スナグパック(Snugpak)のスリープシステムの寝袋「ベースキャンプ フレキシブルシステム」を使ってみたのでレビューします♪
寝袋が2重構造になっていてインナーが脱着可能。
ベースキャンプ フレキシブルシステムは快適温度-5℃なので、晩秋や早春でも安心して使える3シーズン寝袋。さらに、防寒対策を追加すれば冬キャンプでも使える作りです。
- インナーが脱着できて温度調整可能
- 快適温度 -5℃ 安心の3シーズン寝袋
- 化繊だからコスパが良い & 結露に強い
- 11月のふもとっぱら 外気 最低気温 7.8℃で快眠!
- まだまだ防寒の余地があり、さらに寒くても余裕でイケる♪
ということで、ベースキャンプシリーズの特徴や、実際の使用感を紹介していきます。
※メーカー様から商品提供していただいています。
スナグパック ベースキャンプ フレキシブルシステム
スナグパックのベースキャンプ フレキシブルシステムは快適温度-5℃対応の寝袋。インナーが取り外せて温度調整できるのが強みです。
インナーのブランケットを取り外して、ひざ掛けや、夏キャンプの肌掛けとして使えます。
ベースキャンプ フレキシブルシステム | |
---|---|
用途 | 3シーズン対応 |
快適温度 | -5℃ |
快適温度(外側のみ) | -2℃ |
快適温度(内側のみ) | – |
材質 | ポリエステル |
収納サイズ | 直径30×長さ50cm |
重量 | 2,800g |
スナグパック ベースキャンプ フレキシブルシステムの特徴
ベースキャンプ フレキシブルシステムの特徴はズバリ3つ!
- インナーが脱着できて温度調整可能
- 快適温度 -5℃ 安心の3シーズン寝袋
- 化繊だからコスパが良い & 結露に強い
それぞれ掘り下げて紹介していきます。
インナーを脱着して温度調整できる
ベースキャンプ フレキシブルシステムの最大の特徴は「インナーが脱着できる」こと。
寝袋は二重構造になっていて、インナーを脱着して温度調整可能。
インナーを入れればて使えば快適温度 -5℃の寝袋。
インナーを外せば快適温度-2℃の寝袋。
インナーを取り外すとブランケットになります。夏キャンプの肌掛けとしても使えます。
ジッパーが付いていて寝袋状になっています。
生地はフリースに近いです。
羽織って使ってもOK。
化繊の寝袋だからコスパが良い
スナグパックは化学繊維の寝袋なので価格が安いのが強み。
収納サイズは大きめになりますがオートキャンプなら扱えます。
高機能な化学繊維
スナグパックの化繊寝袋は、使用箇所に特化した素材が使われています。
- アウター生地 : ポリエステル「AQUALight」
- インナー生地 :ポリエステル「SUPERSOFT」
- 中綿: ポリエステル「ISOFIBRE」
参考 ダウンの寝袋は収納効率が高いのが魅力ですが、価格が高いのがデメリット。荷物を背負って山に登る人には必須ですが、逆に山に登らないならダウンシュラフである必要はないと思います。また、ダウンは動物愛護の観点から問題視されています。
Snugpakは軍隊で採用される品質
スナグパック(Snugpak)はイギリスの会社。ジャケット・寝袋などを40年間製造している老舗企業です。イギリスの工場で生産することにこだわり、世界各地の軍隊が採用している実績があります。
※詳しい情報は Snugpak|BIGWING – ビッグウイング を参照ください。
ちなみに、今回紹介するベースキャンプスリープシステムは中国で生産することで価格が抑えられています。
参考 実際に使ってみても信頼できる
信頼できるブランドというのは寝袋選びの安心材料。我が家ではスナグパックのスリーパーエクスペディションや、ソフティーエリート5、子供たちはマリナー スクエアを使っていますが真冬でも快適に寝られています。そのためスナグパックの品質・温度表記は信頼しています。
※個人的にノーブランドの安い寝袋の温度表記は信頼していません。
ベースキャンプ フレキシブルシステムで11月のふもとっぱらで寝たら快眠
実際に11月のふもとっぱらで、スナグパックのベースキャンプ フレキシブルシステムで寝ましたが、寒さを感じることなく快眠♪
- 装備 … 湯たんぽなどの熱源なし、銀マット、EVAフォームマット
- 服装 … スウェット上下、ブレスサーモ上下、靴下
- 気温 … 最低気温 7.8℃
- リアルな感想 … 快眠!
正直、もっと気温が下がらないと検証にならないので、また検証します。
もっと寒くても問題なさそう、防寒対策の余裕もかなりある。
ここからは、それぞれの詳細についてご紹介します。
寝床の装備は最小限
寝袋の検証が目的だったので、寝床の装備は最小限にしました。
- スカイパイロットTC(スカート付)
- アメニティドームMのインナーテント
- ペラペラ銀マット2枚重ね
- EVAフォームマット
- クライミット イナーシャ「オゾン」を外に敷いて使用
- Snugpak 寝袋 ベースキャンプ フレキシブルシステム
本気で防寒対策をするなら、エアーマット「Apollo air」(厚さ8.1cm R値5.2)を敷いて、クライミットのイナーシャ「オゾン」を寝袋の中に入れます。さらに毛布、湯たんぽ、ポータブル電源 + 電気毛布 といった装備になります。
参考 冬キャンプ用の防寒対策は別記事でまとめています。

衣服も最小限
衣服はこちら。
- ミズノ ブレスサーモ 上下
- ユニクロ ストレッチ スウェット上下 (裏起毛なし)
- 靴下
※本気で防寒対策する時には裏ボアのスウェットにします。さらに追加でフードウォーマー、インナーダウン、ダウンパンツ。マスク、ホッカイロを追加して寝ることもあります。
最低気温は7.8℃ 、検証には物足りない寒さ
場所は11月初旬のふもとっぱら。AC電源はありません。
最低気温は7.8℃。検証としては物足りない寒さだったので、またチャレンジしたいと思います。
実際に寝てみたリアルな感想 (口コミ)
快適温度 -5℃の寝袋なので、最低気温が 7.8℃近くなら余裕でした。
マミー型の寝袋なので、顔だけ出して寝たのも効果的だったのだと思います。
寝袋のボリュームも「もっこ もこ♪」なので温かく包んでくれますし、寝袋に入ると体が「じんわり温かく」なり、
全く寒さを感じることなく朝を迎えました♪
ベースキャンプ フレキシブルシステムの細部をレビュー
ここからは細かい作りについてレビューしていきます。
収納サイズ・重さが最大のネック
スナグパックは化繊の寝袋なので、収納サイズが一番の弱点!
