キャンプ用品の収納として定番になっているトランクカーゴ。
キャンプでのリアルな使用感、その経験を踏まえたサイズ選びなどを紹介していきます。
- 大容量で一括輸送できる
- 中身が押し潰されない
- 多少の雨なら中が濡れない
という使い勝手は、他の収納ボックスにはない強み。
ここ数年で、上部がフラットなスタッキングタイプや、仕切りが付いたタイプも登場してさらに使いやすくなりました♪
※メーカー様から商品提供していただいています
見出し
様々なブランドが展開する「トランクカーゴ」
トランクカーゴは様々なブランドが販売しています。
まずは、トランクカーゴを展開しているブランドと商品ラインナップをザッと紹介します。
リス(RISU) トランクカーゴ
トランクカーゴと言えばリス(RISU)のトランクカーゴ。
リス(RISU)は1953年創業のプラスチック製品の先駆け企業。
実は、他社のOEM品も製造しているため、型が同じ商品はリス(RISU)が製造しています。
色は黒、グレー、カーキの3色展開。従来からのスタンダードなタイプだけでなく、上面がフラットなスタッキングタイプも展開しています。容量も18L(30サイズ)、22L、30L、30L(50サイズ)、40L(70サイズ)、50L、70Lと豊富。
ゴードン ミラー(gordon miller) トランクカーゴ
ゴードンミラーのトランクカーゴは、コヨーテとオリーブドラブのオシャレな2色展開が最大の強み。
ベージュはコットンやTC生地のテントと合わせやすいため、キャンプでも人気のカラー。
上面がフラットなスタッキングタイプのみを取り扱い、容量は18L(30サイズ)、22L、30L、30L(50サイズ)、40L(70サイズ)、50L、70Lと豊富。
※RISUが製造するOEM品のためサイズや作りはRISUと一緒です。
参考 ゴードンミラーはオートバックスが展開するブランドで、他にも車関連のおしゃれなグッズをお値打ちな価格で展開しています。
トラスコ(TRUSCO)トランクカーゴ
トラスコ(TRUSCO)中山のトランクカーゴの色展開は、ブラック、グレー、オリーブドラブ。
上面がフラットなスタッキングタイプだけでなく、スタンダードなタイプも展開していて、容量も20L、30L、50L、70Lとサイズ展開も豊富です。
※RISUが製造するOEM品のためサイズや作りはRISUと一緒です。
無印良品 頑丈ボックス
無印良品が取り扱うトランクカーゴは表面がフラットなタイプではありませんが、白が特徴的なトランクカーゴ。
無印良品が昔から取り扱っていることもあり、多くのキャンパーが使っています。
サイズは特大(70L)、大(50L)、小(30L)の3種類ですが、フタが平らではないタイプなので注意が必要です。
※RISUが製造するOEM品のためサイズや作りはRISUと一緒です。
トランクカーゴ選びのポイント 3つ
トランクカーゴにはいろいろな種類があるのでどれを選んだら良いか迷う人もいるかと思います。
我が家がキャンプで使った経験を元にどのタイプが便利なのか紹介したいと思います
- 上部がフラットか?
- 色
- 容量
オススメは上部がフラットなスタッキングタイプ
トランクカーゴにはいくつか種類がありますが、これから購入するなら、上部がフラットなスタッキング タイプを買うのが絶対におすすめ!
