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雨キャンプ対策【31技】テント・タープを設営・撤収するコツ

雨キャンプ テント・タープのの設営・撤収・雨対策

雨キャンプの対策を紹介。

テント・タープの選び方から、設営・撤収方法のコツまで、我が家のリアルな経験をもとに紹介していきます☆現場で体験した「失敗・絶望・教訓・反省」をもとに(笑)注意点やコツをまとめてみました。

以下の順に解説していきます。

  • 雨の日にオススメのテント・タープ
  • 設営方法 15の対策
  • 雨の対策 6つの注意点
  • 撤収方法 10の対策

長くなってしまったので、お急ぎの方は、必要な箇所に目次のリンクから飛んでください☆ ブックマークして必要な時にじっくり読むのもオススメ☆

参考 雨キャンプ全般に関する記事はこちら

キャンプ歴5年の我が家が「雨キャンプの全て」を紹介します。 雨の日にキャンプするか迷っている方や、チャレンジしたい方に役立つ情報をまと...

雨の日にオススメのテント・タープ

雨の日のキャンプで快適さを左右するポイントは、

快適なリビングスペースの確保!

雨の日キャンプ 広いリビングスペース テントとタープを連結

雨が降っている間は、テントやタープの下で過ごすことになるので、ストレスのない環境を準備するのが大事☆

そのため、以下の観点でテントやタープを選ぶのがポイント☆

  • 広い
  • 天井が高い
  • 雨が吹き込んでこない

リビングスペースが広いテントが便利

雨の日は、一日中リビングの下で過ごすので「広くて高さのあるリビング」が理想。

トンネルテント(カマボコテント2)の広いリビングスペース

雨キャンプにオススメのテント
トンネルテント
・2ルームテント
・ツインポールシェルター

個人的にオススメなのは、リビングが広くて、設営方法がシンプルな「トンネルテント」が便利。2ルームテントだとコールマンのタフスクリーン2ルームハウスがオススメです。

参考 ファミリー向けおすすめテント厳選10品の記事

他のテントについて (ドーム型、ワンポール)

ワンポールテントは、リビングスペースが広くて良いのですが、出入りするときに上から雨が吹き込んできます。

ワンポールテントは雨が吹き込む

テンマクデザインのサーカスTC DXなどは、出入り口に屋根が作れるので雨でも便利♪

サーカスTC DXはサイドフラップが付いて便利なワンポールテント。 ソロや夫婦でのキャンプがメインなら、私が飛びつくアイテム♪ サーカス...

ドーム型テントは前室が狭いので、雨キャンプに行くならタープは必需品!

アメニティドーム前室とシルバーシート

タープがあれば雨でも快適

テントと合わせて、タープがあれば広いリビングスペースを確保できるので、雨キャンプで快適に過ごすことができます。

小型のソロテントや、ドーム型の中型テントは雨キャンプでタープが無いとかなり厳しいです。

テントとタープを連結

タープがあれば広いリビングスペースが確保できる

テントを丸ごと覆うことで、テント自体を直接濡らさないようにすることもできます。

タープの注意点

ただし、タープがあれば万能かと言うとそうでもなく、以下のデメリットもあります。

  • 雨が横から吹き込んでくる
  • タープは風や雨で倒壊しやすい
  • テントだけでなくタープも設営・撤収が必要

※そのため、個人的には雨の日は大型テントのほうが快適。出入り口を閉じれば雨が吹き込んできません。

雨の日は大きいタープ

雨キャンプで使うことを考えると大きいタープがオススメ。

  • リビングスペースが広く確保できる
  • テントを丸ごと被せることができる

といった感じで、雨の日に大きな屋根が作れると快適。

デメリットとしてタープが大きくなると風の影響を受けやすくなるといった点がありますが、 ポールを低く設営したり、ウィングポール(両サイド)を使わずに設営したりすればカバーできます。

雨の日は大きなタープで広いリビングスペースを確保すると快適♪

タープを2枚使うという手もあります♪

タープを連結する

タープがなくてもシートで代替可能

実はタープがなくてもブルーシートなどがあればリビングスペースを広くできます。

雨の日に先輩キャンパーさんから盗んだテクニックがこちら(笑)

