ヘキサタープ・レクタタープのどちらにしようか迷っている人向けに、選び方を紹介します。
という方も多いはず。
我が家は両方使っているので、どちらのメリット・デメリットも経験しています。
具体的なキャンプシーンを交えながら、特徴を紹介していくので、どちらを選べばよいか参考にしていただければと思います。
【超簡単におさらい】タープの用途
タープの用途は以下の3つ!
- 日よけ
- 雨よけ
- 視線よけ
という目的を考えるとタープは大きいほうが快適なのですが、大きすぎると扱いが大変なので適度なサイズ・形状のものを選ぶことが大事です。
といいつつ、それが難しい(笑)
【結論】ファミリーなら「レクタ」が良い
ヘキサタープを選ぶか、レクタタープを選ぶかですが、
が良いと思います。
ターブには色々な形状があって、違いを比較していくと違いがあるように思えますが、最終的には「有効面積の広さ」が使い勝手に直結してきます。
そのため、家族用にリビングスペースを広く確保できるレクタタープがおすすめ。
あとは「見た目の好み」で決めれば良いと思います。一回り大きいヘキサタープを選ぶというのもアリだと思います。
というのが結論なのですが、それぞれの特徴や違いを比較しながら解説していきます。
「ヘキサ」か「レクタ」かどっちが良い? 違いを比較
ヘキサタープ、レクタタープの違いは2点。
- 形状 (ヘキサ、レクタ)
- 有効面積の広さ
ポールの本数は「違い」ではない
タープの商品写真を見ると、想定されているポールの本数が違います。
- ヘキサタープ … メインポール2本
- レクタタープ … メインポール2本 + ウィングポール4本
両サイドにポールが立つか立たないかという違いがあるように思えますが、どちらもサイドにポールを立てられるので大きな違いではありません。
奥がレクタ、手前がヘキサです。
我が家は有効面積を広くしたり、開放感を得るために、ヘキサタープでも片側サイドにポールを立てて使うことが多いです。
逆に、レクタタープでも両サイドのポールを使わないで張ることもあります。
一番多いのは片面だけ上げて使うパターンです。後:目隠し、前:開放感。
使うと分かる!違いは有効面積
レクタとヘキサは形状が違うのですが、使って分かるのがタープ下の広さの違い。
ヘキサタープは、メインポールの真下はデットスペースになります。
そのため、メインポールから一歩引いた位置からがリビングスペースになるので、見た目よりもリビングスペースは狭いです。
レクタタープは直線的なので、ポールより内側はリビングスペースとして使えます。
タープは日差しや雨を遮るためのものなので、有効面積が広くとれたほうが快適に過ごせます。
ヘキサタープは風に強い?
ヘキサタープが風に強いという話もありますが、個人的には疑問。
と感じているので、風に強いかどうかを気にして形状を選ぶよりは、サイズを気にしたほうが良いと思います。
風の影響を少なくしたいなら、風を受ける面積(タープ)を小さくする。
ではなぜヘキサを選ぶか?
ではなぜ、有効面積の狭いヘキサタープを選ぶかですが、
※個人の感じ方によります
写真はオクタタープですが、ヘキサタープは美しい曲線的なシルエットに張れます。
一方レクタタープは直線的な四角。テントの曲線的なシルエットと釣り合わないとチグハグ感がありますね。
とはいえ、レクタターブも対角にポールを立てればヘキサっぽく張れたりしますし、
レクタタープと同じような、縦に長いトンネルテントと合わせると綺麗なシルエットになったり。
レクタタープは直線的なので、曲線的なドームテントなどとは合わせづらい
といった印象はありますが、基本的には好みで選べば良いと思います。
タープは大きい方が快適!
我が家はコレまでに数十回はタープを張ってきましたが、タープは大きい方が良いです。
雨に振られた時にタープが大きいと居住スペースが広いと快適に過ごせます。
キャンプ場のサイト区画(小さくて8m四方、通常10m四方)に収まるか気になるところですが、以下の工夫をすることができます。
- 区画サイトではなくフリーサイトを選ぶ
- ポールを低くしてロープの広がりを抑える
- タープの下にテントを設営する
- 片側を地面にペグダウンして広がりを抑える
雨キャンプを経験しているとタープの大きさは大きい方が良いと感じます。これから購入する方は少し大きめのタープを購入することをオススメします☆
大きすぎても扱いづらくなるので、バランスが大事&難しい。
我が家が使うレクタタープなどを紹介
我が家が使っているレクタタープなどを紹介します。
スノーピーク snow peak HDタープ “シールド”・レクタ(M)
我が家の購入したタープです。安く仕上げるつもりが、色々検討した結果…機能・品質の面に魅了されて買いました。
サイズで、MかLかでかなり迷いましたが、Mで良かったです。家族4人ならMで十分な居住スペースが確保できます。ちなみに、狭いオートサイト(8m×8m)で使うにはMでも設営スペースに収まらないです。
耐水圧3000mm(ミニマム)、UVカット、テフロン撥水加工、遮光ピグメントPU加工なので機能も十分です。保証制度や値崩れのしにくさから、決して高い買い物ではないです。
欲を言うと、難燃加工があると嬉しかったかな。
キャンプでこのタープを使っている日記はこちら
ポールとペグは別売りです
タープの注意点としてポールとペグは別売りの場合があります。スノーピーク製のタープはポールとペグが付属していません。
