多次元型焚き火台 ラプカ(RAPCA)を徹底レビュー!
我が家ではラプカが発売された当初から3年以上使い続けています。焚火台は10個近く使ってきましたが、他に魅力的な焚火台を知りません。
そんな我が家が、ラプカの魅力から、オプション品の数々、調理で活用している具体例(ピザ・オーブン)などを徹底紹介します。
- フラットにできてコンパクトに収納可能
- 焼き網、五徳の位置が自在に調整可能
- 地面を焦がさない作り
- 豊富なオプションで進化する!
※メーカー様から商品提供していただいています
参考 焚き火台のおすすめランキングはこちら

多次元型焚き火台 RAPCA(ラプカ)
多次元型焚き火台 RAPCA(ラプカ)はMAAGZが製作しています。MAAGZは様々な分野の作り手たちが集まって始まった八王子のガレージブランド。独創的なデザインとアイデアが強み。
多次元型焚き火台 RAPCA(ラプカ)は、使い方次第で楽しみ方が無限に広がる焚き火台。
- フラットにできてコンパクトに収納可能
- 焼き網、五徳の位置が自在に調整可能
- 地面を焦がさない作り
- 豊富なオプションで進化する!
ラプカの良いところは、自分好みにカスタマイズできること。

Photo by MAAGZ
今後オプションパーツが追加されていくので、自分好みにカスタマイズして焚き火台が進化するという楽しみがあります♪
正規オプション品だけでなく、アイデア次第で色々な拡張ができます。
自分好みにカスタマイズできるのも強み。
今後販売予定の様々なオプションパーツや、ホームセンターなどで市販されているステンレスや鉄製の角棒やフラットバーなどを、ごとくや焼き網として使って自由に拡張することができます。
出典 :Makuake
- 組立サイズ … 355 x 345 x 345 mm
- 収納サイズ … 353 x 345 x 13 mm
- 材質 … ステンレス (SUS304)
- 重量 … 1.8kg
- 耐荷重 … 不明
実際に使って便利だった4つのポイント
個人的に焚き火台に求める機能を満たしてくれています。
- 焼き網、五徳の位置が自在に調整可能
- フラットにできてコンパクトな収納状態
- 地面を焦がさない作り
- 豊富なオプションで進化する!
これまでの焚き火台では、重量が重かったり、フラットに畳めなかったり、耐久性が気になったり、といった感じで、あちらを立てればこちらが立たずといった商品が多かったのですが、次元型焚き火台RAPCA(ラプカ)は理想的な焚き火台。
焼き網、五徳の位置が自在に調整可能
まず度肝を抜かれたのが、五徳のバリエーションが無限に構成できること。
ラプカの脚には、多段に構成された渡しや穴があり、好きな場所にステンレスの串や板などを組み合わせて 五徳を形成することができます。
高さの違う五徳を作ったり、一番上に棒を集中させてみたり。
縦横に組んでみたり♪
楽しい!
市販の焼き網も乗せることができます。
写真は35×35cmのファイアグリルで使っている網。もう少し大きかったり、長方形でも良さそう。
もちろん網の高さも自由自在♪
火に近づけたり
遠火でじっくり仕上げたり。
ダッチオーブン(19cm)やスキレット(19cm)も乗りますし、五徳の高さを替えたりしながら同時に使うこともできます。
焼きマシュマロやウィンナー炙りも楽しめる♪
ラプカなら鉄串があれば焼き網要らないかも? 荷物減らせそうです♪
フラットにできてコンパクトな収納状態
収納する時は、ペタッと平らになります。
サイズもコンパクト♪
焚き火台の形状によっては、キャンプの荷物を車載する時に、スタッキングができずに場所を取ったりします。
我が家の使っているファイアグリルは、上に物を積まないように神経を使います。上に物を積めないことはないのですが、力を加えると曲がる可能性があるため重いものは乗せません。
その点、収納状態が平らになると、隙間に縦に差したり、上に重い物を積んだりできるので扱いが楽です。
地面を焦がさない作り
ラプカは地面を焦がさない作りになっています。
ラプカのロストル自体の高さは18cm。灰受けは地面から10cm。
ラプカを実際に使ってみると、ロストルの下に灰受けが設けられていて、細かい炭が灰受けに落ちる程度。(下の写真は新聞紙検証とは違う日に撮影)
いつも通り焚き火を楽しんだのですが、下の新聞紙が燃えることはありませんでした。
翌朝に確認した写真がこちら。
焚火台から爆ぜた火の粉で新聞紙の周囲は穴が空いていますが、焚火台の真下部分は全く焦げていませんでした。 ※新聞紙が濡れているのは朝露。
豊富なオプション品で進化する
ここからはラプカ最大の魅力であるオプション品を紹介。
ラプカは基本セットだけでも十分使えますが、オプション品と組み合わせると楽しみが倍増します♪ 特に風防は必須オプションだと思います。
※今後も様々なオプション品の販売が予定されています。
ラプカの風防
ラプカの風防はシンプルな4枚板なのですが、ラプカに装着すると焚火台の形状自体が大きく変化します。
深さはスマホの縦(13cm)ぐらい。
風防自体はシンプルな4枚の金属板。
ラプカの収納袋にフラットに納めることができます。
風防は必要な箇所だけに取り付けることができるので、状況に合わせて対応できて便利♪
四面 … ダッチオーブンなどで弱火でじっくり調理
三面 … スキレットなどで調理をする時に
二面 … 寒い時期に焚火をする時
四面に風防をセットすれば、調理の際に燃焼効率を高めることができます。
風を防ぐだけでなく、熱を反射して鍋や鉄板に熱を集中させることができますね。
調理の時には三面に取り付けて使うのが便利。細かな火加減調整が必要な時に薪の調整がしやすいです。
三面に取り付けることで薪を扱いやすくなります♪ 寒い時期には焚火の熱を風防が反射して前面に集めてくれそうです。
実際に、風の強い砂浜で火起こしする時に活躍!
二面に取り付けると、流れてくる風をガードしてくれます。
寒い時期に焚き火をする時は、人がいない方向に風防を取り付けることで熱を反射する効果が期待できます。
風防を付けると火を楽しめなくなるので、焚き火を眺めたい時には必要ないところは外すと良いですね。
参考 焚火では、風防やリフレクターで風をコントロールすることが大事
風防やリフレクターは焚き火の効果を最大限に活用するのに必須のアイテム。使わなくても力技(薪を増やす)でなんとかできたりしますが、使うと格段に燃焼効率が違います☆
我が家でも寒い時期にはリフレクターを設置したりします♪