キャノピー延長

盲目的にタープがなければ雨は無理…、と思っていましたが、ブルーシートでもばっちり対策ができることに目からうろこでした。参考までに☆

焚き火したいならポリコットンのタープが良い

ポリコットン生地(TC生地)のタープであれば雨が降っていてもタープの下で焚き火をすることができます。

化学繊維のタープだと熱で溶けてしまう危険性がありますが、ポリコットン生地であればそのリスクが少ないです。

雨の日に焚き火を楽しみたいという人はポリコットン(TC)生地のタープ

参考 雨の日に焚き火するテクニックは別記事で紹介しています。

雨の日に焚き火を楽しむための必需品と9つのコツを紹介! 我が家は、基本的に雨キャンプだと焚き火はしないのですが、焚き火調理など目的がハ...

タープがなくてもOK?

「タープは雨キャンプの必需日」と見かけますが、

リビングスペースが十分確保できるならタープがなくてもOK

我が家がカマボコテント2でキャンプに行く時にはタープを使わないことの方が多いです。

トンネルテント(カマボコテント2)の広いリビングスペース

設営・撤収の手間が増えますし、有効に使いきれない事が多いのでコンパクトに過ごすようにしています。

↓雨の写真ではありませんが、大型テント&タープだと、テントのリビングスペースを使わなくなるので無駄になりがち。

テントとタープで広いリビングスペースを作る

タープが必要かどうかはテントのリビングスペース次第

テント・タープ設営時の対策【15技】

雨の日のテントやタープの設営方法について、具体例をもとに紹介していきます。

※設営の順番で紹介。

設営場所を「注意深く」見極める

一番大事なのが設営場所を見極めること。

設営場所を誤るとテントが水浸しに!

リビングスペースに水たまりができたり(笑) ※極端な例です

雨キャンプで水浸しのテント内

浸水したテント

寝室に水が侵入してきたり(笑) ※極端な例です

雨キャンプで寝室が濡れる

雨キャンプでテント内に水たまり

上記の例は、稀に見るひどい例ですが、

設営場所選びは「水の流れを見極める」ことが大事

確認ポイント

  • 高低差
  • 地面の質 (土ではなく芝・砂利が良い)

特に注意が必要なのは、普段から寝室を設営している場所。地面がへこんでいるため水溜まりになります。

サイトで水溜まりができる場所

また、地面が土だと濡れると泥だらけになってテントが汚れるので、できれば避けたいところ。

雨の時に我が家が好んで設営するのは草地

草地であれば、草がクッションになってくれるので、高さが出ますし、テントが土で汚れにくいです。

砂利も水はけが良いです。ただ、砂利&雨でテントに落ちない汚れがついた経験があったり、歩きづらいため個人的には苦手。

また、雨が激しそうならキャンプ場のスタッフさんにアドバイスをもらって決めるというのも賢いですね。

もちろん例外はある

ちなみに、我が家のテントが水浸しになったのは「キャンプ場のスタッフさんに案内された砂利のサイト」でした(笑)

キャンプ場のスタッフさんに案内された砂利が敷かれたサイト。

浸水したサイト区画は砂利

水はけが良いだろうと砂利の上に設営したら。

浸水したサイト区画

リビングが浸水。

寝室はたまたまセーフだったので大惨事は逃れました。運が良かった。

浸水したテント

裏を返すと、水はけが悪いから砂利を敷いているので、キャパを超えると浸水ゾーンになります。

ということで、個人的に砂利は要注意だと思います。

お座敷スタイルよりは土間スタイル

お座敷スタイル(レジャーシートの上で過ごす)ではなく、土間スタイル(靴のまま過ごす)の方が、汚れや濡れなどを気にしなくて良いです。

土間スタイル (我が家オススメ)

カマボコテント2(タンカラー)のリビングスペースは広い

土間スタイルの良いところ

  • 靴のまま過ごせる
  • 靴を脱ぎ履きしなくて良い
  • 雨で濡れたままリビングに入れる
  • 水が流れてきても気にならない

といった感じで、テント内が濡れても気になりません。雨だとテント内はよく濡れます。

お座敷スタイル (我が家はやらない)

