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タイヤチェーンとスタッドレスタイヤどちらが良い?走行性能・コストを徹底比較

スタッドレスタイヤ・チェーンで雪道を走行 キャンプのトピック
この記事は約14分で読めます。

「タイヤチェーン」vs「スタッドレスタイヤ」の走行性能・寿命・コストを比較してみました。検証動画を交えながら考察しています。

我が家は、4年間 非金属タイヤチェーン「バイアスロン クイックイージー」で雪山に通っています。そのため、

当事者が本気で調べた濃い内容!

になっていると思います。

どちらにも強み弱みがあるので、上手に使い分けをすると良いです。

こんな方に役立つ記事です。

  • 「タイヤチェーン」と「スタッドレスタイヤ」で迷っている方
  • 事故を防ぐために、ぞれぞれの特性を知っておきたい方
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タイヤチェーンとスタッドレスタイヤどちらが良い?

普段、雪が降らない地域に住んでいる我が家ですが、子供が大きくなり、冬になるとスキー・スノーボードにでかけたり、冬キャンプに出かける機会が増えてきました。

雪のある地域に行く時に必要なのが「タイヤチェーン」や「スタッドレスタイヤ」。良い機会だったので、どちらが良いのか徹底的に調べてみました。

今回比較した3パターン
  • ノーマル … ノーマルタイヤ
  • チェーン … ノーマルタイヤ + タイヤチェーン(非金属 スパイクピン付き)
  • スタッドレス … スタッドレスタイヤ

これらについて、走行性能・寿命・コストを比較していきます。

結論

ここから長くなるので、先に結論をご紹介。

コスパならチェーンで決まり! 一般的な雪道はチェーン&安全運転で問題なし

スタッドレスタイヤにするメリットは、走行時の振動がないこと&50km以上のスピードが出せること。頻繁に雪道を走るならスタッドレスで決まりです。

詳細まとめ
  •  走行性能
    • 両者に一長一短はあるが、普通の雪道なら安全運転すれば問題なし
    • スタッドレスは圧雪路に強いが、新雪・深雪のスタック、アイスバーンに注意
    • アイスバーンでは、チェーンの制動距離が一番短い
    • チェーンはカーブを走行する時のスピンに注意(30km/hでスピン)
    • チェーンは圧雪路での制動距離がノーマルタイヤとそんなに変わらない
  • 寿命
    • スタッドレス … 3~4年、走行距離10,000km
    • チェーン … 5年、走行距離1,000km(雪道のみ)
  •  コスト
    • スタッドレスタイヤ … 21万円 (10年間)
    • タイヤチェーン … 4万円 (10年間)
    • 雪道を走る距離が年間1,000km以下ならチェーンがお得♪
      (東京~新潟<湯沢地方>を16往復)

ということで、我が家は毎年スキーに数回行く程度なのでチェーンにしています。

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ここからは、チェーンとスタッドレスの比較検討の根拠、条件などについて、順番にご紹介していきます。

タイヤチェーンとスタッドレスタイヤの走行性能を比較

YouTubeで公開されている「JAFユーザーテスト」の動画が参考になるので、その検証結果を元に考察していきます。

走行性性能の比較まとめ
  • 両者に一長一短はあるが、普通の雪道を安全運転すれば問題なし
  • スタッドレスは圧雪路に強いが、新雪・深雪のスタック、アイスバーンに注意
  • アイスバーンでは、チェーンの制動距離が一番短い
  • チェーンはカーブを走行する時のスピンに注意(30km/hでスピン)
  • チェーンは圧雪路での制動距離がノーマルタイヤとそんなに変わらない

ブレーキ(制動距離)

まずは、制動距離(ブレーキ踏んで止まるまでの距離)について。

試験内容

40km/hの速度からブレーキを踏み、制動距離を測定

結果考察
  • 圧雪路ではスタッドレスタイヤが有効
  • 圧雪路では、チェーンとノーマルタイヤはそんなに変わらない
  • アイスバーン(氷盤路)では、チェーン(スパイクピン付き)が有利