我が家は、出費を抑えたかったためポールはモンベル製にしました。モンベルなので品質も信頼でき、同じアルミ製なので耐久性が劣ることは無いでしょう。違いは、メインポールが2mm太く、サイドポールが10cm長いことです。
スノーピーク | モンベル | |||
---|---|---|---|---|
メイン ポール (2本必要) |
楽天 |
長さ 240cm 直径 30mm アルマイト加工 |
楽天 |
長さ 240cm 直径 32mm 6000アルミ合金 |
サイド ポール (4本必要) |
楽天 |
長さ 170cm 直径 22mm アルマイト加工 |
楽天 |
長さ 180cm 直径 22mm 6000アルミ合金 |
我が家は、長いメインポールが欲しかったので、モンベル製のメインポール280cmを2本買っています。4本継ぎのポールなので、3本で継いでつかえば210cmのポールとして使うことができます。サイドポールとペグは既に持っているものを使い、出費をなるべく抑えました。
コストパフォーマンスに優れた
LOGOS(ロゴス) neos ドームFITレクタ
コストパフォーマンスが最高です。ポール付きでこのお値段は魅力的です。スノーピークのレクタ(M)よりサイズが大きく、レクタ(L)より小さく使い勝手も良さそう。難燃性、耐水圧2000mm、UV-CUT加工と機能は申し分ないです。
この商品を見送った理由はテントとの色合いです。所有しているテントがコールマンの緑のテントだったら間違いなくこっちを買っていました。値段もトータルで3倍は変わってきます。※ヘキサの美しい形状は諦めたけど、色合いは合わせたかった…、不思議なものです。
ヘキサタープのオススメ品
我が家が使うヘキサタープ、オススメ品などを紹介。
バランスが良く長く使える逸品
スノーピーク snow peak タープ アメニティタープ ヘキサLセット
2016年に販売されたスノーピークのアメニティタープ!
我が家がタープを購入するタイミングで販売されていたら、おそらく購入していた商品です。
長年タープを使うつもりなら、安心の永久保証が付いているスノーピーク製がおすすめ。ブランドイメージも良いため、中古で売りに出しても高値が付くと思われます。
アメニティタープは、ポールとペグが付いているので、届いたらそのまま使えるのが利点。スノーピークの他のタープにはポールが付属していないため、メインポールを2本揃えると1万円近く追加コストが発生します。あとペグも揃える必要があります。それらがセットに含まれているのは嬉しいポイント。
ポールはスチール製のため、アルミポールと比べて重いのが難点。とはいえ実際に使う分には大きな機能差は感じないと思います。また、耐水圧が1,800mmミニマムと同社の他のタープと比較すると低めですが、まず雨漏りはしません。実用上は問題ありません。(後に紹介しますが、我が家は耐水圧1,000mmのタープで問題なく過ごせています)
ということで、長年使える実用的な品質。安くスノーピークの製品が手に入るということからお買い得のタープです。
コンパクトなサイズをお探しの方はMサイズもあります。
Lサイズはタープを張った時のロープを含めると12.2m×7.8mのサイズ。確かに区画サイトでは大きいですが、我が家ならLサイズを買います。
永く使えるヘキサタープ
スノーピーク snow peak HDタープ “シールド”・ヘキサ(M)
スノーピークのHDタープシールドヘキサは生涯使えるヘキサタープです。
ヘキサタープの良さは、タープを張った時の曲線美!特にスノーピークのシルエットは綺麗です。美しさを求める方におすすめ☆
スノーピーク製なので機能・品質は申し分ありません。安心の永久保証がついているので、生涯メンテナンスをしながら使い続けることができます。防水機能が低下したらシーム剤を塗ったり、撥水加工をし直すことで使い続けることができます。
ロープは付属していますが、ポールとペグは別売りになります。お値段はそれなりになるので、そこだけは注意が必要です。
全てがセットになっている商品はこちら。
コストパフォーマンスが素晴らしい
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) オルディナ ヘキサ タープ セット
コストを抑えたい方に一押しの逸品です。我が家も持っています。
紫外線95%カットのUV-PROTECTIONコーティング生地で、耐水圧は1000mm。ポールやペグも含めた金額なのでコストパフォーマンスが良いです。
オルディナヘキサタープは安くて満足な実用性
オルディナヘキサタープは、我が家が15年ほど海水浴やBBQで使っている商品です。毎年2回ほど真夏の炎天下で使って、毎回、塩分を落とすために水洗いしています。
最近、キャンプで雨よけとして使ったところ、まだまだ現役です。
・幕体自体はしっとり濡れるが、雨が流れる縫い目の箇所で雨漏りする程度
・長年使ってその程度の雨漏り。ロープで水の流れを調整してやり過ごせる
・今でも、撥水しているため十分実用に耐える
縫い目のシームテープもボロボロ剥がれ落ちているという状態ではなく、数箇所テープが浮いてきた程度で、とっても長持ちしています。今でも十分使えます。キャンプ用の一軍からは外れましたが、雨の日キャンプや、海水浴に行く時には現役です。予想外に長持ちしているので、コストパフォーマンスは抜群です。
2016年もキャンプや海水浴で使っています。雨漏りがしない程度の防水性能は健在です。
海水浴から帰ってきて、タープを水洗いした時の撥水状態。まだまだ使えます。
実際に雨キャンプで使っている日記