レジャーシートの上で過ごすお座敷スタイルは、座敷が濡れないように気を使います。

テントのお座敷スタイル

雨が流れてきたり、テントの出入りで雨が吹き込むのでヒヤヒヤ・イライラ。

テントに流れてくる雨水

とはいえ、小さなお子さんがいる場合は、お座敷スタイルのほうが便利。その場合は四隅が立っているリビングシートがあると浸水を防いでくれます。

雨が弱まるタイミングで設営する

キャンプ用に到着してすぐに設営するのは得策ではない場合があります。

雨が弱まるタイミングで設営するのが賢い

特にどしゃぶりの場合は、数時間ズラすだけで雨の強さが全然違ったりします。

我が家の場合は、お昼頃にキャンプ場に到着することが多いので、食事のタイミングを前後させたりすることが多いです。

千石台オートキャンプ場近くの東屋で昼食

参考 第34営 お嫁様のキャンプ禁断症状は、川辺で解消されたらしい

とはいえ、設営しないとキャンプする時間も削られてしまうので雨雲レーダーを見て「土砂降りを避ける」ことができればバッチリですね。

設営用の作業スペースを確保 ~ 車のバックドアを活用

雨の日の設営の時には車を上手に活用するのがポイント。

車のバックドア下は雨に濡れない作業スペース

ミニバンの後ろのバックドア下は、雨よけになるので作業スペースになります。

雨の日は車のバックドアの下を作業スペースにする

設営に必要な道具を広げたり、雨具に着替えたりする時に便利。

また車内の座席なども道具を広げたりするのに使えます。

トランクルームには防水対策としてブルーシート

ちなみに、トランクルームはブルーシートなどを敷いて、濡れても汚しても良いようにすると良いです。

車のトランクにブルーシートを敷く

ブルーシートは荷物置き場としても使える

車を使って作業スペースを確保するのが難しい時にはブルーシートを使って荷物が濡れないようにすることもできます。片側だけに荷物を置いて、もう半分は雨に濡れないようにカバーとして荷物の上にかけると荷物が濡れにくくなります。

レジャーシートで荷物を雨から守る

我が家が使っているのはユタカのシート。色も落ち着いていて使いやすいです。

ブルーシートは、ユタカシルバー/ブラックシートがおすすめです。実際に使った感想や良い所をご紹介します。キャンプでの見栄えも悪くなく、お安いので複数枚持っていると便利です。
キャリーカート&傘

キャリーカートに、傘やシートを使えば雨除けの荷物置きになります。

キャリーカートで雨宿り

「あら♪ いい場所 見つけたね☆」

キャリーワゴンで雨宿り

参考 アウトドア キャリーカートの選び方とオススメ商品の記事

アウトドアキャリーカートを比較してみました。選定ポイントと用途別におすすめ商品をご紹介します。 以下の順にご紹介します。(必要な箇所を...

雨具で完全防備

雨の設営撤収を快適にするコツは

雨具で完全防備する

これにつきます。

レインウェア(カッパ)を着る

中途半端な雨具を着ていると洋服が濡れてしまって着替えが足りなくなったり、 雨に気をとられて足を滑らしたりして危険。

雨が降っている時にはレインコート(上下)と長靴まで履いて、濡れない格好で作業すると楽です。

特に長靴はお金をかけても良い箇所だと感じます。濡れや汚れを気にする必要がなくなるので、作業効率も良くなります。暖かい時期ならサンダルでも良いですね。

野鳥の会 レインブーツで雨の作業

雨具は防水性だけでなく浸透圧も気にして選ぶと良いです。浸透圧は動いて汗をかいた時に中の蒸れた空気を外に逃がしてくれる機能の高さ。浸透圧の無いビニール製の雨具だと、中で汗をかいて結局びしょ濡れになってしまう(笑)といったことになります。

参考 我が家が使ってるレインウェア・レインシューズは、雨キャンプの必需品と持ち物の記事で紹介しています。

雨の日キャンプを楽しむ「唯一の秘訣」があります。また、雨の日の楽しみ方とデメリットをご紹介。雨の日でも楽しめるように雨対策とその工夫をまとめました。

「タープを最初に設営」が得策とは限らない

雨キャンプの設営では、タープを最初に立てるというのがセオリーとして知られています。

ですが、これは必ずしも当てはまるものではなく、テントのサイズによります。

「タープを先に設営」は必ずしも当てはまらない
  • タープを先に設営すると良い … 小~中型テント
  • タープは後で設営すると良い … 大型テント
タープの下でテントの設営ができるかが判断ポイント