我が家にある3シーズン寝袋と比べると大きいです。
ダウン寝袋(1番左)と比べると2倍ぐらいサイズが違います。
どちらかというと、スナグパックの冬用寝袋と同じぐらいの収納サイズ。
左から
- スナグパック スリーパーエクスペディション スクエア (快適温度 -12℃)
- スナグパック マリナー スクエア (快適温度 -2℃) 迷彩柄✕2個
- スナグパック ベースキャンプ スリープシステム (快適温度 -12℃)
- スナグパック ベースキャンプ フレキシブルシステム (快適温度 -5℃)
ちなみに、化繊の寝袋の防寒性能はボリュームがある方が高いと言われているので、収納サイズが大きいことは、防寒性能も高いということです。
生地の質感も良く「もっふ もふ♪」
生地の質感はツルツルしていて「化繊の生地」といった感じ。(ポリエステル・ナイロン系の感触)
裏生地はコットンの肌触りに近いです。ソフトで柔らかい肌触り。汗も吸ってくれそう♪
化繊生地の弱点は汗をかくとベタつくことですが、寒い時期のなら汗をかかないので心配なし。そして春・秋などの暖かい時期はインナーを取り外して温度調整できます。さらに、化繊なので気軽に丸洗いできます。
足元を開いて温度調整も可能。
また、ジッパーを全開すれば掛け布団のように使えます。
中綿もふっくらしていて、厚さを測ると8~9cmほど。
また、ダウンの寝袋と比べて、化繊は背中側が潰れにくいため、底冷え対策になります。
参考 ダウンは背中が「ぺタッ」と潰れて寒い…。
顔だけ出して寝ると温かく寝られる
顔の部分は、ドローコード(ゴム紐)で絞ることができます。
暖かい空気を逃さなくなるので、ここを絞って寝ると温かさが全く違います。
また、ネックバックル(首元の弁)も付いていて冷気を入れない・逃さない工夫がされてます。
使い勝手もよく、作りもシッカリしている
縫製やジッパーなどの作りはしっかりしています。
サイドのジッパーは勝手に開かないようにマジックテープで留められます。
ジッパーは、生地を巻き込みにくく開閉しやすい。
足元側に「輪っか」が2つ左右に付いているので寝袋を干すときに使えます。
スナグパックのベースキャンプ スリープシステムと比較
スナグパックのインナーが取り外せる寝袋はもう一つあります。
- 左 ベースキャンプ フレキシブルシステム (快適温度 -5℃)
- 右 ベースキャンプ スリープシステム (快適温度 -12℃)
違うのがインナーとアウターの対応温度。
真冬にキャンプする方は快適温度が-12℃まで対応しているスリープシステムが便利。インナーだけで3シーズン寝袋としてつかえるのでコレ一個あれば他に寝袋は不要。省スペース&コスパ良好です。
フレキシブルシステムは真冬にキャンプしない方にオススメ。-5℃まで対応しているので、晩秋や早春の「寒いかも?」といった時期まで安心して使えます。
機能・作りは基本的に一緒で、中綿が違うため対応温度帯が異なります。
ベースキャンプ スリープシステム |
ベースキャンプ フレキシブルシステム |
|
---|---|---|
用途 | 全シーズン対応 | 3シーズン対応 |
快適温度 | -12℃ | -5℃ |
快適温度 (外側のみ) |
3℃ | -2℃ |
快適温度 (内側のみ) |
-2℃ | – |
収納サイズ | 直径30× 長さ50cm |
直径30× 長さ50cm |
重量 | 3,200g | 2,800g |
実際に触ってみると、スリープシステムの方が厚みがありますが、広げたときのボリュームはほぼ一緒でした。
まとめ
スナグパック(Snugpak)のベースキャンプ フレキシブルシステムは、
一般的な3シーズン寝袋と比較すると、かなりボリュームがあって温かいです。そして、温度調整ができるから春秋だけでなく夏まで使えます。湯たんぽ・追加毛布などの防寒対策をすれば関東平野部なら真冬でも問題ない質感。
普通の3シーズン寝袋と比べて収納サイズがちょっと大きいのがデメリットですが、一般的な3シーズン寝袋をベースに毛布や他の防寒対策が必要になることを考えると効率が良いです☆
参考 3シーズン寝袋ならスナグパックのマリナー スクエア (快適 -2℃)もオススメ
インナー脱着タイプではなく価格が安いのが強み。一般的な3シーズン寝袋と比べてボリュームがあるので、安心・信頼の寝袋です。
