夏キャンプで一番ポイントになる「暑さ対策」と「真髄」を紹介。
キャンプ歴6年、我が家のリアルな失敗談を交えながら、現実的な対策を紹介していきます。
我が家は、夏キャンプに出かけていったら灼熱地獄…。といった経験を何度もしているのでリアルで生々しい失敗談を交えながら紹介。
炎天下のキャンプでは熱中症のリスクもあるのでシッカリと対策してください♪
暑さ対策の真髄は「避ける」
我が家が夏キャンプを何度も経験してたどり着いたのこと
逃げるが勝ちです(笑)
その理由は以下。
- 夏キャンプは命の危険がある
- キャンプだと熱中症の予防行動がとれない!
- だから「さける」
簡単に紹介します。
夏キャンプは命の危険がある
温暖化の影響で、夏は熱中症の危険があるため「屋外での活動は避けるように」と言われるようになりました。
夏キャンプはまさに屋外活動。熱中症で最悪命を落とすこともあるので油断はなりません。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、キャンプは非日常なので子供は夢中になって遊んでしまいます。子供は体に不調が出るまで気づかなかったりするため、重症化しないように大人が常に気にかけておくことが大事です☆
キャンプだと熱中症の予防行動がとれない!
熱中症の予防行動について環境省 熱中症予防情報サイトに情報がまとまっています。
ですが、キャンプだと十分な対策が取れないことが分かります。
予防行動 | キャンプ | 備考 |
---|---|---|
エアコンを適切に使用しましょう | ✕ | 非現実的 |
外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう | ✕ | キャンプは屋外 |
熱中症のリスクが高い方に声掛けをしましょう | ○ | 子供に注意 |
外での運動は、原則、中止/延期しましょう | ○ | 子供に運動させない |
普段以上に「熱中症予防行動」を実践しましょう。 | 水分補給、マスク外す、涼しい服装 | |
暑さ指数(WBGT)を確認しましょう | ○ |
※持ち運べるポータブルエアコンもありますが、騒音・電源確保の点からキャンプでは非現実的。
だから「避ける」
キャンプでは「エアコン」「外出を控える」ができないため、
我が家の経験だと、夏キャンプで対策をすれば涼しく過ごせるなんてことは非現実的。扇風機を持って行ったぐらいでは対策になりません。
では、どのように対策しているのか?について次の章から紹介していきます。
夏キャンプの暑さ対策 8つ
我が家の夏キャンプの対策は8つ。
優先順位の高い順に紹介していきます。
- 高原のキャンプ場を選ぶ
- 暑い時間帯はサイトを離れる
- 暑い時はキャンプ場にいない
- 日除けのタープを張る
- 扇風機を持っていく
- 火を使わない調理がベター
- 焚き火をしない
- 服装を工夫する
1. 高原のキャンプ場を選ぶ
夏キャンプを計画する時点で、気温が涼しい高原のキャンプ場を選んでいます。
一般的に標高が100m上がると気温が0.6~1℃ほど下がり、1000mで6℃も涼しくなります。※6℃も違うと季節が変わります。
7月29日に丸沼高原オートキャンプ場に行った時、昼間に26℃の涼しさでした!
キャンプ場では、たくさんのトンボが飛びまわり、空気も爽やかで季節感は秋。
標高が高いキャンプ場を選ぶだけで、涼しく暑さが苦にならないので、夏キャンプにオススメです。
ちなみに、我が家は夏は高原のキャンプ場にしか行かなくなりました。
2. サイトが暑い場合は離れる
チャックインの時間が13時からのキャンプ場が多いため、到着時はかなり暑い時間。
日差しが強い場合は、キャンプ場内の木陰や東屋など日陰で休憩し、暑さを避けるというのも手です。
木陰に椅子をだして過ごすというのも良いですね。
キャンプ場の休憩所が使えるなら、そこで過ごすのも賢いです。
日陰で涼んで、設営・撤収も時間をズラして作業すると暑さを避けることができます。
また、林間のキャンプ場なども日差しが避けられるので比較的涼しく過ごせます。
3. 暑い時間帯はキャンプ場にいない
キャンプ場が暑い場合は、無理にキャンプ場で過ごす必要はないと考えるようになりました。
- 初日は午後からのんびりキャンプ場に向かう
- 翌日は早めにキャンプ場を離れる
といった感じで過ごすことが多いです。
夏キャンプの2日目(2泊3日)、午前中でもあっという間に気温が上がったので、急いで準備して早めに遊びに行きました。
我が家が8月初めに舞子高原オートキャンプ場に行った時は、朝の8時に33℃!
