ストロンテックの屋外用蚊よけKA・KO・Iをレビュー。
キャンプの虫除けアイテムとして便利な商品。
- 火を使わない
- 有効範囲が半径3.6m
- 薬液ボトル式
という特徴があります。
コンパクト&キュートな見た目と動作はキャンパーの心をくすぐるアイテムです♪
実際に効果も検証してみました。
※メーカー様から商品提供していただいています
キャンプで役立つ斬新な虫除けグッズ
ストロンテック「KA・KO・I」は、これまでの虫よけグッズとは違う斬新なアイテム。
我が家も虫よけグッズを色々と使っていますが、
- 虫除けスプレーはこまめに塗る必要があって、小さい子だと使用制限がある
- 蚊取り線香・森林香は、火傷のリスクがあり、煙がうっとうしい
といったデメリットがあります。
ストロンテック「KA・KO・I」はスイッチを入れると薬液を噴霧して虫を遠ざけてくれます。
これまでの虫よけグッズに満足していない方は試してみると良いかも☆
- 肌を露出して涼しく過ごしたい方
- 虫除けスプレーをしても虫に刺される方
- 虫に絶対刺されたくないので、守りを何重にも固めたい
という方にお勧めのアイテム。
住友化学「ストロンテック」屋外用蚊よけKA・KO・I
- 電池で動く
- 液体カートリッジを使う
- 30秒ごとに薬液を噴霧する
手軽にどこにでも持って行けて、子供がいても安心して使えるのが便利なポイント。
- 単3アルカリ電池2本で60時間稼働可
- カートリッジ1個で30時間
- 5時間で自動OFF
- 有効範囲 半径3.6m
超コンパクトといった感じでありませんが、キャンプでレイアウトしておくのにちょうど良いサイズ感♪
本体にはスイッチと噴霧口と人感センサーがあります。
本体内部には単3電池2本と液体カートリッジを入れて使います。
使い方
使い方も簡単です。
すると、30秒ごとに自動で薬液を噴霧して虫よけバリアを作ってくれます☆
薬液を噴霧するタイミングでランプが点滅して噴霧のタイミングを知らせてくれます。
これがなかなかキュートで可愛らしい♪
実際に噴霧する時の動画がこちら。
人感センサーが、上で人の動きを検知するとスキップ
上部の人感センサーで人の動きを検知すると噴霧を停止するという機構付き。
人感センサーの動作を動画で撮ってきました。
センサーの感度は正直「まずまず」といった感じで、期待通りに動作しない時もあります。
「ピコ・ピコ・ピコ・ピコ ピシューーーーーー」って♪ それがまた憎めない(笑)
気になる効果を実際に検証
実際に近所の公園で効果を検証してみました。
蚊ががとんでもなく出没するスポットで試してみました♪
ベンチに座ると、すぐに蚊が寄ってきて血を吸われます★
座って検証の準備をしている間に早速2箇所刺される…(笑)
肌が露出している手元や、パンツの上から足を狙ってきます。
さて、準備が整ったのでストロンテック「KA・KO・I」の出番です!
まずはテーブルの中央に置いてスイッチをオン!
…ですが、しばらくしても蚊は近くをウロウロしています。
特に足元まわり。足元には噴霧液が届かないため力及ばずかな?
