SINANO WORKSのキャンプ用ハンガーラック「SNIPE HANGER」を実際に使ってみたのでレビューします。
耐荷重10kgですが、最小状態なら大人(65kg)が乗っても壊れない丈夫さ! (動画あり) ※メーカー非推奨
高さを変えると寝袋が干せる!
ポール製品を手掛ける日本の老舗メーカーが作っていて、修理もしてくれるので、安心して長く使うことができます。
商品の詳細や使い勝手のレビュー、キャンプでの具体的な活用方法を紹介します。
※今回使用しているのはサンプル品のため、一部製品版と異なる場合があります。
参考 焚き火ハンガーのおすすめ品の記事はこちら
見出し
SINANO WORKSの「SNIPE HANGER」キャンプ用ハンガーラック
SINANO WORKSのキャンプ用ハンガーラックは、創業102年!老舗アウトドアメーカー「シナノ」が手掛けるハンガーラック。
スキーのポール専門メーカーとして国内トップシェアを誇り、トレッキング、杖、ウォーキング関連製品も手掛けています。

- シャフト素材:耐食アルミ
- 使用サイズ:幅68~99cm、高さ73cm,95cm,130cm
- 収納サイズ:約80× 9×2.5cm
- 本体重量:約940g
- 耐荷重:10kgf
- 生産国:日本
- 使用上の注意
- 直火の上での使用はできません
- ハングするギアの重量を確認のうえご使用ください
- ご使用の環境によっては転倒の危険がございます。ロープ・ペグ等で固定をしてご使用ください(付属しません)
ピンでパチッと差し込んで組み立てます。
伸縮させてサイズ調整ができる
一番の特徴は縦横に伸縮できること。
脚の長さは3段階(73cm,95cm,130cm)に調整可能。
ピンでしっかりとまるのでズレる心配もありません。
調整する時にもピンを押してスライドさせるだけで OK。
横幅68~99cmに無段階で調整可能
横幅は自在にスライド可能。「STOP」の位置まで自由に伸ばして使えます。
製品版は「STOP」がオシャレなデザインになるようです♪
ポールの作りもシッカリしていて、素早く縮めると空気が抜けきれずポンと跳ね返ってくるほど。ポールを継いでいる精度が高い証拠ですね。日本の老舗メーカーらしい技術力を感じます。
実際のキャンプではサイズ調整ができると便利です。夜にテント内にしまう時にサイズが大きすぎてしまうと邪魔になってしまいます。必要ない時にはぎゅっと縮めてコンパクトにできると使いやすいです。
ハンガーとして物を干したい時には高い方が便利ですが、焚き火ハンガーとして使う時には椅子を座った時に手が届く低いたかその方が使いやすいです。用途に合わせて使い分けできるのは助かります。
「耐荷重10kg」は控えめな表現
SINANO WORKSの「SNIPE HANGER」キャンプ用ハンガーラックは、
ハンガーラックで耐荷重表記をしている商品が少ないので、品質に真摯に向きあっている証拠だと感じます。
構造的に一番弱い時の最大伸縮時で表記しているのが、日本メーカーならではの控えめな表記ですが、
ということで、焚き火用のハンガーとして使う分には全く問題ない作りです。
10kgfなので、2Lのペットボトルなら5本。
太さもシッカリとしていて、我が家のアップライトポールと比較してもひけを取りません。
5パターンの使い方を紹介
実際にキャンプなどで色々な使い方を試してみました。
またキャンプだけでなく自宅でも洗濯物を干すハンガーや、衣装ハンガーとして活躍してくれます。
焚き火道具を吊るす
メインの用途は、焚き火道具を吊るす焚き火ハンガー。
焚き火をしている時には、細かい道具類が散らかりがちなのでハンガーに吊るしておくと整理整頓できて便利です。網や調理器具などを吊るしておけるのも便利ですし、見た目も良い♪
