雨の日に焚き火を楽しむための必需品と7つのコツを紹介!
我が家は、基本的に雨キャンプだと焚き火はしないのですが、焚き火調理など目的がハッキリしていれば焚き火をすることもしばしば。
雨の日の焚き火は準備が必要だったり、難しかったりするのですが、それはそれで楽しめたりします♪
ということで、我が家の経験を踏まえて具体的なノウハウを紹介します。
基本的に、雨キャンプなら焚き火はオススメしない
雨の時には、タープの下で焚き火をすることになるのですが…。
一般的にタープの下で焚き火することはアウトドアメーカーが推奨していません。火の粉でタープに穴を開けてしまったり、熱で溶けることがあるため。
また、必要な道具がそろっているから焚き火が楽しめるわけではなく、スキルが必要で手間もかかります。
実際に我が家がキャンプ2回目の時は雨。無謀にも焚き火したら予想以上に厳しかったです。
- 湿った新聞紙に着火して
- 湿った薪に火を移す
- 火が燃え広がりにくい・放っておくと消える
- 常に風を送る必要がある
- 上にタープがあるから沢山の薪をくべて火を大きくするわけにもいかない
普段は着火剤など使わないのですが、火起こしがかなり難しく、着火剤をたくさん使って苦戦したのを覚えています。火を絶やさないようにするに手がかかる…。
トイレに行って帰ってくると火が消えて煙が上がっている…。
といった感じ(笑)
無理に焚き火するべきじゃないと痛感。テントやタープを燃やしていまうリスクもある。
個人的には、雨の日ならではの楽しみ方に力を入れたほうが有意義に過ごせると思います。
参考 雨の日キャンプの楽しみ方と遊び方は別記事で紹介しています
雨の日でも焚き火は楽しめる
とはいえキャンプの醍醐味は焚き火♪
個人的に雨の日をオススメできるケースはこちら。
- ソロキャンプ … 時間に余裕があって手間もかけられる
- ファミリーキャンプ … 焚き火で調理など目的が明確な場合
我が家も雨で焚き火をするのは調理をする時だけです。※焚き火調理の準備をしていったら雨が降ったから強行したケースがほとんどですが★
ここからは雨の日に焚き火をするための「必需品」と「コツ」を紹介していきます。
雨除けとなるタープは必需品!
雨の日に焚き火をする時の必需品はタープ!
タープじゃなくても、雨除けの下で焚き火ができれば良いので、シート類などを活用してもOK。ということで色々な雨除けアイテムを紹介します。
焚き火を想定した難燃素材のタープ
一番の王道は難燃素材のタープを使うこと。
燃えにくい(穴が空きにくい)、コットン生地やコットン混毛のT/C素材(コットン・化繊の混紡)、難燃・防炎生地だと安心です。
FIELDOORのポリコットンのタープは価格が安いですね。
難燃タープガード
タープを保護する難燃タープガードと言う商品も販売されています。
タープの下に取り付けて使います。
我が家もタープの下に、難燃シート(別の商品)を上の写真のようにロープで四隅を吊るして使いました。その時に困ったのが、
そのため、角度・高低差をつけるなどして水の逃げ場を作ってあげる工夫が必要。
難燃シート
我が家では、穴が空いても惜しくないタープを使い、その下に難燃シートを取り付けて、焚き火をしたことがあります。※さきほど紹介したキャンプ2回目の時
この難燃シートはペラペラのビニール素材といった感じですが600円ほどで買えます。
- 万が一このシートが溶けて穴が開いてしまっても痛手ではない
- タープの下に設置することでタープに直接きのこや熱が伝わるのを防ぐことができる
ということから、とりあえず準備するのであれば便利なアイテム。
ちなみに難燃シート類は、燃えない・溶けないのではなく、熱や火の粉で穴が開いてしまっても燃え広がりにくいといった素材。燃えないと勘違いして熱や火の粉を当ててしまうと穴が開きます。燃え広がっていないのが難燃の効果。
これに穴が開いたということは、タープを守ってくれた証拠♪ 取り付けていなければ穴が空いていたかと。
また、さきぼとの難燃タープガードで紹介した内容と同じく、水の逃げ道を作って取り付ける必要があります。タープを延長する形で難燃シートだけ設営して、その下で焚き火をしたほうが良さそう。
参考 ポールは多いほうが便利
ブルーシートや古いタープ
ブルーシートや古いタープを焚き火用に使うのも良いと思います。
穴が開いても惜しくないタープがあれば、焚き火用に使ってしまうというのも賢いです。
注意点としては難燃素材ではないため、万が一大きく燃えてしまった時に、近くのキャンプ用品やテントなどが燃えてしまうリスクがあること。火の付いたタープが近隣のサイトに飛んでいったら大惨事になる可能性もあります。
