2023年 非金属タイヤチェーンのオススメ品を紹介☆
我が家ではタイヤチェーンを使っています。2023年の最新モデルや売れ筋ランキングを踏まえてオススメ品を紹介します。
安い中華製が上位に並んでいますが…、特にノーマルタイヤに履かせる場合は命に関わるため商品選びは慎重に☆ (JASAA認定品じゃないと関越トンネルを装着したまま走れません)
実店舗に足を運んだり、調べたりした経験から、オススメの非金属タイヤチェーンと選び方をご紹介します。実際にタイヤチェーンを使った経験から、その効果や注意点もお伝えします。
タイヤチェーン選びの参考になれば幸いです。
参考 タイヤチェーンとスタッドレスでタイヤで迷っている方は、両者を比較した記事を先に見ると良いと思います。

オススメの2商品(厳選)
最終的に比較検証の対象となったのが2種類のタイヤチェーンでした。
まずは、ザッとご紹介し、最後に比較表で比べてみます。
この2種類は、カー用品店に実際に並んでいるので、実物が気になる方は実際に見に行くのも良いかと思います。
バイアスロン クイックイージー
バイアスロン クイックイージーは、3箇所を手動でロックすることで装着するタイヤチェーン。Amazon売れ筋ランキング(車用タイヤチェーン)でNo.1の売れ筋商品です。<2022/12/05時点>
実際に我が家が購入して、4年間使っている商品です。
実績があり信頼できて、比較的価格が安いのが特徴。
- 非金属チェーンの国内販売台数No1(メーカー調べ)
- 国内自動車メーカーの純正品として採用
我が家で3年使っていて大満足のアイテム♪
実際に装着た時・走行してみても大満足のアイテムです。
詳細はバイアスロン クイックイージーのレビュー記事を参照ください。動画で走行振動、素人が装着にかかった時間などを紹介しています。

イエティ スノーネット
イエティ スノーネットはタイヤ全面をゴムで覆うタイプのチェーン。
メーカーサイトには「乗り心地はノーマルタイヤとほぼ同じレベル」と紹介されています。実際、形状を見ても継ぎ目がほとんどなく、精密機器を積んだ救急車で採用されている実績もあります。
Amazon売れ筋ランキング(乗用車用スノーチェーン)でランクインしている売れ筋商品です。<2022/12/05時点>
自動締め付けのワイヤで装着するため装着も簡単。
タイヤチェーンの比較表
ご紹介した2商品を比較表で比べてみます。メリット:赤字
バイアスロン クイックイージー | イエティ スノーネット | |
---|---|---|
装着方法 | ロック3箇所 | 自動締め付け (スプリング) |
装着しやすさ | ○ | ◎ |
スパイクピン数 | 108個 | 66個 (商品写真より) |
チェーンのカバー率 | △ | ◎ 全周 |
乗り心地 | △ | ◎ ノーマルタイヤと ほぼ同レベル |
材質 | 樹脂 (高性能TPU) | ゴム |
耐久性 | 50km/hで通常走行、 雪路・非雪路を問わず 約1000km | 50km/hで 国道~高速道を走行、 800km~1000km をクリアー |
チェーン規制対応 | ○ | ○ |
第三機関認定 | JASAA認定品 TUV認定品 | JASAA認定品 |
実績 | 非金属チェーン 国内販売台数No1 (メーカー調べ) 国内自動車 メーカーの 純正品で採用 | 救急車 で採用 |
修理 | 部分修理 が可能 | 代品交換 |
ケース | ハード ケース | 収納袋 |
実売価格 | 2万5千円 | 3万円 |
- 実績と価格を優先 … バイアスロン クイックイージー
- 走行時の静かさ … イエティ スノーネット
「バイアスロン クイックイージー」が一番お手頃な価格で実績もある商品。実際に我が家も使っていますが、装着も簡単で、雪面での走行性能や振動に関しては問題ないレベルだと感じます。
「イエティ スノーネット」は自動締め付けタイプで装着が簡単。走行時の静かさは救急車に採用されているほどの実力。
非金属タイヤチェーンの選び方
非金属タイヤチェーンの選び方についてご紹介。
選定ポイントを知らないと、粗悪の商品を掴んでしまう可能性があります。タイヤチェーンは命に関わるアイテムなので、しっかりとチェックする必要があります。
今回ご紹介した3商品は、これらの条件を満たしていますが、他の商品を選ぶ時には注意すべきポイント。
JASAA認定品
まずは、JASAA認定品であるかが一番のポイント。
JASAA認定品は様々なテストが実施されています。制動性(ブレーキの効き)、登坂性、耐久性、緩衝性、空転性。
JASAA認定品の主な性能基準は?
