キャンプ場では、車上荒らしに遭う可能性があります。
被害に合わないための一工夫をご紹介します。
キャンプ場で車上荒らしの被害があるらしい
キャンプ場で、車上荒らしの被害にあう可能性があります。
このような条件に当てはまると注意が必要です。
- 車のキーがスマートキー
- テントと車の距離が近い
8m✕8mの区画などは、車とテントを接近させて駐車することがあります。
そんな時には要注意です。
この時の設営方法なら大丈夫そうな距離ですが、テントと車を並べてしまうと被害に合う条件に当てはまります。
テント内にスマートキーを置いて寝ている時に、夜中に車を物色する輩がいるとのこと。
金品や、高価なキャンプ道具が狙われるのだと思います。
解錠時の「ピッ、ピッ」という音に気付かなければアウト
実際に、被害に遭いそうになったキャンパーさんがいらっしゃいます。

スマートキーは遠隔で解錠されてしまう
スマーキーの微弱電波の範囲は1mほど。
スマートキーは、車とキーが常時発信している電波を互いに受信して電子IDを照合し、ドアの施錠・解錠やエンジンの始動ができる状態にする。キーが車の周囲約1メートル以内になければ作動しない。
スマートキーが車の近く(1m以内)にあると、誰かが車の取っ手に手をかけるだけで解錠されます。
離れていてもリレーアタックという手口で被害に合う
スマートキーの弱点を利用した、リレーアタックという手口も存在するようです。
車とスマートキーの距離が遠くても、スマートキーの微弱電波を増幅・リレーで経由させて車の施錠を解除するという手口。
そのため、玄関先に車のキーを置いている方は、リレーアタックによって盗難の被害に合う可能性があります。
- 犯行グループの一人が玄関先に立ちスマートキーの微弱電波を拾う
- 中継役が電波を増幅させ
- 窃盗役が車を解錠、エンジン始動。
ということが可能とのこと。
新たに明らかになった手口は、犯行グループの一人が車から離れた運転者に接近し、特殊装置でキーの電波を受信。増幅させた電波を仲間に送信し、電波をリレーしながら車に近づく。車に搭載したシステムは、キーから発信された電波と誤認。解錠してエンジンを始動させて車を盗む。
対策
対策は、スマートキーの微弱電波を遮断すること。
スチール製の容器に入れることで対策となるようです。
あった♪ あった♪
キャンパーなら持っているコッヘルやマグカップ。
▶コッヘルの選び方・レビューと工夫 ~カクセー キャメルウィル キャンピング鍋 8点セット~
フタ付きではない場合は、2つ使ってスマートキーを密閉すれば、対策となりそうです。
検証
キャンプ場での被害を想定して、対策を検証してみました。
検証ポイントは2つ
- 自分の車がどのぐらいの距離で施錠できるのか
- 対策は有効か
を確認するために試してみました。
車の側にスマートキーを置いて、ドアノブに手を触れ、車が解錠されるか確認します。
この位置だと解錠できます。
下の写真の位置だと解錠できませんでした。我が家の車は、1m 離れると解錠できません。
先ほどの解錠できた位置で、対策をして解錠を試みます。
コッヘルにスマートキーを入れると、解錠できません。効果あり!
ちなみに、マグカップに蓋なしでも解錠できません。効果あり!
マグカップの上部を遮断しなくても、車の方向に電波が届かないため有効な対策となるのかもしれません。とはいえ、念のために蓋はしておいたほうが安心です。
動画の検証結果を確認したい方は、コチラも参考になります。
電波遮断ポーチが便利
リレーアタック対策として、携帯電話の電波遮断ポーチが使えるようです。実際に口コミを確認すると、効果があったという声があがっています。
- わざわざ寝る時にステンレス製の食器を洗ってテント内に持ち込むのは手間
- お酒飲んだら対策するのを忘れてしまうよ
そんな方は、電波遮断ポーチを使うと良いと思います。スマートキーの電波遮断に効果があったという口コミがある商品はコチラ。700円ほどで手に入ります。
寝袋や枕と一緒にしまっておけば、対策するのを忘れにくいと思います。
まとめ
キャンプ場での車上荒らしについて
- 注意
- スマートキーの車は、車上荒らしに注意
- テントと車の距離が近いとスマートキーで解錠される可能性がある
- 対策
- 対策は、スマートキーを金属の入れ物に入れて寝ること
- 電波遮断ポーチを使うと、対策するのを忘れないので便利
- 自宅の玄関先にスマートキーを置く時は、缶に入れておく
ちょっとした工夫で、被害に遭ううことを防ぐことができます。
推奨 ご自身の車で検証してみてください。解錠できる距離や、対策が有効か確認しておくと安心です。
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※鳥類又は哺乳類を捕獲する者は、環境大臣又は各都道府県知事の許可又は登録が必要となります。