ジ・アイアンフィールドギア(THE IRON FILED GEAR)のタキビイタ(TAKI BE ITA)を先行レビューさせていただきました。
サイドから見える炎の赤がアクセントになって綺麗♪
収納時は薄型でコンパクトなのですが、実際に手に取ってみるとズッシリとした重さに驚き!3.2mmの分厚い鋼板で作られているので耐久性はバッチリです。また、構造がシンプルなので、万が一 曲がっても自分で叩いて修理できそう(笑)
ということで一生使えそうな焚き火台です♪
見出し
THE IRON FILED GEARの焚き火台 「タキビイタ(TAKI BE ITA)」
THE IRON FILED GEARは香川県の鉄工所によるアウトドアブランド。2019年に薪ストーブ(TAKI BE CAN)を販売しています。
その弟分として、焚き火台 「タキビイタ(TAKI BE ITA)」をMakuakeにて先行販売中。

- サイドから見える炎の赤がアクセントになって綺麗♪
- 収納すると薄さ 0.83cm
- 3.2mmの分厚い鋼板で耐久性バッチリ
- オプションの五徳セットで調理もできる
シンプルな作りで、フラット鋼板を組み合わせると焚き火台が完成!
無駄のない作りになっていることに感心させられました。収納サイズはとてもコンパクトなのですが、そのズッシリとした重さは耐久性がある証拠。
オプションの五徳セットを使うことで調理もできるので、焚き火台としてだけでなくグリルとしても使える逸品♪
Sサイズ … ソロキャンプや焚き火だけの時に便利
Lサイズ … ファミリーキャンプやグループキャンプに便利
Sサイズ | Lサイズ | ||
---|---|---|---|
サイズ | 組立 | 約W195×H212×D233 (mm) | 約W273×H299×D330 (mm) |
収納 | 約W300×H280×D18 (mm) | 約W430×H385×D18 (mm) | |
重量 | 本体 | 約3.4Kg | 約6.7Kg |
五徳セット | 約1.1Kg | 約1.3Kg |
今回は、Lサイズを実際に使ってみました。
おしゃれなデザイン
タキビイタ(TAKI BE ITA)の魅力は、サイドから炎で柄が透けて見えること♪
不思議なもので、
テンションが違ってきます。
薄く収納できる
収納状態が薄いのも驚きのポイント。
一枚の鉄板から無駄なく部品が切り出されているため、極限までデットスペースが排除されています☆
収納ケース(敷板)に収めると0.83mmの”板”に!
フラットな鉄板なので上に物を置いても鉄板が曲がったりする心配が少ないです。
収納ケース(敷板)は本体より薄い鉄板で作られているので軽量。焚き火台の敷板として使うことができます。
購入時はダンボール製の収納ケースが付属しています。
ダンボールだと長く使えるか心配なので、今後、収納ケースやベルト&袋が販売されると良いですね。もう一枚敷板を付けて五徳セット含めてフタができるようになると便利かも。いずれにせよ今後のオプションに期待♪
なかなかの重厚感
タキビイタ(TAKI BE ITA)のデメリットは「重さ」
Sサイズが3.4kg。Lサイズが6.7kgなので持つとズッシリしています。コンバクトですが中身は「鉄の塊」です。
3.2mmの分厚い鋼板だから耐久性バッチリ
タキビイタ(TAKI BE ITA)のデメリットは「重さ」なのですが、それは、耐久性が高いことの裏返し。
※一生使い続けられると言われるスノーピークの焚き火台は1.5mm。
THE IRON FILED GEARは香川県の鉄工所によるアウトドアブランド。鉄工所の鋼材を熟知した「専門性」と「強固」なモノを作っている精神が反映されていると感じました。
通常は薄い材料を曲げ加工し強度を出しますが、厚さのある物に比べれば熱変形に弱く歪んでしまったり、錆などの腐食で穴が開いたりと耐久性は落ちてしまいます。
厚い鋼板を使うことで重さはありますが、それでも長く使っていただく為の丈夫さを優先しました。
穴をあけて軽量化することも可能ですが、灰が落ちたり飛散することを考え軽量化の為の穴はあけず、空気の取り込み口のみとしました。
by THE IRON FILED GEAR
実際に薪使い放題のキャンプ場で、ガンガン焚きましたが、ガッチリした焚火台です☆
五徳セットは必須オプション!
