タケノコテントミニは、DODのタケノコテントの”ミニ版”のテント。
実際の利用シーンを想定しながら、その魅力をご紹介。
タケノコテントは、大人数で過ごすには快適ですが、4~5人の家族で過ごすには正直大きいのが気になるポイントでした。ミニ版は、オシャレな外観はそのままで、サイズが小さくなってファミリーキャンプで使いやすくなっています。
個人的に、かなり良いテントだと思います♪
タケノコテントミニについて
タケノコテントミニは、タケノコテントの小さい版。
機能はそのままで、サイズが1mほど小さくなっています。価格も5万円台なのでお手頃♪
- 機能そのまま、ひとまわり小さいタケノコテント
- 区画サイトに入るサイズ感
- 生地がポリコットン
- 価格は5万円ほど
それぞれ掘り下げでご紹介します。
機能そのまま、ひとまわり小さいタケノコ
DOD の Twitterで、タケノコテントミニの特徴が案内されています。
【新商品 タケノコテントミニ】
大人気のタケノコテントにコンパクトモデルが登場!
結露しにくいポリコットン生地や、使いやすい機能はそのまま、車と一緒に7×7mに収まる設営面積に!省スペース少人数でもグラマラスなキャンプを楽しみたい方はいかがでしょうか?https://t.co/hZ1TFQJ1hz pic.twitter.com/cPjOYZBihq
— DOD (@DOPPEL_OUTDOOR) 2018年8月8日
機能はそのまま!
タケノコテント(ミニじゃない方)の特徴はこちら。サイズ感以外の特徴はミニでもあてはまります。
- テントの屋根部分はポリコットン
- 壁部分の生地はポリエステル
- 天井が高い!中が広い!
- 8角形の壁の全てにメッシュ窓があり涼しい
- フロアシートはジッパーで取り外し可能
- 8角形の頂点にサブポールを立てる構造
タケノコテントについては、実際に触ってみて感想を含めて、別記事でご紹介しています。大人8人が寝られるので、広く室内空間を確保したい場合や、大人数でのキャンプに便利です。

区画サイトに入るサイズ感
タケノコテントミニは、7m×7mの区画に、車と一緒に収まるサイズ感。

Photo by DOD
個人的には、一番の魅力だと感じます。
タケノコテントミニのサイズ感であれば大抵のキャンプ場で対応できて、焚き火をするスペースも確保可能。
我が家の経験上、オートキャンプ場の区画サイズは8m×8mが最小サイズ。木の配置や、地面の状況、車の入れ方が制限されることも多いので、7m×7mに入るサイズだと安心です。
タケノコテント(ミニじゃない方)も8m×8mに車と一緒に収まるサイズ感ですが、立地によっては狭い思いをすると思います。
※最悪、サイトに収まらなかったら、車をキャンプ場の駐車場に停めさせてもらうと良いです。
生地がポリコットン
タケノコテントミニの特徴は、天井部の生地がポリコットン(T/C)素材になっていること。
コットンを織り込んだ生地のため、オシャレな見た目と遮光性の高さと通気性の良さを兼ね備えています。また、寒暖差が激しい時に起こる結露が起きにくいため、寒い時期にキャンプをするときには便利です。
↓下が結露した時の写真。フライシートの内側がビッショリです (笑
ポリコットンのデメリットは、生地が重いことと、カビが生えやすいこと。メンテナンスには気を使う必要があります。
ポリコットンの耐水圧は、数値的には低いですが、しっかり水を弾いてくれます。DODのTwitterでも紹介されているのでお墨付き♪
タケノコテントのポリコットン生地は内側に防水コーティングをあえて施していません!
これは透湿効果を重視したためです。そのため、耐水圧は数値でみると350mmと低く見えますが、生地が水分を吸った際に綿素材が膨張して雨漏りを防いでくれます。
そして画像のように水も弾きますよ~ pic.twitter.com/FYhoYUNBwv— DOD (@DOPPEL_OUTDOOR) 2018年8月9日
オシャレなテントの代表格ノルディスクのテントと同じポリコットンの生地なので、見た目と風合いが良いです♪
ポリコットンは結露しにくいのが特徴、そしてオシャレ♪
タケノコテントとの比較
タケノコテントミニとタケノコテントの仕様を比較してみます。
タケノコテントミニ | タケノコテント | |
---|---|---|
サイズ | (約)W350×D350 ×H220cm |
(約) W450×D450 ×H280cm |
重量 | (約) 14.9kg | (約) 21.4kg |
収容可能 人数 |
大人5名 | 大人8名 |
最低耐水圧 | 屋根部分:350mm | 同左 |
壁部分:2000mm | 同左 | |
フロア:5000mm | 同左 | |
材質 | テント屋根部分: T/C (ポリエステル 65%、綿35%) |
同左 |
テント壁部分: 150Dポリエステル (UVカット加工済み) |
同左 | |
フロア: 300Dポリエステル |
同左 | |
メインポール:スチール | 同左 |
両者の違いは、タケノコテントミニのほうがサイズが1m小さいこと。他の仕様は一緒です。
※DODのタケノコテントミニのページにテント壁部分の材質について「UVカット加工」の記載がありませんが、DODに問い合わせしたところ「UVカット加工あり」とのことです。
価格は5万円ほど
価格は 55,000円ほど
同じくDOD社のカマボコテント2が、51,840円なので、ほぼ同じ価格帯。
かなり手が出しやすい価格帯だと思います。
一般的にエントリーモデルのテントは、4万~5万円ぐらいの予算感。
タケノコテントミニは価格が抑えてありながら、見た目もよく、グランピングが実現できるテント。サイズ感もお手頃で扱いやすいので初心者でも扱いやすいテントだと思います。
参考 エントリーモデルのテントは、ファミリー向けおすすめテントでまとめています。我が家のおすすめテントをご紹介しています。