我が家の場合は大型のトンネルテントを使っています、その際に先にタープを設営して荷物を降ろしたのですが、結局テント内に荷物を運ぶことになったり、タープをテントに合わせて設営し直すという二度手間になりました。

大型テントなら、最初からテントを設営して、車から直接荷物を運んだ方が良い

ですね。

テントと車を連結して荷物を運ぶ

一方、ドーム型テントやソロテントなど、タープの下で設営作業ができるテントであればタープを先に設営してしまった方が設営作業がしやすくなります。

タープの下でテントが設営できるなら、タープを先に設営する

雨の日にソロテントをタープの下で組み立てる

小型のテントならタープが先です。

  1. 一番最初にタープを設営
  2. タープの下でテントを設営
  3. タープに車を横付けして荷物を降ろす

インナーテントを立ててからフライシートをかぶせる構造になっているので、寝室を濡らさないためにもタープ下で設営したほうが良いです。

タープの張り方

タープの張り方で注意すべき点は3点。

  1. テントと連結する
  2. ポールは低めに設営
  3. 雨水の逃げ道を作る

テントとタープは連結してレイアウト

雨の日はテントとタープを連結するのが良いです。

テントのリビングスペースとタープのリビングスペースを連結することで広々と過ごすことができます。

タープを連結する

参考 タープは大きめが良いかも

とはいえ、大型テントとタープを連結するのがなかなか難しい。

テントのキャノピーとタープを連結

微調整が面倒なので、テントを覆ってみたりしましたが…。なんだか狭い(笑)

カマボコテント2とターブ 斜めから

こういう時にタープを大きめにしておけば良かったと思います。

やっぱり、タープは大きいめが良いかも

※大きいと雨に濡れて重くなり、風に煽られやすくなるので、やり過ぎも禁物。

ポールを低くしてリスクを減らす

タープが雨に濡れると重くなります。

風に吹かれたり、雨水が溜まったりと、晴れの日と違ってリスクが多く、細かな気配りも面倒なのでポールの高さを低くして風の影響を減らしておくと安心です。

雨の日にソロテントをタープの下で組み立てる

雨水の逃げ道を作る

雨キャンプでは雨水を溜めないようにするのが一番大事!

キャノピーに雨水が溜まる

タープに雨水が溜まって、逃げ道がなくなってしまうとタープが倒壊してしまいます。そのため意識的に高い箇所と低い箇所を作って水が流れ続けるようにする必要があります。

全て同じ高さのポールで設営するのではなく、メインポールを一段高くするなどして傾斜をつけて設営すると良いです。

下の写真では、一番の奥のポールを高くして雨水が流れるように設営しています。

テントとタープのレイアウト

テントの設営方法

雨の日のテント設営で注意すべき点を紹介します。

張り縄(ガイロープ)は全て張る!

雨の日には、テントの張り縄(ガイロープ)は全て張ります。

アメニティドームのガイロープを張る

  • テントは(正しく設営すれば)雨水を逃す作りになっている
  • 雨や風の力を分散して受け流せる

雨で濡れたテントは重くなるので、ポールにかかる負荷がかからないように、張り縄で力を分散しておけると安心です。

特にドームテントやソロテントはフライシートをしっかりと張り縄で横に広げておかないとインナーテントを濡らしてしまいます。

フライシートのロープが張れていないとインナーテントが濡れる

設営時に張り縄を怠ると、夜中に寝巻で雨に降られながら補強することになるので面倒★

グランドシートは小さく敷く

雨水をテントの下に引き込んでしまわないようにするため、テントの下に敷くグランドシートは、テントの底より小さく折る必要があります。

アメニティドームのグランドシートにブルーシートを使う

上の写真はイマイチな敷き方★

グランドシートは、テントの外から見えないように小さめに敷く

グランドシートが大きい時にはインナーテントの下に折り込んで調整します。

詳細はグランドシートの記事を参照ください。

とはいえ、寝室の下に水たまりができてしまうとグランドシートを小さく敷いても水浸しになってしまったので、浸水の恐れがある時にはリビングシートのように四隅を立てたほうが良いのかもしれません。

