリと呼ばれている。塩分濃度の濃い外洋に生息。
茨城県
鹿島灘
シナハマグリ スーパーなどで安く売られているハマグリ。
有料の潮干狩り会場で撒かれている。
店舗

ホンビノス貝

ホンビノス貝Photo by Wikipedia

ホンビノス貝(本美之主貝)は、近年 市場に出回るようになった貝で、潮干狩りのターゲットとして人気急上昇中です。一般的に8cmほどで、10cm以上になる大きな貝です。ザラザラしていて厚さもあります。

日本の在来種ではなく、アメリカ産の外来種です。タンカーのバラスト注水から稚貝が混入して東京湾などに生息するようになったと言われています。ハマグリに次ぐ美味しい貝です。

色は基本的には白ですが、水質によっては黒くなります。写真は黒みを帯びていますが、綺麗な水で育つと綺麗な白色をしています。船橋三番瀬で採れるホンビノス貝は黒い色をしていました。

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下処理は、砂抜きをしてモヤモヤを吐かせます。

食べ方は、クラムチャウダー、酒蒸しなどです。

ホンビノス貝 – Google 画像検索

参考 カガミガイとの見分け方
ホンビノス貝は、カガミガイと似ています。違いは色と殻頂の形です。カガミガイの色は青みがかかっていますが、ホンビノス貝は白から黒です。また、カガミガの殻頂(貝の蝶番の部分)はS字にカーブしていますが、ホンビノス貝はそのカーブが(ほとんど)見られません。

マテ貝

マテ貝Photo by Wikipedia

マテ貝(馬刀貝)は棒状の細長い貝です。長さは7~8cm。長いもので10cm。殻が割れやすいので丁寧に持ち帰りましょう。

マテ貝は、食塩を使って巣穴から出てきたところを掴んで採ります。モグラたたきのようなゲーム性があるため、楽しみながら潮干狩りができます。通常は、50cmほどの深さの所に居るので、熊手で掘っても簡単には届きません。数mもぐるという話も聞きます。

砂抜きで下処理をします。長時間の砂抜きは不要です。
食べ方は、バター焼き、煮付けなど。おすすめはバター焼きです。独特な形状ですが美味しい貝です。

マテ貝 – Google 画像検索

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潮干狩りの脇役となる貝の種類

潮干狩りで大量に採れるようなら持ち帰りたい貝の種類をご紹介します。これらの貝は砂抜きで下処理ができないため、下処理に手間がかかる貝です。

 カガミガイ

カガミガイPhoto by Wikipedia

カガミガイ(鏡貝)は神奈川県の野島公園で潮干狩りしていると見かける貝です。

6~7cmと大きい貝で、最大10cmになる個体もあります。ザラザラしていて平べったい形状。色は青みがかかった灰色。殻頂(貝の蝶番の部分)から片方がS字にカーブしているのが特徴です。

砂を吐かないため砂抜きで下処理ができないのが難点です。砂を取るためには、茹でて剥き身にして砂肝を取除きます

持ち帰る人は少ないのですが、砂抜きのチョットした手間を惜しまなければ美味しく食べることができます。我が家も10匹ほど採れるようなら持って帰ります。たくさん撮れたら是非持って帰って見て下さい。

ちなみに、大きなカガミガイはあさりより深い位置にいます。目安は15cmほど。カガミガイを狙う方は深めを探してみて下さい。

食べ方は、シチューやカレー、佃煮 など。おすすめは佃煮です。醤油で煮込んだ煮付けは、酒の肴に最高でした。

カガミガイの食べ方 ~あさりより美味しいんです~
カガミガイの食べ方をご紹介します。下処理に手間がかかりますが、あさりより美味しい肴になるため、たくさん採れたら一度食べてみてはいかがでしょうか☆

カガミガイ – Google 画像検索

シオフキ

シオフキPhoto by Wikipedia

シオフキ(シオフキガイ)は潮干狩りで採れる小粒で厚みのある貝です。

採れるところではたくさん採れるようです。大きさは4~5cmの小さな貝です。色は白から茶色。あさりと比べると表面がツルツルしていて、ぷっくりとした厚みがあります。

あさりと大きさが近く一緒に採れたりします。見分け方は、あさりには模様がありますが、シオフキには模様がありません。模様があるシオフキでも、写真のように茶色い放射模様があるだけです。あさりは縦方向にもザラザラや模様がります。また厚さがありプックリとした丸みも見分けるポイントです。