タケノコテントミニの魅力
ここからは、タケノコテントミニの魅力について掘り下げてご紹介します。
タケノコテントとの違いは「サイズが1m小さいこと」だけでしたが、1m違うだけでかなり使い勝手が良くなったと感じます。
我が家のキャンプ経験をもとに、その魅力をご紹介します。
- お手軽にグランピングが楽しめるテント
- 室内空間が広く、家族 5人で寝られるジャストサイズ
- 側面が立ち上がっているため広くて快適
- 夏も冬も、オールシーズンキャンプを楽しめる
お手軽にグランピングが楽しめるテント
タケノコテントミニの魅力は、グランピングが楽しめること。
オシャレなテーブルや椅子、棚などをコーデすれば、素敵なサイトに仕上がります。昔ながらの「テント」とは色やデザインが違うので、他のキャンパーから注目されます☆
沢山のキャンプ用品やエアーベットなどを持ち込んで、ゴージャスに過ごしたい場合は、ミニではなく、通常のタケノコテントがオススメです。
↑CIRCUS OUTDOORの超絶グランピング (椅子1脚だけで30万とか)
室内空間が広く、家族 5人で寝られるジャストサイズ
タケノコテントミニは、側面が立ち上がっていて空間が広いというのも特徴。
そして、家族5人が寝られるサイズ感なので「ちょうど良い」です。

Photo by DOD
側面が立ち上がっているため広くて快適
タケノコテント(&ミニ)は、側面にポールが立つ構造なので、室内空間が広いです。
タケノコテントミニの高さは、220cm~110cm。テント内で大人が立つことができます。

Photo by DOD
更に広い空間で過ごしたい場合は、タケノコテント(ミニじゃない方)をオススメ。高さが280cm~140cmあります。我が家の部屋の天井より高いです。
一般的なワンポールテントだと、サイドの立ち上がりがないため、テントの大きさに比べて室内空間は狭めに感じます。
キャンパルジャパン ピルツ 15 T/C (床サイズ 430×430cm)
タケノコテントミニ (床サイズ350×350cm)

Photo by DOD
最近は、各社から側面を立ち上げたテントが販売されるようになっていますが、私が知る限り、側面の高さはタケノコテント(& ミニ)が一番。
※他にサイドが立ち上がっているテントは、テンマクデザインのCircus440や、キャンパルジャパンのグロッケなどが思い浮かびます。一番的なワンポールテントと比べて、室内空間が広く確保できるとはいえ、タケノコテントほど空間を有効に使えるわけではありません。
夏も冬も、オールシーズンキャンプを楽しめる
タケノコテントミニは機能性も高く、オールシーズン使えるテントです。
- 夏は風を取り込めて涼しく
- 冬も暖かく過ごせる
という特徴を兼ね備えています。
夏は全側面から風を取り込めて涼しい
タケノコテントミニの8角形側面は、全面メッシュにすることができます。