圧雪路の制動距離

※下記動画をクリックすると「検証結果のまとめ」箇所から再生されます。

制動距離
ノーマル 29.9m
チェーン 28.4m
スタッドレス 17.3m

アイスバーン(氷盤路)の制動距離

※下記動画をクリックすると「検証結果のまとめ」箇所から再生されます。

制動距離
ノーマル 105.4m
チェーン 59m
スタッドレス 78.5m

登坂

試験内容
  • 圧雪路の勾配12%、20%の坂道を登れるかテスト
    • 平坦からの発進
    • 坂道途中からの発進
  • アイスバーン(氷盤路)の勾配9%の坂道を登れるかテスト
    • 平坦からの発進
  • 新雪・新雪を、スタッドレス・チェーンで登れるかテスト

参考 国の道路構造令第により、車道の縦断勾配は最大12%と規定されています。※道路構造令の各規定の解説 – 国土交通省

結果考察
  • 圧雪路の坂道登坂はスタッドレスタイヤが優秀
  • アイスバーン(氷盤路)に関しては、チェーンとスタッドレスの比較データなし(未検証)
  • スタッドレスタイヤにチェーンを装着すると登坂性能が上がったため、チェーンが効果的なのが分かる。
  • 新雪・深雪の状況では、チェーンのほうが効果的。

圧雪路

※下記動画をクリックすると「検証結果のまとめ」箇所から再生されます。

- YouTube
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勾配12%
平坦発進 坂道発進
ノーマル × ×
チェーン
スタッドレス
勾配20%
平坦発進 坂道発進
ノーマル × ×
チェーン × ×
スタッドレス ×

アイスバーン(氷盤路)

勾配9%

※スタッドレスタイヤをベースとした試験のみ

平坦発進
スタッドレス ×
スタッドレス+チェーン

 

試験結果について

制動距離ではスタッドレスタイヤよりチェーンのほうが優秀だったため、アイスバーン(氷盤路)におけるノーマルタイヤ+チェーンの登坂テストが無いのは残念。

新雪・深雪

新雪で雪がフカフカ残っている場合には、スタッドレスタイヤでは登れず、タイヤチェーンのほうが登れるという検証動画があります。(タイヤチェーンメーカーの検証動画)

 

また、2018年冬から適用された「タイヤチェーン義務化(チェーン規制)」は、大雪による大規模なスタックが発生したことより制定されています。新雪・深雪ではスタッドレスタイヤよりチェーンのほうが走破性が高いことの裏返しです。

カーブ(旋回)

圧雪路、半径15mの円を、15km/hから5kmづつ速度を上げて検証。

時速 状態
ノーマル 30km/h 走行ラインが大きく膨らんだ
チェーン 30km/h 後輪が滑りスピン
スタッドレス 40km/h 円周上を走行可能

チェーンを装着すると、前輪・後輪のグリップバランスが崩れるためスピンしやすくなります。

チェーンでも坂道は登れる

チェーンでも坂道を問題なく登れます。

車道の最大勾配12%ならチェーンでも登れるという検証結果があります。

あなたのチェーンは急坂を上れますか?(JAFユーザーテスト) | JAF

金属チェーン(亀甲型)、金属チェーン(はしご型)、非金属チェーン(ウレタン系)のそれぞれにおいて勾配15%の坂道を登り切れることが検証されています。

また、先のチェーンとスタッドレスの登坂性能の比較動画で、勾配12%の坂道を非金属チェーン(ウレタン系)で平坦発進と坂道発進療法において問題ないことが検証されています。

国の道路構造令第により、車道の縦断勾配は最大12%と規定されているため、法令に則った一般的な車道であれば、チェーンで問題なく坂道を登れることが分かります。

※道路構造令の各規定の解説 – 国土交通省 (Ⅲ 道路構造令の各規定の解説 4.線形 ②縦断勾配・縦断曲線)

タイヤチェーンとスタッドレスタイヤの寿命・コストを比較

タイヤチェーンとスタッドレスタイヤの寿命・コストを比較してみます。

タイヤチェーンの装着イメージ

結論
  • 雪道の走行頻度・距離が多い人はスタッドレスタイヤの方が有利
  • 年に数回しか雪道を走らない人はタイヤチェーンが有利
  • コストの分岐ポイントは、雪道を年間1,000km走るかどうか