テントの違いによる設営手順

テントのタイプによって設営手順が変わるので、簡単にまとめます。

アメニティドームの設営

アメニティドームのドーム型のテントは、先にタープを設営してその後にタープの下にテントを組み立て、最後にタープと連結できる位置にテントを移動してペグダウンすると楽チン。

ハンギングチェーンをタープと木に渡す

ソロキャンプ用の小型テント

ソロキャンプ用の小型テントであれば、テントの真下にタープを入れてしまうと良いです。

雨の日にソロテントをタープの下で組み立てる

大型テント

大型テントは、雨具をしっかり着て雨に打たれながら設営(笑)

雨の中、大型テントを設営

ペグが抜けやすくなるのでシッカリ打ち込む

塗装ペグを使う(鍛造)

雨の日は、地盤が緩んだり、雨が張り縄を伝うので、ペグに雨が集まって抜けやすくなります。そのため、しっかりペグを打ち込みます。

車のトランクをテント・タープ下に入れて荷降ろし

個人的には、雨の日の設営・撤収で一番差がつくのが「荷積み・荷降ろし」だと思っています。

荷物降ろしのコツは

荷降ろし・荷積みのタイミングで、車のトランクをテント・タープに近づける

タープと車を接続して荷降ろし

車の向きを変えて効率的な動線が確保できるなら、面倒がらずに車を移動すると良いです。
重いものを運ぶ距離が縮まれば、足腰への負担も減ります♪

テントと連結してそのまま過ごしても良いですね。

テントのキャノピーと車を連結

テント・タープの雨対策 6つの注意点

雨キャンプでは設営が終わってもテントやタープに気を配っておく必要があります。

【最重要】雨水を逃がす

雨キャンプで一番気をつけないといけないのがテントやタープに雨水を抱えてしまうこと。

  • タープが破ける
  • ポールが折れる
  • 倒れてくるポールで怪我をする
  • タープ下のキャンプ用品が浸水して壊れる

といったリスクがあります。

設営して30分ほどしたら、雨水が溜まっていないか見回りする

キャノピーに溜まった雨水

設営した時に、傾斜をつけて対策したつもりでも生地がたわんで水を溜め込んでしまうことが多々あります。

少し時間が経ってから雨水が溜まっている箇所が無いか見回りすると良いです。

キャノピーに溜まった雨水を逃がす

水が溜っているのを見つけたら、水が流れるように調整します。

  • ポールの高さを変える
  • 生地をピンと張る

サイトを離れる時は不要なポールを降ろす

雨の日にサイトから離れる時には、不要なポールを降ろします。

ポールを降ろしたり、低くしておくことで雨風の影響を受けにくくなります。
※ポールは完全に外さなくても、斜めに傾けることで高さを調整できます。

雨の日にサイトを離れる時にはポールを下げる

誰もいない時に何かが起きても対応ができず、他の方にも迷惑をかけてしまうので、可能な限り安全な状態にすると安心♪

我が家の失敗談 ~ タープが水風船のように

我が家も一度大失敗したことがありました。

写真は撮り忘れましたが、お風呂に入っている時にサイトを離れている時に夕立ち。サイトに戻るとタープが巨大な水風船のように膨れ上がって今にもはちきれそうな勢い。

水風船の爆発

あの時は本当に焦りました。異様な光景に翻弄されて、写真を撮る余裕がなかったのが唯一の心残り。

あと1時間遅れたらタープに溜まった大量の水を支えきれなくなりタープが倒壊。下に置いてあったキャンプ用品が水浸し。 LEDランタンやポータブル電源などの電気機器は故障ですね。

ペグや張り縄の緩みがないかチェック ~ 日が落ちる前に

寝ている時にトラブルが起こるとすぐに適切な対応ができなかったりします。

特に雨の日のペグや張り縄の役割は重要なので、日が落ちる前に必ず見直しています。

スカイパイロットTCの張り縄

設営から時間が経っていると雨や風の影響でペグや張り縄が緩んでしまっていることが多いです。また、緩んだ箇所は負荷がかかりやすい場所なので、重点的に補強しておきます。

