テントで使う「銀マット」のオススメ品と使い方をご紹介します。
銀面は上か?下か?と悩む方も多いのですが、正しい使いた方も徹底解説♪
寒い思いをして残念なキャンプにならないように、銀マットを持って臨んでください☆
キャンプでの銀マットの役割
キャンプで使う時の、銀マットの役割はこちら。
- 地面からの底冷え対策(保温・断熱)
- インナーテントの底を衝撃から保護
(地面の凹凸と、体重・荷物からくる破れ対策) - 床のクッション
銀マットにはクッション性もあるのですが、クッション性は、他のマットでカバーできます。銀マットの一番重要な役割は「アルミ面の熱反射」による底冷え対策です。
銀マットの使い方 ~ テント内の一番下に敷く
銀マットの使い方はこちら。
- テントの床に敷いて使う
- 温かいほうに銀面を向ける
- 寒い時は体を包む
テント内の一番下に敷いて、テントから熱が逃げないようにします。
アルミの銀面は上向き?下向き?
熱源があるほうに銀面を向けましょう。
防寒のためには、テント内に銀面を向けます。
寒い時期は上向き、暑い時には下向き
熱の伝わり方は以下の3つです。
- 「輻射(放射)」赤外線などの熱線によって直接熱が伝わる
- 「伝導」物質を通して熱が伝わる
- 「対流」空気や液体などの流れによって熱が伝わる
アルミは「輻射(放射)」に効果があります。赤外線を反射するため、温かい側に銀面を向けることで効果が得られます。
「冷気を反射させるために銀面を下に向ける」と考えがちですが、アルミが反射するのは冷気ではなく赤外線。
身近な使用例でも熱源に対して銀面を向けています。
- 夏場に車内を暖めないようにフロントガラスに外に向けて置く
- 日焼け効果を高めるためにアルミマットを上向きにして使う
- お風呂の保温のために銀マットを下向きに使う(銀面を湯面に向ける)
寒い時には上向き、暑い時には下向きにするなど、状況に応じて使い分けると良いですね。
選びかた
銀マットの選定ポイントはこちら。
- 断熱・保温性
- 耐久性
- クッション性
- 収納性
断熱・保温性は、どの商品もあまり変わらないと思います。ただし、後でご紹介するグラバーのオールウェザーブランケットだけは別物。
クッション性は、マットの厚さがある商品が良いです。ただし、キャンプでは銀マットだけで寝るのは現実的ではないため、インフレータブルマットなどでクッション性を補うのが現実的な気がしています。
収納性は、マットの厚さと、収納形状によって違ってきます。
我が家は銀マットをこう選びました
我が家では、銀マット(というよりはアルミシートに近いもの)を多めに買って、状況によって使い分けられるようにしました。床に敷いてテント内の熱を逃がさないようにしたり、寒い時には銀マットで体を包んだりすることを想定しています。
極端な例ですが、クッション性の高い銀マット(ウレタン素材を貼りあわせたもの)ではなく、
防災時に体を包む薄いアルミシートのようなものを選んでいます。
クッション性は諦め、別の物(インフレータブルマットなど)でカバーするようにして、収納性を高めることにしました。
おすすめ商品
銀マットのオススメ品をご紹介します。
スマイルキッズ 非常用 おおきな アルミシート
3年経った今でも全く問題なく使えていて耐久性にも大満足♪
裏面は薄い発泡生地(発泡PE樹脂)となっておりクッション性はあまりありませんが、
ペラペラのアルミシートと比べると十分耐久性があります。収納性も満足です。
- サイズが大きい
- コンパクトに収納できる
- コストパフォーマンスが良い♪
安くて文句なしの商品です。
270cm×270cmのアメニティドームでは、2枚広げて敷くとほぼ床面にピッタリです。
我が家では4枚買って、テントの下に2重に敷いて使っています。
この商品を5年ほど使い続けていますが、今でも現役です。60泊以上使っています。