タープの下に居ても暑いので、早めに川遊びに出かけました。
ちなみに、13時頃のテント内は46℃を記録! ※サイトの写真はイメージ
46℃の時、我が家は川へ行っていたので涼しく過ごしましたが、もしサイトで過ごしていたら熱中症になっていましたね。
我が家の場合、夕方も暑そうなら食事も入浴も外で済ませてからサイトに戻ることもあります。
夏キャンプでは、キャンプ場で過ごすことにこだわらず、暑いなら「避ける」とかなり快適に過ごせます。
4. 日除けのタープを張る
日の当たるサイトだと日中はかなり暑いです。
タープがあれば、自分で日陰を作ることができるので、夏はタープが必須。

タープを張っておけば日除けだけでなく、にわか雨や西日対策もできるので、やっぱり夏キャンプでは必須です。
また、到着した時に日が当たらなくても、時間帯の違う午前中や、西日が当たることもあるので日の出、日の入りの方向を意識して設営します。
※2ルームテントならリビングの窓開閉で日差しを遮ることができますが、風も通りにくくなり、日差しを受けて熱くなるので、タープも合わせて使わないと暑いです。
5. 扇風機も必須
夏キャンプは風がないと地獄。
直接 体感温度を下げるだけでなく、テントの熱を逃がすという使い方もできます。
参考 キャンプ用のオススメ扇風機は別記事で紹介しています。
我が家は、用途に合わせて2つ持って行くようにしているので、その工夫も紹介しています。
6. 火を使わない調理がベター
キャンプの醍醐味は調理でもあるのですが、調理の手を抜くのも涼しく過ごすコツです。
我が家は夏キャンプで焚き火で飯盒炊飯したら、暑過ぎて体調不良になりました。
調理で火を使うと、さらに暑くなります。
時間が経つと焚き火の熱で大量に汗をかいてグッタリしはじめ、しばらく扇風機を抱えて身体を冷やすことに。
調理を焚き火からガス火に変えたりしましたが、調理中はやっぱり暑い。
それからは、我が家では夏キャンプでは調理に手を抜いています。地元の美味しいものを食べに行ったり、お弁当を買ったりしています。
ちなみに、お弁当は車のダッシュボードで温めて、火を使わない徹底ぶり(笑)
7. 焚き火をしない
せっかくキャンプに来たんだからと、夏でも汗をかきながら焚き火をしていましたが
涼しい時の焚き火は気持ち良いですが、暑い時の焚き火は、ただひたすら暑いだけ。
我が家は夏キャンプに焚火台を持っていきません。荷物も減りますしね♪
8. 服装を工夫する
夏キャンプでは服装を工夫することも大事です。
夏キャンプの服装の工夫は3つ。
- ドライ・速乾素材の服を着る
- 着替えを多めに持っていく
- 虫対策をしつつ快適に過ごす
1. ドライ・速乾素材の服を着る
キャンプに行くときは、エアリズムなどドライ・速乾素材の服を着ていくようにしています。汗が早く乾くだけで、暑い中でも快適にいられます。
2. 着替えを多めに持っていく
夏キャンプでは大量に汗をかくので、夏のキャンプではこまめに着替えるようにしています。設営や撤収だけでなく、炊事場やトイレが遠いと行くだけで汗だくになるので、着替えは多めに持っていきます。
朝食べて、トイレに行っただけで、この汗だく(笑)
設営用、キャンプ場で過ごす用&着替え(干して交換)、帰りの車(クーラーあり)を考えて着替えを準備すると良いです。
3. 服装は虫対策も意識して
夏キャンプの服装で一番悩むのが、暑さと虫対策とのバランス。
我が家は基本的に長袖・長ズボンを着るようにしています。
8月中旬に若洲キャンプ場に行ったときの虫対策&暑さ対策コーデ。
ドライ素材のカーディガンを羽織って虫対策をしています。カーディガンならいつでも脱げるので夏は便利なアイテムです。
参考 夏キャンプのレディースコーデの例は別記事で紹介しています。
ブヨに刺されると1週間は「痒く」「腫れ」て「跡が長く残る」。
その辛さは蚊の比ではなく、祖母がブヨにたくさんか刺されて医者にかかっています。
我が家も全員ブヨに刺されてその痒さに悩まされたので、どんなに暑くてもキャンプ場では長袖・長ズボンを着るようになりました。
これは実際、ヤラれないと伝わりませんね。とにかく半端ないです(笑)
【失敗談】夏キャンプで懲りずにヤラれる我が家
さて、最後に我が家が夏キャンプをした時の失敗談を2つ紹介します。
1. 熱帯夜の若洲キャンプ
8月中旬に、都内の平地のキャンプ場に行った時のこと。
暑さを見誤って、痛い目にあいました。
天気予報だと最低気温は25℃。夜はそこそこ快適に寝れるだろうと甘くみて大失敗。
寝る時はインナーテントだけにしましたが、4人だと暑くて寝られず、3人に人減らして、夜通し扇風機をつけてやっと寝れた感じ。
私一人は別で★
確かに気温は4時頃に26℃まで下がっていましたが、就寝時に30℃近いとは思いませんでした。
しかも、日中はゲリラ雷雨にヤラれて散々…。暑いから設営を遅らせていたら裏目に(笑)
我が家にとって歴代 1~2位を争う辛いキャンプになりました。
2. 炎天下、日差し直撃の新潟キャンプ
8月の夏休みに新潟のキャンプ場を連泊して渡り歩いた時のこと。
無印良品 津南(標高903m)は標高が高かったのですが、昼間の暑さは平地と大して変わらず。※当時、平地は40℃超えの異常気象という不運
舞子高原(標高500m)ではサイトには日陰がなく、日暮れまで日差しが照りつけて強烈で終始汗だくでシンドかったのを覚えています。
暑さ対策には限界があり、無理な時は無理ということを体感(笑)
このキャンプを通して、暑さに対処するのではなく「避ける」ことを強く意識するようになりました★
まとめ
夏キャンプで失敗談にもとづいたリアルな対策を紹介してきました。
最後にまとめます。
- 高原のキャンプ場を選ぶ
- 暑い時間帯はサイトを離れる
- 暑い時はキャンプ場にいない
- 日除けのタープを張る
- 扇風機を持っていく
- 火を使わない調理がベター
- 焚き火をしない
- 服装を工夫する
夏キャンプでは、暑さをなるべく避けるのが基本。そして、タープと扇風機は必須です。
不運(天候・立地)が重なると灼熱地獄に見舞われるので、最悪のケースを想定して準備して行くと良いです。熱中症に気をつけて夏キャンプを楽しみましょう♪
参考 キャンプの扇風機を比較しオススメ品を紹介している記事はこちら