日が落ちる前にペグや張り縄をチェック。緩んだ箇所は補強。

ペグが抜けやすい箇所は、長いペグに変えたり、ペグの本数を増やしたりして補強しておきます。

ガイロープからペグに水が伝わっている場合は、水の逃げ道を作るとよいです。手前に紐を結んだり、物を引っ掛けたりすると流れが変わります。

テントが雨漏りしたときの対策

万が一テントが雨漏りしたらすぐに応急処置が必要!

結露でインナーテントの天井に水たまりができた

我が家は経験したことがないのですが、もし雨漏りが発生したら

  • タープの下にテントを入れる
  • ブルーシートをかぶせる
  • ビニール袋をかぶせる

といった対策が考えられます。

現地で補修・修理するのは無理なので、アイデア勝負ですね(笑)

最悪の事態「浸水」も頭の片隅に入れておく

冒頭でご紹介しましたが、我が家は、過去に2回テントが浸水しています(笑)

雨キャンプで水浸しのテント内

その時の教訓としては、雨がひどくなりそうな時には

浸水対策
  • 荷物はなるべく高い所に上げておく
  • 濡れて困る物や、使わない物は車にしまって寝る

といった対策ができると理想的。

まさかテントが浸水するとは思っていないので、2回も失敗しているのですが(笑)

強い雨が降る予報の時は、念には念を入れて対策しておく

といったことができると良いと思います♪

テントが浸水するほど大雨の時には、寝ている時に激しい雨音で起きたりします。雨が激しい時は、そのまま二度寝をせずにテントの見回りや、ペグ張り縄の再確認をしておくと良いです。

浸水したら「溝を掘る」ではなく「撤収」を考える

浸水時に「溝を掘る」という対策も目にしますが、最近では現実的ではないです。

「溝を掘る」ではなく「撤収!」

浸水したテント

ネットで溝を掘る情報を見かけますが、実際の体験談や写真は昔のもの。
また、今どきのキャンプ場は整備されているので溝を掘らなくても浸水しにくいです。

また実際に浸水した身からすると、

  • オーナーに掘る許可を取るのは現実的ではない(そんな猶予ない)
  • スコップも無い
  • 硬い地面を掘るのは相当な労力がかかる
  • 溝を掘る時間があるなら撤収すべし
  • 溝を掘って回避できるレベルではない

といった感じで、個人的にはあり得ない!

※実際に試してもいないのに「溝を掘る」という対策を紹介しているサイトは信用しない方が良いです★

浸水したら撤収!
身の安全が第一☆

我が家は撤収するほどの大惨事に見舞われたことはないのですが、

夜に浸水して水浸しになったら、

  1. 濡れて困る物から車に退避
  2. オーナーに連絡して別サイト・コテージなどに避難
  3. 連絡がつかないなら車中泊か帰宅

といった対応になるかと思います。

ちなみに、大雨の時は急に水たまりができます。周囲に大雨が降って、水が流れ落ちて一箇所に集中。といった感じ。

普通に考えると「床上浸水」は 災害

撤収方法 10技術

ここからは、雨キャンプでの撤収方法のポイントについて紹介します。

基本的な考え方は設営の時と同じなのですが、撤収ならではのテクニックもあったりするので、そのあたりを重点的に解説していきます。

テント内で荷物をまとめておく

雨キャンプの撤収は手際の良さが大事♪

カフラーノのコーヒーミル(クラインダー)をコーヒー道具入れに入れる

個人的に撤収時に一番もたつくと感じるのが、散らかっている小物類などを収納ボックスのにしまうこと。一通りしまったと思っても、さらに小物が出てきて収納ボックスを再び開けてしまう。なんてことを繰り返してるような気がします。