JASAA認定品は、(一財)日本自動車交通安全用品協会規格FASA432及びFASA433が規定する次の性能基準を満たしています。
制動性:
4輪普通タイヤ車(FF)の駆動輪にのみ装着した場合、4輪とも冬期用標準タイヤの場合との対比で、圧雪路で105%以上、氷盤路で120%以上であること。(40km/h)登坂性:
勾配平均が12%の圧雪路及び勾配平均が8%の氷盤路を途中発進した時に、滑らかに登坂できる登坂性であること。耐久性:
600kmの融雪、圧雪路の走行テストを行っても装置の破損、スパイクの脱落及び各部に異常がないこと。(50km/h)緩衝性:
70km/hの速度で連続5km以上走行した時、装置の破損、スパイクの脱落、車体への接触など各部に異常がないこと。空転性:
氷盤上で20km/hの速さで5秒間づつ連続5回空転を行った時、装置の破損、スパイクの脱落など各部に異常がないこと。
また、関越トンネルはJASAA認定のチェーンじゃないと走行できません。
参考 JASAA認定ではない安価な商品に注意
Amazon売れ筋ランキング(車用タイヤチェーン) の上位には、1万円以下の海外製のタイヤチェーンが並んでいますが、JASAA認定品ではない商品が多いです。そのような製品は「1回使っただけで切れた」という口コミが見受けられるので、商品選びの際にはご注意ください。
実績があり・信頼できるか
次に気にしておくと参考になるのが「実績があり信頼できるか」というポイント。
今回ご紹介したバイアスロン クイックイージーは、自動車の純正品としても採用されていたり、国内シェアNo.1の実績があります。
また、イエティ スノーネットも救急車で採用されているということから、走行時の静かさが評価されている証拠です。
装着方法が簡単か
商品選びの際には、装着方法も確認しておくと良いです。
装着に手間がかかってしまうチェーンは使い勝手が悪いです。特に、お父さん一人でチェーンを装着することを想定すると、簡単に装着できるのが理想的。
我が家は、今回選定した3商品の中で一番装着に手間がかかる「バイアスロン クイックイージー」を使っていますが、それでも片輪80秒で装着することができたので、1人で作業しても5分もかかりません。(下記動画参照)
私以外に、お嫁様が装着している動画は、バイアスロン クイックイージーのレビュー記事でご紹介しています。
実際に、雪に降られながらタイヤチェーンを装着してみましたが、マイナス5℃ほどの環境で元気よく作業できたのは5分~10分ほど。その後は手が凍えてきてしまい作業が厳しくなってきます。(付属の軍手の場合)
(雪に降られて、手は濡れるし、寒い!)