キャンプ用であればテーブルや棚としても使えた方が便利ですし、スタッキングタイプの方が重ねた時に安定します。
色にこだわる
トランクカーゴはサイズが大きいので存在感があるので色選びも重要なポイント。
自分のテントやキャンプスタイルに合わせて選ぶと良いです。
我が家は色選びに迷走していて、最初はグレーを選んだのですが、キャンプのアイテムと色合わせがイマイチ合わず…。その後、黒を選んでいます。黒はどんな色にも合いますし、物陰に置くと存在感が薄れて気にならなくなります。(白っぽいと遠目でも目立ちます)
ゴードンミラーのトランクカーゴは配色が落ち着いていて良いですね。
サイズ・容量選び ~ スタッキングの組み合わせも重要
トランクカーゴには7つのサイズがあり、スタッキングの組み合わせも考えてそろえると良いです。
トランクカーゴのサイズには、50L系(写真左)と70L系(写真右)があり、スタッキングできる組み合わせが決まっています。

Photo by トランクカーゴ(TRUNK CARGO)【公式】
個人的にキャンプで使いやすいトランクカーゴは50L系だと感じています。
サイズが大きすぎず(面積 60cm×39cm)、両手で持ち運びやすいサイズ感。
これより大きいと重くなりますし、小さいと満足に物が入れられなくなる…。ということで一括して輸送できるメリットと重さ・扱いやすさのバランスを考えると我が家にとってはこの組み合わせがベスト♪
逆に、車のラゲッジ等に積載するなら、70L系の大きいサイズで一気に運搬したほうが便利だと思います。
トランクカーゴのサイズ 8種と使い方を紹介
ここからは、トランクカーゴの全サイズ 8種類と活用方法を紹介します。
トランクカーゴは50L系と70L系の2系列あります。
上記写真のサイズをベースにスタッキングできるように、高さが違ったり、幅が半分だったりします。

Photo by トランクカーゴ(TRUNK CARGO)【公式】
それぞれについてサイズ感や使い方を紹介しています。
50L系 (4種類)
50L系のトランクカーゴは4種類。
TC-50S (容量50L)
サイズが大きすぎず小さすぎず、沢山の荷物が入る50L。
ダウン寝袋や、エアーマットなど、少し高さのあるキャンプ用品を入れるのに便利なタイプです。逆に高さのないものを詰めると、重なってしまい取り出しにくくなります。
丸くて持ち運びづらいサーキュレーターも50Lにスッポリ収まりました♪
両手で持った時に力が入りやすい幅。
車載したサイズ感がこちら。上段50L、下段30Lロータイプ
TC-50S LOW (容量30L)
30Lのロータイプは、50Lの高さが低いバージョン。50Lとスタッキングできます。
ガス缶(CB缶)ぐらいの高さのものが入ります。小物が埋もれないので、バーナーなど小さなギアを入れても見やすくて取り出しやすいのが強み。仕切り板も取り付け可能。
50Lと30Lロータイプの高さの比較がこちら。左30Lロー、右50L
TC-20S (容量22L)
22Lは、50Lの上に2個スタッキングできるサイズ。
面積が小さいので耐荷重があり、一人がけの椅子として使うのに便利。
また、高さが35cmほどあるので、薪を入れるのにちょうど良いサイズです。
とはいえ、22L×2個と、50L×1個は同じスペースを専有しますが、容量は50Lの方が大きいので、個人的には50Lを中で仕切って使ったほうが便利だと思います。
GORDON MILLER フレキシブルカーゴ (18L)
トランクカーゴ50Lに2個スッポリと入るボックス「フレキシブルカーゴ 18L」がGORDON MILLERが手掛けています。
50Lの中を仕分けしても良いですし、単独でボックスとして使っても便利。
フタ付きで1人用のテーブルとしても使えるので、50Lの中に2個入れておけば、合計家族4人分のテーブルが準備できます。
70L系 (4種類)
70L系のトランクカーゴは4種類。
参考 50Lと70Lを比べると横幅が広くなっているのが分かります。
TC-70S(容量70L)
70Lは50L よりさらに幅があるタイプ。横幅78cm。
テントやタープ、コットなどの大きな荷物を入れたりできたり、たくさんのアイテムを一つにまとめられます。
ただし、たくさん物を詰めると重くなって持ち運びづらくなるので、寝袋や寝具など軽くてかさばるアイテムを一括で運ぶのが良さそうです。
TC-70S LOW (容量40L)
70Lのロータイプ。内側の幅が70cm近くあるので、ポール類なども収納可能!