Photo by DOD
全方向から風を取り込めるので、涼しく過ごすことができます。
一般的なワンポールテントだと、下側から少し空気を取り込める作りのものが多く、夏は暑いのがデメリット。その点を上手く克服できています。
- 天井部が遮光性の高いポリコットンなので陽射しを防いでくれる
- サイドも全面メッシュに開放すれば風を取り込める
メッシュシェルター(タープに蚊帳を吊り下げた形状)のような快適さが実現できます。
冬でも便利に使える
タケノコテントミニは、冬でも使いやすい作りになっています。
テント内でストーブ(自己責任)を使うことで暖かく過ごせます。
- 結露しにくいポリコットンの生地
- スカートが付いているため冷気を遮断できる
- メッシュが多く換気がしやすい
- 燃えにくいポリコットン生地
- 大きすぎないサイズ感で効率的に暖められる
冬にキャンプをする方は、結露を防ぐためにポリコットンの生地を使う方が多いです。
一般的にポリコットンのテントは10万円以上する事を考えると、5万円ほどで手に入るのでコストパフォーマンスが良いです。
弱点は風と雨
タケノコテントミニのデメリットについても触れておきます。
風の影響を受けやすい
タケノコテントミニは、側面が垂直に立ち上がっているため、風を受けやすいデメリットがあります。
ふもとっぱらなど、突風でテントが倒壊する可能性がある場所では、注意が必要です。
とはいえ、かれこれ我が家も30泊以上キャンプをしていますが、強風でテントが倒壊する危険を感じたことはありません。(張り縄も毎回手抜きしています)
台風や強風に見舞われるキャンプ場では注意が必要ですが、普通にキャンプするなら問題ないです。
雨に降られると乾燥させるのが面倒
タケノコテントミニは、ポリコットンの生地を使っているため、カビが生えやすい点は注意が必要です。特に、雨に降られてしまうと乾燥させるのが大変。
キャンプ場で乾燥させるは難しいため、家に帰ってからシッカリ乾燥させる必要があります。
- 家の中で扇風機を使って乾燥させるか
- 晴れた日に恵まれれば、外で乾燥させる
ポリコットンの生地なので、乾燥を怠るとカビが生えやすいです。1週間濡れたまま車に積みっぱなしだったりすると、カビてしまう危険があります。
日々忙しくて、テントのメンテナンスに時間がとれないという方は、雨の日に使うのは避けたほうが良さそうです。
平日、乾燥するのが難しい場合は要注意
参考 我が家の場合は、家で扇風機回して干しています。
こんな感じで室内で干す場所が確保できるなら大丈夫です。カマボコテント2を干しているのですが、サイズが大きいテントはたたみ方を変えながら干すことになります。
純正のグランドシートが便利
タケノコテントミニには専用のグランドシートがあります。
設営ガイド機能がついているため、純正品を購入するのが良さそうです。
自作する場合は、365cm×365cmのシートの角を落として8角形にして、角に輪っかを付ければ良さそうですが…。
- 3.6×3.6のシルバーシートだと実質10cmほど短いので同サイズが作れない
- 5.4×5.4のシルバーシート(#3000)を切れば純正品と同じサイズが作れそう
- 厚いシート5.4×5.4(#4000)だと、純正品のグランドシートと値段が変わらない
といった感じなので、手間と仕上がりを考えると純正品が良さそうな気がします。
コストパフォーマンスも良し
まとめ
タケノコテントミニについてまとめます。
- 機能そのまま、1m 小さいタケノコテント
- 生地がポリコットン
- 価格は 5万円ほど
- お手軽にグランピングが楽しめるテント
- 区画サイトに入るサイズ感
- 室内空間が広く、家族 5人で寝られるジャストサイズ
- 側面が立ち上がっているため広くて快適
- 夏も冬も、オールシーズンキャンプを楽しめる
- 風と雨
タケノコテントミニは、ファミリーキャンプに便利なサイズ感。コンパクトになって、無駄がなく、便利になった印象です。
我が家は、タケノコテントの中に何度か入ってみましたが「大きくて使い切れない」というのが正直な感想でした。今回のタケノコテントミニなら、かなり使いやすいサイズ感♪
実際に使うことを想定しても、大きな欠点も見当たりません。
個人的にも魅力的だと思う「タケノコテントミニ」。人気が出て売り切れる気がします。一部ショップでは売り切れになっているので、早めの入手が吉です☆