今回ご紹介した3つの商品であれば問題ないレベルですが、安い商品を選ぶ場合はご注意ください。
参考 防水性の高いロング手袋を準備しておくと快適に作業ができます。洗車にも使えて便利。
非金属チェーンの豆知識
実際に非金属タイヤチェーンで雪道を走ってみました。
その時の注意点や、実際に使ってみた感想をご紹介します。
非金属チェーン装着時の速度は50km/h以下
非金属チェーンを装着した時の走行速度は50km/h以下とされています。
50km/h以上の速度を出してしまうと、チェーンが破損する恐れがあったり、チェーンが破損しなくても、寿命を縮めてしまうことになります。チェーン装着時は50km/h以下で走るのが鉄則。
またスピードを出しすぎると、車の制御が効かなくなる可能性もあります。
50km/h以下だと他の車の流れが気になるところですが、実際に雪道の一般道を走っている車は50km/h以下がほとんどです。自信を持って50km/hで走っていれば良いと思います。自分の車でつっかえていると感じたら道を譲ってあげればOK。
また、高速道路で走行する時にはスタッドレスタイヤを履いた車にビュンビュンと抜かれるので、左側をゆっくり走行することになります。タイヤチェーンを履いた車は結構いるので、気にすることはありません。
実際にチェーンで一般道や高速道路を走行している動画は、バイアスロン クイックイージーのレビュー別記事でご紹介しているので参考にしてみてください

チェーンの効果
雪道素人の私が、初めてチェーンを装着して雪道を走ってみましたが、安全運転をしていれば走行性はチェーンで全く問題ないレベルだと感じました。
うちのお嫁様も同じ感想。タイヤが滑る感覚は全く無かったで安心して運転できました。
バイアスロンシリーズのチェーンはスパイクピンが100個以上ついているので、アイスバーンに強い作りになっています。また新雪・深雪ではスタッドレスタイヤよりタイヤチェーンの方が走行性能が高いです。
チェーンを装着した時の車の運転で注意が必要なのがカーブ。チェーンは駆動輪にだけ装着するため、前輪・後輪のグリップ力が違うことから、カーブを曲がる時は滑りやすくなります。
雪道運転で気をつけたポイントはこら
- スピードは50km/h以下
- カーブは超減速
- ハンドル操作は緩やかに
- ブレーキは、ゆっくり踏む
(ブレーキを踏まなくて良いアクセルワークが理想)
スタッドレスタイヤが良いかチェーンが良いかという話もありますが、アイスバーンや超豪雪などのコンディションが悪い状況じゃなければチェーンで十分だと感じます。
一番気をつけないといけないのが「安全運転のペースを守ること」だと感じました。雪国に行くと、地元の方のスタッドレスタイヤ車が多いので、チェーン装着者は周囲のペースにのまれないようにするのが大事!
耐久性・寿命について
タイヤチェーンの寿命(目安)はこちら。
※今回ご紹介したバイアスロンシリーズ、イエティ スノーネットの場合
- 5年経過
または - 走行距離 1,000km
50km/h以上の速度で走行したりするとチェーンが破損して寿命が縮むので注意が必要です。
5年は、ゴム・樹脂の経年劣化の目安時期。
走行距離は、メーカー独自で走行テストを実施している場合はその距離が寿命の目安。JASAAの認定品なら少なくとも600kmの走行テストが実施されています。
ちなみに、東京から新潟県の湯沢近辺のスキー場に行く時には、だいたい関越道を超えた「土樽PA」から冬タイヤ規制がかかります。そこから近隣のスキー場までは30km以内なので、往復で60km。タイヤチェーンの走行距離の寿命が1,000kmだとすると、16回往復すると寿命を迎える計算です。
1,000kmは、東京から新潟県の湯沢近辺のスキー場間を16回往復
※今回ご紹介したバイアスロンシリーズ、イエティ スノーネットの場合
まとめ
最後に非金属チェーンの選び方、注意点、おすすめ商品についてまとめます。
- JASAA認定品を選ぶ
- 実績があり信頼できる商品か
- 装着方法は簡単か
- 走行速度は50km/h以下
- 普通の雪道を安全運転していればチェーンで問題なし
- チェーンの寿命は5年経過、走行距離1,000kmが目安
タイヤ全体を覆う形状で走行時の振動が少ない「イエティ スノーネット」
この2商品から選ぶと良いと思います。
その他の商品については、Amazon売れ筋ランキング(車用タイヤチェーン) を覗いてみてください。安い中華製が上位に並んでいますが…、特にノーマルタイヤに履かせる場合は、命に関わるため商品選びは慎重に☆
参考 タイヤチェーンとスタッドレスでタイヤで迷っている方は、両者を比較した記事が参考になると思います。