雨具のガッツリ着込んで撤収している時に小物類の片付けに手を取られてしまうと効率が悪い…。

そのため、雨具を着て撤収作業に取りかかる前に、テントやタープ下で片付けられるものを極力片付けてから撤収作業に取り掛かるようにしています。

小物類は収納ボックスなどに入れて車載するだけにしておく

特に食器類などは、最後まで残って面倒です。朝食で使った調理器具や食器類などは洗って、水気を切って、拭いて、スタッキングして片付けたりしていると時間がかかるので、洗わずにクーラーボックスにブチ込んで持ち帰ることも多いです(笑)

普段の撤収の時にも使えるテクニックですね。

雨が弱まるタイミングを狙う

設営で紹介した内容と同じです。

タープのポールを降ろす

天気予報雨雲レーダーなどを使って雨が降るタイミングを見極めるのが大事。

特に撤収が遅れたために、雨に降られたり、雨足が強くなったりすることもよくあるので、場合によっては朝ごはんを食べずに早朝から撤収するといった選択もありえます。

雨が降るのを知らずにのんびり撤収していてテントやタープを濡らしてしまった…。となると自宅での片付けも一気に面倒になります★

レイトチェックアウトという策もある

午後から雨が止む場合にはレイトチェックアウトも有効な対策です。

時間に余裕がある時には、時間をズラすことで効率的&有意義に時間を使えます☆

キャンプ場で乾燥

雨具で完全防備

設営で紹介した内容と同じです。

雨撤収は濡れても良い服を着るのもアリ

小雨程度であれば、濡れても良い寝巻きや前日に着た服で撤収作業をしてしまうこともあります。

上は雨具を羽織って、下は濡れても良い服で作業する事が多いです。特に、ズボンは寝巻のスウェット、足元は濡れても良いサンダルで撤収作業することが多いです。

濡れたら撤収が終わってから新しい服に着替えますし、湿った程度の濡れであれば、そのまま温泉に入って帰りに着替えて帰ります。

逆に、服で撤収していて濡れてしまい、寝巻に着替えて帰ることも(笑)

車のトランクをテント・タープ下に入れる

こちらも設営と同じ。

撤収時の注意点は、周囲の方が寝ている時間は、車の移動は避けること★

荷物をタープ下に移動 & 車に積み込む

荷物を整理しながら車に荷積みしていきます。

テントとタープと車をを連結

我が家の場合は、荷積みの順番があったりするので、タープ下に一旦荷物をまとめるのですが、その必要がないなら直接車載するのがベスト♪

また、タープを出さない時には、テントの脇に車を付けて荷物を積んでいきます。

テントとタープを片付ける ~ 車は離す!

荷物が片付いたら、最後にテントとタープを片付けます。

タープ下のスペースを活用しながら、テントを片付けていくと効率的です。

また、車は面倒がらずに少し離した場所に移動させると良いです。

タープを撤収する時には車を離す

タープを片付けようとペグを抜いたら、ポールが倒れて車に傷をつけたらガッカリ★

テントのポールを抜いたら「ビヨン♪」ってしなって車を傷つけたらゲンナリ★

我が家も何度もヒヤリ・ハットしています(笑)

大容量のドライバックが便利

濡れたテント・タープを濡れたまま収納袋に入れて持ち帰ると水が滴って車内を濡らしてしまいます。

そのためゴミ袋など大きめのビニール袋を持っていくと車を濡らさずに済みます。

ちなみに、我が家では大容量のドライバック(70L)を使っています。

雨撤収で泥に汚れて濡れたテントをドライバックに入れる

ゴミ袋だと、傷をつけて穴を開けてしまう心配がありますが、ドライバックは丈夫なので安心感が全く違います。

あると便利なドライバッグ(スタッフバッグ)。 水遊びの際や、キャンプでの雨撤収で大活躍してくれます。 濡れものをガバっと収納できて、...