寿命を比較

スタッドレスタイヤとタイヤチェーンの寿命を比較してみます。

寿命の目安
経過年数 走行距離
スタッドレス 3~4年 10,000km
チェーン 5年 1,000km

※あくまでも目安です。チェーン・スタッドレスの状態から判断する必要があります。
※走行距離について … スタッドレスは雪道以外も含む、チェーンは装着時のみ

スタッドレスタイヤの寿命

スタッドレスタイヤの寿命はタイヤの状態から判断されます。

おおまかな目安としては以下

  • タイヤ溝の減り … 10,000kmの走行距離
  • ゴムの硬化 … 3~4年

スタッドレスタイヤの使用期間の目安はおよそ3~4年程度と言われていますが、保管状況によって変わってくるため一概には言えません。タイヤの販売店などにある硬度計でタイヤの硬さを測って判別できます。

走行距離としては、10,000km以上でタイヤの溝が減っていないか気にかけると良いです。

タイヤチェーンの寿命

タイヤチェーンの寿命はメーカーから案内されています。

カーメイト バイアスロンシリーズと、イエティ スノーネットの目安はこちら。

  • 溝の減り方 … 1,000kmの走行距離
  • ゴムの硬化 … 5年

チェーン装着時は、速度を50km以下にしないとチェーンが破損する可能性があります。

製品によって違うため、製品の仕様をご確認ください。

コストを比較

スタッドレスタイヤとタイヤチェーンのコストを試算します。

イエティ スノーネット

10年のコスト目安
コスト(10年)
スタッドレス 21万円
チェーン 4万円

スタッドレスタイヤは10年で21万円

スタッドレスは、スタッドレスタイヤ(ホイール付き)の費用だけでなく、毎年の脱着費用がかかります。

  • スタッドレスタイヤ … 5万円
  • 脱着費用 … 3千円×2回(脱・着)

別途、保管場所も必要です。

チェーンとの比較を簡単にするために、スタッドレスタイヤの寿命は、3年、3年、4年と3本乗り換えたと仮定して試算してみます。10年で、スタッドレスタイヤ(寿命3~4年)×3サイクル、脱着費用(毎年)が10サイクルかかります。

スタッドレスタイヤは10年で 21万円

スタッドレスタイヤの走行距離の目安は10,000kmなので、冬に毎年3,000km以上走る場合は、さらに費用がかさみます。冬季はスタッドレスタイヤで走り続けるため、雪道以外も走行距離に入ります。

タイヤチェーンは10年で4万円

タイヤチェーンの費用は製品の購入価格(2万円)のみ。寿命は5年。

タイヤチェーンは10年で 4万円

タイヤチェーンの走行距離の目安は1,000kmなので、雪道(チェーン装着)を毎年200km以上走るのであれば、さらに費用がかかる計算です。

東京から新潟県の湯沢近辺のスキー場に行く場合、だいたい関越道を超えた「土樽PA」から冬タイヤ規制がかかります。近隣のスキー場までは30km以内なので、往復で60km。

年に3回程度、東京から関越方面にスキーに行く程度なら「10年で4万円」が成り立ちます。

コストの分かれ目、どっちがお得?

コスト的に、タイヤチェーンで、スタッドレスタイヤより費用がかかるポイントを計算してみました。

【コストの分岐ポイント】
チェーンで雪道を毎年1,000km走るかどうか

チェーンの寿命は1,000kmなので、毎年交換した場合10年間で20万円かかります。スタッドレスタイヤの費用(10年で21万円)と同じぐらいになる計算です。

ちなみに「毎年1,000km」を先ほどの東京~湯沢への往復回数にあてはめると、毎年16往復する計算になります。これは、スキーシーズンの4ヶ月間、毎週 湯沢に出かける計算です。

チェーンのデメリット

走行性能・コスト面以外で、チェーンとスタッドレスを比較すると、チェーンには以下のデメリットがあります。

  • 毎回 チェーンを脱着する必要がある
  • 走行時に振動がある
  • 50km/h以上のスピードが出せない

このデメリットを許容できるかも検討ポイントです。

 

参考 我が家はチェーンを利用

チェーンに関する上記のポイントはバイアスロン クイックイージーのレビュー記事でご紹介しています。動画を交えて紹介しているので、装着の手間、走行時の速度、音、振動などを確認してみてください。(今どきのチェーンは優秀です♪)