海から揚げると急速に弱ってしまいます。また、殻が割れやすいので丁寧に持ち帰りましょう。

砂抜きしにくいのが難点で下処理に手間がかかります。下処理として茹でて剥き身にしてから洗って砂を落とします

食べ方は、佃煮、みそ汁、ボンゴレ、天ぷら、カレーなど。

シオフキ – Google 画像検索

バカガイ

バカガイPhoto by Wikipedia

バカガイはハマグリに似ていますが、貝殻が薄く壊れやすいです。

ツルツルしていて、ぷっくりとした厚さがあります。そしてあさりのような模様はありせん。茶色や白、そのグラデーションなのが特徴です。殻が割れやすいので丁寧に持ち帰りましょう。

一般的に8cm程度の大きな貝で、貝の色や形はハマグリと似ていますが、見分けるポイントは貝殻の厚さです。ハマグリはシッカリとした厚みがあって頑丈ですが、バカガイの貝殻は薄いです。貝合せの部分を見ると厚みは一目瞭然です。また、バカガイの貝殻は鋭利で、ハマグリは丸みを帯びています。

寿司ネタの青柳(アオヤギ)としてお寿司屋さんに出回っています。「バカガイ」は通称ではなく、正式名称です。また、身も大きくやわらかいので、美味しく食べることができます。

酸欠に弱く、持ち帰った頃には死んでしまうため、砂抜きができません。下処理は、茹でて剥き身にしてから洗って砂を落とします
食べ方は、刺し身(茹で、生)、炊き込みご飯、みそ汁など。

バカガイ – Google 画像検索

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見かけたら食べてみたい貝の種類

潮干狩りで狙う貝ではありませんが、これらも食べられる貝です。

ツメタガイ

ツメタガイPhoto by Wikipedia

ツメタガイはあさりの天敵となる巻き貝です。5cm幅の巻き貝ですが、軟体部が殻から大きく露出しているため大きく見えます。潮干狩りをしているとたまに見かけます。

あさりに2mmほどの小さな穴が空いている貝殻を見かけることがあります。その穴はツメタガイがあさりを捕食した時の穴です。貝殻に穴を開けると聞くと、危険な貝だと思いがちですが、鋭利なトゲなどがあるわけでないので触っても大丈夫です。ツメタガイは酸性の液を分泌してあさりの貝を一昼夜かけて地道に穴を開けているらしいです。

 

下処理は、塩茹でして むき身にしてから砂とぬめりを落とします。

食べ方は、刺身(茹で)、炊き込みご飯、煮付け。茹で過ぎると固くなるので茹ですぎずに薄くスライスするなどして工夫します。

ツメタガイの食べ方 ~コリコリ食感で結構イケる!~
ツメタガイの食べ方をご紹介します。見た目はイマイチですが、食べてみると歯応えのある触感で結構イケます。スライスと煮付けのレシピをご紹介します。

ツメタガイ – Google 画像検索

参考 ツメタガイは駆除しよう!
ツメタガイが大量発生するとあさりの被害も甚大になるようです。ツメタガイの被害であさりが壊滅状態になった砂浜もあるので、見つけたら美味しくいただくのが潮干狩り好きのマナー?だと勝手に思っています。また、ツメタガイの卵である砂茶碗を見つけたら、優しく拾って陸にブン投げていただけると幸いです。

ツメタガイの卵「砂茶碗」

Photo by 静岡県 水産技術研究所 浜名湖のあさりが危ない!ツメタガイを駆除しよう!

その他の貝の種類

潮干狩りではあんまりお目にかかることはありませんが、その他の貝もご紹介します。

あさりによく似た大きさのあるコタマガイ。しじみのようなオキシジミ、貝に波打ち縞のあるサルボウガイなども食べられる貝の種類です。

コタマガイPhoto by Wikipedia

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