TC-30S (容量30L)
30Lは、70Lの上に2個スタッキングして使えるサイズ。
小物類をまとめて置くのに便利ですし、椅子にするのにちょうど良いサイズ。
TC-30S LOW (容量18L)
30Lは、70L の上に2個スタッキングして使えるサイズ。
小物類をまとめておくのに便利です。
トランクカーゴがキャンプにオススメの5つの理由
ここからは、キャンプでトランクカーゴを使った使用感を紹介していきます。
トランクカーゴの最大の強みは、キャンプギアを詰めて自宅(ベランダOK)で保管。運搬時に中身を守り、キャンプ場では棚やテーブルとしても使えること。
という「無駄がない導線、合理的な機能性」が人気の理由だと思います。
細かいポイントごとに紹介していきます。
大容量で一括輸送できる
トランクカーゴの強みは、キャンプギアをひとまとめにして一括輸送できること。
小物類をたくさん詰めてることができますし、仕切り板を使って中身を整理できたりするので使い勝手が良いです。
サイズが大きいので、細かい荷物をチマチマと運ぶ必要がなく「ヨイショ」と一発で運べます。
また、トランクカーゴはスタッキングできるので、台車でやキャリーカートで運ぶ時に安定します。
中身が潰れないハードケース
プラスチックでできていて、中身が潰れないのも安心ポイント。
キャンプでは車載するときにギュウギュウに荷物を詰めることもあるので、押し潰されると困る物を入れておけます。
テーブル・棚になる
トランクカーゴは収納ボックス以外にも、棚やテーブル・椅子として使うこともできます。
表面がフラットなタイプなら上に物を乗せられますし、表面がフラットでないタイプでもフタを裏返して天板を乗せてテーブルとして使ってる方も多いです。
天板は市販品もありますし、自作してもOK。
雨に濡れてもそこそこ安心
中に水が入りにくい構造になっているのも使いやすいポイントです。
キャンプ場で急な雨に降られても多少であれば中身が濡れないので慌てなくてもOK。
キャンプから帰ってきたら、ドランクカーゴごとベランダに置いてOK。雨やホコリから保護してくれます。
参考 完全防水ではないので配慮は必要
完全に浸水を防げるわけではなく、大雨に降られたり、横殴りの雨だとハンドル部分から浸水するので注意が必要です。そのため、雨が直接降りかからない場所で保管すると安心です。
シャワーで30秒ほど激しく水をかけたら、少し水が入っていました。
濡れものバケツとして使える
バケツとしても使えるので、川遊び、海遊びの濡れものを入れるのに便利です。
我が家はサーフィンキャンプする時に大活躍してます。
- ウェットスーツなどを濡れたまま入れられる
- バケツとして使い、中で立って着替えると足が汚れない
- その横にもう一個並べて椅子・棚にできる
- 家に帰ったら、そのまま水を入れて濡れものを水洗いできる
といった感じで、サーフィンバケツの代わりとして大活躍☆ サーフィンバケツと違って上に物が詰めるので車載しやすいです。
スタッキングできる
スタッキングできるように工夫されているのもトランクカーゴの便利なポイント。
溝が掘られているので、車載時や台車で運ぶ時も荷物が崩れにくいです。
我が家の場合、台車に山積みにして子供に運んでもらう時に助かっています。
天板があると更にオシャレ&使いやすくなる
トランクカーゴは、天板を使うとオシャレに使うことができます。
テーブルとして使うときに、バーナーを使ったり、熱い鍋などを乗せたりするのであれば、天板をかませて、トランクカーゴが溶けないように工夫するとベスト。
天板はDIYで作ることもできますし、製品として販売されていたりします。
トランクカーゴの天板 (既製品)
トランクカーゴの天板は、既製品として販売されています。
既製品だと、天面がフラットではないタイプ用で、蓋を裏返してその裏面に取り付けて使うものが多いです。自分の使っているトランクカーゴに合うか確認してください。
天面がフラットなスタッキングタイプの板はまだ販売されているのを見かけませんが、我が家が使っている「SPICE バカンス 折りたたみバンブーローテーブル」の足を畳んで乗せると、良い感じにトランクカーゴの溝に収まります。(上の写真)
足の収納部分が浮いて見た目が少し出っ張りますが、天板としてだけでなく、単体でテーブルとしても使えるので便利に使えます。(天板だと他に使い道がない)
トランクカーゴの天板を自作する方法
表面がフラットなスタッキングタイプの天板は、トランクカーゴのページで作り方が紹介されています。
ハードルが高いように思えますが、ホームセンターで板をカットしてくれるところを探し、切ってもらえばお手軽に作ることができます。
まとめ
トランクカーゴの種類から、キャンプでの使用感、その経験を踏まえた選び方まで紹介してみました。
トランクカーゴの最大の強みは「無駄がない導線、合理的な機能性」
- 大容量で一括輸送できる
- 中身が押し潰されない
- 多少の雨なら中が濡れない
- テーブル・棚になる
- スタッキングできる
- これから買うなら天面がフラットなスタッキングタイプ
- 容量のオススメは50Lと30Lロータイプ
- 色は好みで
配色がオシャレなゴードンミラー (ベージュ、ブラック、カーキ)
トランクカーゴの始祖 リス (ブラック、カーキ、グレー)
プロツールを扱うトラスコ (ブラック、カーキ、グレー)