ポールを高くするなど燃えないように細心の注意を払ってください♪
雨で焚き火をするための7つのコツ
ここからは雨で焚き火をするためのコツを紹介します☆
風が強い時はあきらめる
風が強い時は雨の焚火はあきらめるべし!(雨が降っていなくても強風ならNG)
- タープが水を含んで重くなる
- ポールを高くしている
- 横風でタープ下に雨が吹き込んでくる
といった状況。
風でタープを煽られて倒壊する危険があります。その下で焚火をするのは無謀です。
タープのポールは高くする(3mほど)
焚き火をする場所でタープのポールは高く設置した方が良いです。
難燃素材といえども、コットンやTC素材は「綿」なので火に近づけると燃えます。ビニールのような化学繊維と比較して穴が開いたり燃えにくいというだけ。
特にキャンプ用の難燃タープは「火の粉が当たっても穴が開きにくい」性能だと考えた方が良いです。そのため、
- 熱から遠ざけ
- 火の粉が当たらないように
ちなみに、我が家では、直径3cmほど高さ280cmのアルミポールを使っています。化繊のタープを使って焚き火をしましたが、タープに穴は開いていません。
↑上の商品が近いです。
Amazon売れ筋ランキング(テント用ポール)から、直径3cm、長さ3mぐらいのものを選ぶと良いと思います。3mも継ぐと細いポールだとしなって危険。物干し竿をイメージしてみてください☆
参考 焚き火台の上部の熱さ
焚き火台の上に手をかざした時の熱さはこちら。(火を小さくした時)
- 背の丈(170cm)だと熱くて手を引っ込める
- 手を上に伸ばした位置(230cm)だと手をかざしていられる
着火剤を多めに持っていく
雨の日は火を起こすのが大変です。
着火剤は多めに持って行った方がいいです。普段サッと火がつけられる人でも、湿気があると苦戦する可能性があります。
冒頭で紹介しましたが、我が家がキャンプを始めた頃に雨の日に焚き火をした時には、予想以上に火をつけるのが大変でした。
チャコスタに新聞紙を入れて、着火剤を入れる。その上に小枝を乗せて火をつけてもなかなか小枝に火がつかない。普段は着火剤なしで一発で火が付くのですが、湿気で新聞紙から小枝までなんとなく湿っている状態。着火剤を五つ使ってやっと…。
着火に気合を入れ、一発で火を付ける
さっきの話と同じく、雨の日は湿気があるので火が広がりにくい。
そのため一発で着火できるように、多めの燃料を使って一気に火を広げると良いです。
晴れている時の感覚で、新聞紙・小枝・着火剤などをいつも通りの分量使って、火をつけようとすると失敗する確率が高いです。
火は小さく保つ
難燃タープを使ったり、ポールを高くしていても、火や熱がタープにかかってしまうと、穴が開いてしまう可能性があります。
タープの下で焚き火をする時には火を小さく保ち続けるのが大事です。
薪は立てずに横置き
火を小さく保つためには、薪を立てて燃やさずに、横にして燃やします。
雨の日は、ゆっくり焚き火を楽しむと良いです♪
薪を立てたりやぐらを組んでしまうと煙突効果で上昇気流が発生して火や熱がタープにかかってしまう原因になります ↓
火が消えやすいので油断しないで
雨の日の焚き火で手間がかかるのが火力調整。
油断しているとすぐに火が消えてしまいます。
- 空気が湿気っている
- 薪も湿気っている
- タープがあるので火を大きくできない
- 火を小さくしすぎると炎が消えてしまう
といった感じ。
トイレに行って戻ってきたら、火がくすぶっているので立て直しが必要…、といった感じ♪
雨の日の焚き火は、適度な火加減を保つ必要があるため手がかかります。
まとめ
雨の日の焚き火ついて我が家の経験をもとに紹介しました。
- タープ (難燃素材がベスト)
- タープのポールは高くする(3mほど)
- 風が強い時には諦める
- 着火剤を多めに持っていく
- 着火は一発で火を付ける
- 火は小さく保つ
- 薪は立てずに横置き
- 火が消えやすいので油断しないで
個人的には、雨の日に焚き火するのは、調理など明確な目的がある時だけ。雨の焚き火は、火の管理に手間がかかりますし、水分で焚き火道具などが錆びたりするので…。
ソロキャンプなど、じっくりと焚き火と向き合いながら、チビチビと火加減を調整して楽しめるのであれば、雨の日の焚き火は面白いです。
子供と一緒のファミリーキャンプであれば、焚き火は諦めて雨ならではの遊びを楽しむのがオススメかな。
参考 雨キャンプ全般に関する記事はこちら