乱暴に扱わなければ破れる気配がありません。一度、足を引っ掛けて、縁を破ってしまいましたが、修理して使っています。(修理方法は最後にご紹介)
安い商品なので、1年ほど使ったらボロボロになるかと思っていましたが、かなり長持ち♪
冬にキャンプに行かないなら、この銀マットで十分です。
ユーザー(USER) 極厚15mmマット 1000
銀マットに断熱性とクッション性も求めるなら、厚さのある銀マットだと安心です。
上記の「ユーザー」の商品はコストパフォーマンスが良くておすすめの品。発泡ポリエチレン含めて15mmと極厚で、折り畳めるので効率的な収納が可能。
上記の写真は、左から 折畳 5mm、丸巻 8mm、極厚 15mmの銀マットの厚さを比べています。一番右は極厚15mmを折りたたんだ厚さ。かなり厚さに違いがあることが分かります。
ロールタイプの商品は、折りたたみ箇所に切れ込みが入っていないため長持ちします。ただ、収納時に円柱形になるのでスペースが無駄になるのが難点。収納・車載スペースが広い方なら問題ないのですが…。
我が家は、この商品も気になったのですが、当時、セダン車に載めなかったため諦めました。
NASAが開発した グラバー オールウェザーブランケット
グラバー(Grabber)のオールウェザーブランケットは、NASAが開発したブランケット。キャンパーにも人気のアイテムです。
我が家も持っています。
NASAが開発し、4層構造で熱反射・保温性に優れていることから、キャンパーの間では言わずと知れたヒット商品。その性能は、身体を包み込むと体内から放射される体温の80%をブランケット内へ反射・保持するほど。
また、毛布・レジャーシート・タープなどとしても使えます。敷物としてだけでなく、色々なシーンで使うことができます。
寒い時期にキャンプに行くかも?という方には、このシートがオススメ。
体温の80%を反射して保持する高性能
- NASAが開発
- 4層構造 (ポリエチレンフィルム・アルミニウム・繊維・有色ポリエチレンフィルム)
- 軽量(350g)・コンパクト
- 防水・防風性に優れる
- 四隅にハトメ付き
- 保温性に優れる
- 大人1人が快適に使えるサイズ 152×213cm
- 医療機器としてFDAに正式登録されている
- アメリカの軍隊やボーイスカウトでも正式に採用されている
我が家は、冬にもキャンプに行くようになったため、今使っている銀マットが使えなくなったらグラバーのオールウェザーシートに買い替える予定です。
参考 オールウェザーブランケットのレビュー記事はこちら↓
破れても修理して使える銀マット
銀マットは耐久性があるものではないため、何度も折りたたんだり、物を引っ掛けたりすると破れてしまいます。
我が家でも、一番最初に紹介した「スマイルキッズ 非常用 おおきな アルミシート」が一度破れたので、修理して使っています。
銀マットを修理する方法を記事にしましたので、参考まで。
まとめ
銀マットに関するまとめです。
オススメの商品はこちら。
[参考] あわせて検討したいマット類
銀マットだけでは、クッション性・防寒対策としては不十分です。インナーマットや寝袋の下に敷くインフレータブルマットを重ねて使ってください。
我が家で使っている商品をご紹介します。
銀マットの上に敷くインナーマットの代替品ならEVAフォーマットがお値打ちです。テントのインナーマットはテント会社の正規品が一番良いと思いますが、コストを抑えたい方は検討してみてください。
また、寝袋の下に敷くインフレータブルマットなら、DABADAのマットがお買い得。我が家が最初に買ったマットです。
現在、我が家が使っているのは車中泊用の10cm厚のマットです。防寒性・クッション性は申し分ないです。電源なしのサイトで朝方 2℃まで冷え込んだ時がありましたが、使っていたマット類はこのページで紹介しているスマイルキッズの銀マットと下記10cm厚のマットでした。※他に自作スカートや湯たんぽ、毛布、厚着などの防寒対策はしています。
参考になれば☆