ストロンテックの噴霧液も、ほぼ風で横に流れてしまっているので効果も薄そう…。
蚊の勢力は収まらず、元気に襲ってきます…。蚊に刺されないように手で追い払い続けます。
10分ほど経過。
蚊が足元近くをウロウロしたまま…。
ん~。
ということで、座っている位置の横、風上に置いて、噴霧液が体(蚊が来る足元)にかかるようにしてみました。
しばらくは蚊がウロウロしていましたが、時間が経つと蚊は寄ってこなくなりました。
この状態で5~10分ほど経過すると、蚊は「ほぼ」近寄ってこなくなりました。
「ほぼ」という表現を使ったのは、1匹だけ元気な蚊が勢い良く襲ってきたため。しばらくすると居なくなったので居心地は悪かったようです。すごい元気なやつが捨て身でバリアを破ってきた印象(笑)ということで「ほぼ」という表現にしました。
風向きなどの状況もあるので「絶対に防げる!」ものではありませんが、虫除け効果はあったと感じます。
というのが我が家が検証した際の口コミです。
カートリッジのコストについて
ストロンテック「KA・KO・I」の気になるポイントはコストパフォーマンス。
薬液の入ったカートリッジを交換する必要があるので、コストを計算してみました。※乾電池のコストもかかりますが微々たる金額なので計算から除外。
- カートリッジ3個セットで3300円
- カートリッジ1個で5時間×6回使用可能 (5時間で自動OFF)
正直、蚊取り線香などと比べると割高ですが、他の虫除けアイテムにはない使いやすさとキュートさが魅力です☆
有効範囲は半径3.6m
キャンプでサイトをかなりカバーしてくれます。
大型テントの室内空間を丸ごとカバー
カマボコテントの長さが640cmなので半径3.2m。カマボコテントは丸ごと守備範囲です。
※テントの中では使用しないように取扱説明書に注意書きがあるので、閉め切って使うのはNGです。
タープを丸ごとカバー
タープ下も余裕で守備範囲。スノーピーク HDタープシールドレクタMが415×340cmなら2張りぐらいカバーできます。手前のメインポールの高さが280cm。
取扱説明書に「噴霧が風の影響を受ける場合、十分な効果が得られないことがあります。」と記載があります。
我が家の検証でもそうでしたが、中心ではなく風上に置いて使うと良いです。
有効成分
有効成分 メトフルトリン(ピレスロイド系) 0.403 w/v%
ピレスロイド系殺虫剤ピレスロイドとは、天然の除虫菊乾花から抽出された殺虫成分“ピレトリン”と、これとよく似た化学構造をもつ合成化合物を総称した言葉です。その特長は、温血動物に対する毒性が低く、生体内での分解、排泄が極めて速いので慢性毒性などの心配が少ないことです。殺虫特性は極めて速効性に富み、最近では致死力の優れたものも実用化されています。また、ピレスロイドは残留、生物濃縮など、二次的環境汚染のおそれも少なく、現代社会における理想的な殺虫剤といえます。
引用 : 殺虫剤有効成分の概要 | 業務用殺虫剤の基礎知識 | KINCHO
赤字 : 当サイトにて強調
KINCHOのホームページには、メトフルトリンの殺虫効力や毒性について、他の殺虫成分と比較されています。
※具体的な効果については素人の私が見ても全く理解できませんでした(笑)が、科学的に効力と毒性があることは理解できました。
無臭です
噴霧液は無臭です。
薬液ボトルを直接嗅いでも刺激臭のようなものは感じません。
注意点は火気
注意点は液体カートリッジが火気厳禁の薬剤を使っていること。
ストロンテック「KA・KO・I」は、殺虫成分ピレスロイドを加熱せずに常温で揮発させることが強みなのですが、揮発しやすくした反面、火気に近づけてはいけないことが注意点。
従来の主要なピレスロイドの多くは蒸散しにくく、十分な効果を得るためには火や家庭用電源を用いて加熱する必要がありました。住友化学が独自開発した、常温で揮散させる「メトフルトリン」を使用。
キャンプでは、焚き火やバーナーの近くでは使わないようにする必要があります。
まとめ
ストロンテック「KA・KO・I」はこれまでにない新しい虫除けアイテム。
- 火を使わない
- 有効範囲が半径3.6m
- 薬液ボトル式
検証した口コミは
コンパクト&キュートな見た目と動作はキャンパーの心をくすぐるアイテム。愛着が湧きます。30秒ごとにLEDランプがピコピコ点滅して噴霧している姿はなかなかキュート♪
小さいお子さんがいるご家庭には便利なアイテムだと感じました。
- 蚊取り線香は火傷のリスクがある
- ディートの入った虫除けスプレーは子供への使用制限がある
という点に困っていた方が使えます。