注意点は、トライポッドのようにしてダッチオーブンやポットを直火の上に吊るして火にかけることはできません。商品説明に「直火の上での使用はできません」と記載があります。
ライト・ランタンスタンドとして
焚き火ハンガーにもライトを吊るして、手元を照らしておくと便利。
夜はライトがあればあるほど便利です。ライトをたくさん持っていても吊るす場所が足りないと十分な明るさが確保できなかったりします。
洋服を掛けるハンガーとして
洋服ハンガーとして使えます。
設営が終わって汗をかいた時に、上着やエプロンがかけられると便利。
設営する時には動いて暑くなるので上着などが邪魔になりがち、そんな時にハンガーとして使うと洋服が汚れずにすみます。
また、テントを設営している時に寝袋も天日干しすれば、ふかふかの寝袋で寝ることができますね♪ (寝袋は陰干しを推奨していることもあるので自己責任で☆)
寝袋・テントを干す
撤収日には寝袋やテントを干すのに使えます。
脚の先端に割れ目があるので、ここにシートやテントの輪っかを引っ掛けると飛ばされにくくなります。
外で干し物をすると風に煽られて倒れるので、ペグダウンすると良いです。
今回は、二股にガイロープを出しましたが…。後々考えてみると、1本のロープを横棒に這わせて、ロープの両端は上の写真の突起の間に通して下でペグダウンすると手間が少なそうです。ポールとロープの間にテントを挟んで干せば飛ばされにくなりますね。
自宅では物干しやハンガーとして
自宅で物干し竿として使うのにも便利です。
梅雨や秋雨の時期は、室内干しの頻度も増えて、干せる場所が足りなくなったりします。
そんな時にも物干し竿として使えます。
また、物干し竿の下の部分がデッドスペースになっていたりするので、ハンガーラックを使えば下の空間も物干しスペースとして使えます。
簡単に移動ができて便利
SINANO WORKSのキャンプ用ハンガーラックは、4本脚で自立するので、サッと持ち上げて移動できるのも便利です。
我が家がこれまで使っていた自作の焚き火ハンガーは、地面に打ち込んで使うため一度設置してしまうと移動するのが面倒でした。
就寝時にテント内にハンガーごと物を移動できますし、急に雨が降ってきた時など手早く片付けることができます。
軽くてコンパクトに収納できる
素材がアルミなので軽い。
収納状態もコンパクトになるので、車の隙間に差し込んで車載することができます。
釣り竿に近いイメージです。車載するとこんな感じ。写真右端
ソロキャンプで車載に余裕があると散らかる(笑)
キズに強い!アルマイト染色加工
アルマイト染色加工がされているため、キズに強く、アウトドアでガシガシ使えます。
金属フックを使いましたが薄く跡が付く程度。塗装が剥げる気配はありませんでした。
アルミシャフト本体に色を浸みこませているので、表面硬度、耐食性が向上するだけでなく、キズから塗装が剥げる心配もないとのこと。
スキーポール専門メーカーとして国内トップシェアを誇ってきた技術が織り込まれています。ポールはスキー板とバチバチ当たることも多いので、塗装の技術力が高いことがうかがえます。
日本メーカーの強み!修理対応もしてくれる
修理対応もしてくれるのが、安物のハンガーラックとは大きく違うポイント。
修理もOK!
国内、自社生産のSINANO WORKSでは製品の修理対応ももちろん可能!
アフターサポートもご安心ください。
さいごに
SINANO WORKSのキャンプ用ハンガーラックは、他の見た目が似たようなハンガーラックと比べると、価格が高いように思いますが、機能・修理対応ができる点が大きく違います。
- サイズ調整ができる(縦・横に伸縮可能)
- 耐荷重10kgfでシッカリした作り
- ポール製品を手掛ける日本の老舗メーカーの技術
- 修理対応もしてくれる
長く使えるハンガーラックを探している方にオススメのアイテムです。

参考 焚き火ハンガーのおすすめ品の記事はこちら