タキビイタ(TAKI BE ITA)を買うなら是非一緒に検討しておきたいのが五徳セット。
五徳セットには、「ロストル」と「五徳」が含まれています。
ロストルは燃焼効率を上げるのと、火床を上げて地面へのダメージを抑えるために必須だと思います。
五徳にはダッチオーブン(約8インチ)とスキレット(約8インチ)を乗せても、かなり安定感がある感じ。※耐荷重の記載はありませんが何でも乗る気がします(笑)
五徳は本体に対して斜めになるので隙間から薪を追加できて便利♪
また五徳の脚を使うと薪を立てて組みやすくなるので、着火する時や火を大きくしたい時に重宝します。
五徳セットは基本セットと同じサイズに収まるので、重ねて収納することが可能。
収納箱から厚さがはみ出してしまうのですが、ダンボールの収納ボックスにギリギリセーフ?な感じで収まりました(笑)
参考 代替品では物足りないので純正の五徳セットがオススメ
五徳やロストルは、100均の焼き網などを折り曲げれば工面できるかもしません。ただ、組み立てたときの美しさや耐久性、便利さを考えると、せっかくタキビイタ(TAKI BE ITA)を買うなら五徳セットも合わせて買いたいところ☆
地面へのダメージは?
地面への熱ダメージは、そこそこ気にしたほうが良さそうな印象でした。
今回は芝生の上で焚き火をしなかったのですが、 火を入れて焚き火をしている時に敷板の温度を計ったら37.3 度でした。※ロストル使用・普通火力の焚き火にて。
焚火台の最下部(炭受け)まで約14cm、ロストルまで18.5cmぐらい。
付属のプレートのみだと、芝生の上で激しい焚き火をすると焦げはしないけど、枯れる心配があるかも?※実験したわけではなく個人の推測です。
芝生の場合は、対策をして空間をつくると地面へのダメージを気にしなくても良いレベルになると思います。
- スパッタシート(耐火シート)を下に敷いたり
- 薪などを敷板の下に置いて底上げする
耐熱塗装ではない点は注意
タキビイタ(TAKI BE ITA)の注意点は、耐熱塗装ではないこと。味を楽しむアイテムです。
- 本体と敷板は黒の塗装加工
- 五徳セットは塗装なしの黒被覆の状態
商品に同梱されていた説明書に、塗装は「お届けまでにサビを防ぐための加工」と記載があります。
一度、グリル&焚火台として1泊2日のキャンプで使った状態がこちら。
高熱だった箇所の塗装が剥がれています。綺麗♪
使うと塗装は剥がれます。このまま使い続けたら綺麗に色づきしそう♪
また、敷板も焚火台の足で擦れる箇所の塗装が剥げます。
組み立て方
最後に組み立て方をザッと紹介します。
二つの板を組み合わせて、両サイドのパーツを取り付けて完成。
五徳セットの組み立て方も迷いません。
- ロストルはサイドパネルを付ける時に取り付け
- 五徳は最後に上に乗せるだけ
迷うことなく組み立て可能☆
まとめ
今回は、ジ・アイアンフィールドギア(THE IRON FILED GEAR)のタキビイタ(TAKI BE ITA)をレビューしました。最後にまとめます。

- サイドから見える炎の赤がアクセントになって綺麗♪
- 収納すると薄さ 0.83cm
- 3.2mmの分厚い鋼板で耐久性バッチリ
- オプションの五徳セットで調理もできる
- 芝生で使うなら下駄を履かせたほうが安心
- 使うごとに味(色の変化)を楽しめるアイテム
唯一の欠点が重いことですが、耐久性を優先して3.2mmの分厚い鋼板を使っていることの裏返し。構造がシンプルなので、万が一 曲がっても自分で叩いて修理できることから一生使える焚き火台ですね♪