「バイアスロン クイックイージー」のレビュー ~ 80秒で装着できて家族の評判も上々♪
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「冬タイヤ規制」「チェーン規制」の違いについて

雪道での規制には、「冬タイヤ規制」と「チェーン規制」があります。

その制度について、ポイントを整理します。

ポイント
規制 スタッドレスタイヤ ノーマルタイヤ
+チェーン
スタッドレスタイヤ
+チェーン
冬タイヤ規制
チェーン規制 ×
スタッドレスタイヤはチェーン規制を走行できない

冬タイヤ規制

冬タイヤ規制については、NEXCO 中日本のページに詳細が記載されています。

冬タイヤ規制は、スタッドレスタイヤ、もしくはチェーンを装着していないと通行ができない

冬タイヤ規制は、冬になると雪国の高速道路で頻繁に見かける規制です。

冬タイヤ規制

チェーン規制

チェーン規制については、国土交通省のページに詳細が記載されています。

チェーン規制は、チェーンが必須。スタッドレスタイヤだけでは通行できない
  • タイミング … 異例の降雪があるとき
  • 規制場所 … 過去に雪による立ち往生や通行止めが起こった場所

スタッドレスタイヤを履いていても、チェーン規制がかかった場合はスタッドレスタイヤ+チェーンで走行する必要があります。

※既にスタッドレスタイヤを履いている方で、豪雪地域に行く可能性がある場合はタイヤチェーンも車載しておくと安心です。また、チェーン規制うんぬんを抜きに考えても、車通りの少ない田舎道の深雪でスタックするリスクを考えるとチェーンがあったほうが安心です。

[参考]雪道走行の豆知識

最後に、雪道走行で役立つ検証動画をご紹介します。

スタッドレスタイヤとタイヤチェーンを併用するのが一番強い

一番雪道に強い装備は、スタッドレスタイヤを履き、タイヤチェーンを携帯すること。

スタッドレスタイヤの弱点は、新雪・深雪での走破性ですが、それを補うために、タイヤチェーンを携帯し、路面の状況に合わせてチェーンを脱着して使い分けるのが一番効果的です。

ノーマルタイヤの4WDは雪の坂道が登れても、下りの制御が劣るため注意

4WDだとノーマルタイヤでも雪道を登れたりしますが、下り坂道での制動距離が伸びるため大変危険です。

行きはなんとかたどり着けても、帰りが怖いです。

ブラックアイスバーンに注意

ブラックアイスバーンは、一見濡れた路面と同じように見えて、実は路面が凍結している道路。アイスバーンと同じ路面です。

運転席から見分けることは難しいので、朝・夜・橋の上など、路面が凍結しやすい時間帯・場所では、アイスバーンであることを想定して運転すると良いです。

まとめ

スタッドレスタイヤとタイヤチェーンについて、走行性能・寿命・コストを比較しました。

最後にまとめます。

走行性能
  • 両者に一長一短はあるが、普通の雪道を安全運転する分には問題なし
  • スタッドレスは圧雪路に強いが、新雪・深雪のスタック、アイスバーンに注意
  • チェーンはカーブを走行する時のスピンに注意(30km/hでスピン)
  • チェーンは圧雪路での制動距離がノーマルタイヤとそんなに変わらない
  • アイスバーンでは、チェーンの制動距離が一番短い
スタッドレスタイヤとタイヤチェーンのコスト
  • スタッドレスタイヤ … 21万円 (10年間)
  • タイヤチェーン … 4万円 (10年間)
  • コスト的には、雪道を走る距離が年間1,000km以下ならチェーンが有利
    (東京~新潟<湯沢地方>を16往復)
「冬タイヤ規制」「チェーン規制」について
規制 スタッドレスタイヤ ノーマルタイヤ
+チェーン
スタッドレスタイヤ
+チェーン
冬タイヤ規制
チェーン規制 ×

 

我が家の場合は、年に数回しか雪道を走らないため、タイヤチェーン(バイアスロン クイックイージー)にしました。個人的に、スタッドレスが役に立たずチェーンじゃないと走行できない場所を経験していることも選定理由でした。

タイヤチェーンを検討する時には、タイヤチェーンのおすすめ品を紹介している記事が参考になると思います。

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