汚れたまま持ち帰り、自宅で片付ける

雨だと、色々なキャンプ道具が濡れたり汚れたりします。

その場で綺麗にして持ち帰りたい気にもなるのですが、我が家の場合は

キャンプ道具は汚れたまま持ち帰って自宅でメンテナンスする

と割り切っています。

スタークアール(Starke-R)ボックスは撤収直前まで椅子として使えて便利

  • ペグを綺麗に拭いたり
  • テントの汚れを払ったり

といった作業は、自宅でもできる(&作業もはかどる)ので現地では適当に切り上げるようにしています。

雨は神経を使うので、あまり現地で頑張りすぎない

というのも雨キャンプを嫌いにならず、楽しむためのコツかもしれません。

撤収が終わったら「楽しんで」帰る

撤収作業終わったら着替えて帰りの準備。

自宅に帰ってからの片付けのことは一旦忘れて☆

  • 温泉に入る
  • 美味しいものを食べて帰る
  • 道の駅やサービスエリアで奮発!
  • 翌日の朝ごはん用に美味しいパンを買って帰る

など、楽しんで帰りましょう♪

星野リゾート トンボの湯

星野リゾート 村民食堂 内部

星野リゾート 村民食堂のごはん

星野リゾート 村民食堂 プリン

プリンにむさぼりつく息子

参考 第65営 自粛解除で即キャンプするも…、顔面擦り、雨に打たれ、焚火台忘れ、衝撃の別世界に打ちのめされる

普段のキャンプと違って雨キャンプでは我慢を重ねてストレスを抱えがちなので、家に持ち帰らないように発散してくださいね♪

お疲れさまでした☆

雨キャンプから帰ってきたら、テント・タープの乾燥を忘れずに♪

さて、雨キャンプから帰ってきてやることはテントタープの乾燥…。

疲れているので面倒ですが、安心してください☆

最低限、帰ってきてた日にやることは1つ!

「ぶちまける♪」

テントをベランダに置く

詳細はテントやタープを乾燥させるテクニックの記事で紹介しています。

テントを乾燥させるテクニックを紹介します。 キャンプ場や自宅で乾燥させる「全部で21の技」 我が家が 現場で試行錯誤しながら身に...

まとめ

雨の日のテント・タープの選び方から、設営・撤収方法のコツや、 過ごし方の注意点まで、我が家のリアルな経験をもとに紹介してきました☆

我が家の経験が少しでも役に立てば記事にした甲斐があります♪

参考 雨キャンプ全般に関する記事はこちら

キャンプ歴5年の我が家が「雨キャンプの全て」を紹介します。 雨の日にキャンプするか迷っている方や、チャレンジしたい方に役立つ情報をまと...

雨キャンプで知っておくべきことを網羅的に紹介しているので必見です。

雨キャンプ テント・タープの設営・撤収方法と雨対策 (まとめ)
  1. 雨の日のテント・タープ選び
    1. ポイントは「リビングスペースの快適さ」
  2. 設営方法 15の対策
    1. 設営場所を「注意深く」見極める
    2. お座敷スタイルよりは土間スタイル
    3. 雨が弱まるタイミングがありそうなら待つのもアリ
    4. テントとタープは連結してレイアウト
    5. 設営用の作業スペースを確保 ~ 車のバックドアなど
    6. 雨具で完全防備
    7. 「タープを最初に設営する」が得策とは限らない
    8. タープの張り方
      1. テントと連結する
      2. ポールは低めに設営
      3. 雨水の逃げ道を作る
    9. テントの設営方法
      1. 張り縄(ガイロープ)は全て張る!
      2. グランドシートは小さく敷く
      3. タイプによって手順が違う
    10. ペグが抜けやすくなるのでシッカリ打ち込む
    11. 車のトランクをテント・タープ下に入れて荷降ろし
  3. テント・タープの雨対策 6つの注意点
    1. 【最重要】雨水を逃がす
    2. サイトを離れる時は不要なポールを降ろす
    3. ペグや張り縄の緩みがないかチェック ~ 日が落ちる前に
    4. テントが雨漏りしたときの対策
    5. 最悪の事態「浸水」も頭の片隅に入れておく
    6. 浸水したら「溝を掘る」ではなく「撤収」を考える
  4. 撤収方法 10の対策
    1. テント内で荷物をまとめておく
    2. 雨が弱まるタイミングを狙う
    3. レイトチェックアウトも考える
    4. 雨具で完全防備
    5. 車のトランクをテント・タープ下に入れる
    6. 荷物をタープ下に移動 & 車に積み込む
    7. テントとタープを片付ける ~ 車は離す!
    8. 大容量のドライバックが便利
    9. 汚れたまま持ち帰り、自宅で片付ける
    10. 撤収が終わったら「楽しんで」帰る
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