焼き網
美しいデザインが特徴の焼き網。

基本の柄とシーズン限定の柄が販売されています。
網の両端には、ラプカに引っ掛ける突起付き。
3枚横に並べるとラプカにピッタリのサイズ。
ホタテ焼いて良し♪
肉焼いて旨し♪
長尺鉄板
長尺鉄板は、焚き火台を占有しないサイズだから端の方でも使えるのがメリット。

厚さ3.2mm。両端のハンドルは鉄板が落ちないように曲がっています。
ラプカの焼き網と一緒に並べて使えば、網と鉄板を使い分けて調理が可能。
長尺鉄板は、錆止め加工をしていない鉄製なので「油ならし」が必要です。
シーズニングせずに使って、洗って翌日まで放っておいたら、裏面に少し錆がでました。(うっかり!)。使う前にシーズニングして油をなじませておくと良いです。
参考 スキレットのシーズニングと手順は一緒です。
焚き火ごとく 標準 丸
ラブカの標準的な五徳。両端が引っかかって落ちないような作りになっています。
スキレットやダッチオーブンなど重い調理器具もしっかりと支えてくれるごとく。
ラプカの焚き火台からズレないように縁が付いているのも使いやすいポイント
個人的には、スキレットやダッチオーブンを使う事が多いので、一番出番の多いアイテムになっています。
ニコイチごとく
サイズが変えられるニコイチごとく。

分解するとコンパクトになります。
収納サイズが小さくなることと、ラプカ以外の焚火台にも合わせられるのが便利なポイント。
飯盒炊飯をする時にも便利。
8インチのダッチオーブンも乗ります。
TAKIBI ツールバッグ
焚火ツールバッグはラプカの各種オプション品や、焚き火ギアをガッツリ収納できる帆布バック。
本体の収納袋へ収まらないオプション品がバッチリ入ります♪
一つのポケットに焼き網が4枚も入りました。
フラップ付きで中身が飛び出さない作り。
フラップがあるとサイズオーバーしても収められるので、一般的な焚き火ギアも入ります。長いトングや、Ventlaxのバネ付き火バサミ、Ribitekの火吹き棒も入りました。
持ち運ぶだけでなく、自立するのでそのまま現地で焚き火ツールのスタンドとしても活用する優れもの。
また、上部の輪を使って、焚き火ハンガーに吊るしてもOK
丈夫な帆布生地だから一生使えますね♪
ハンドル付きで持ち運びやすいです。
焚き火陣幕 NOMAD (ノマド)
焚き火陣幕 NOMAD (ノマド)は、ソロキャンプ向けの小型・軽量な陣幕。
高さが膝下ほどで火元をカバーできるサイズ。拡張パネルを追加すると横幅を広げることができる優れもの。
- 生地 … 帆布(ARBERTON ARMY DUCK / アーミーダック 18oz)
- サイズ … H350mm × W1020(3枚パネル)
オプションを組み合わせて色々な調理ができる♪
ラプカにオプションの鉄板や焼き網が追加されたことで調理の幅が格段に広がりました♪
ということで、さっそく「ピザ」「厚切り肉のグリル調理」「焼肉」にチャレンジしてきたので紹介します。
キャンプで試行錯誤しながら料理を楽しんでみましたが、どれも絶品でした♪
ピザ
我が家がテンションが上がるのが「キャンプでピザ!」
自分のサイトでピザを焼けると幸せになれます(笑)
チーズがいい感じに溶けて♪
生地の焼き具合もバッチリ!
- 下段に焼き網2枚+アルミホイル → こだわるならピザストーン
- 上段に長尺鉄板&焼き網 → 長尺鉄板2枚がベスト
上下に炭を置いてピザを焼き上げます♪
焼き具合を確認しながら、5分ほど待てばピザが完成♪
美味しそうに焼いている動画がこちら↓
ブロック肉のグリル調理
じっくり火を通した豚のブロック肉。
中はイイ感じの焼け具合。チョット焦げたので次回の課題ですね☆ 肉の脂がしたたって炎上(笑)
火加減の試行錯誤や肉の焼き具合を確認しながら調理するので楽しめます♪ ※焼き加減を確認するためにクッキング温度計があると便利。
上段と下段にに長尺鉄板を置いて炭を乗せ、両面からじっくり火を通します。
- 下段に鉄板+焼き網
- 上段に焼き網 + アルミホイル
炭火の熱を使ってじっくりと火を通すので柔らかい豚肉のグリルができあがり♪
焼肉
BBQの定番「焼肉」みんな大好き「焼肉」
ラプカの焼き網を3枚並べて家族でワイワイ♪
鉄板も並べれば、鉄板と網焼きを同時に楽しむことができます。
ラプカの組み立て方
組み立て方は思いのほか簡単。
まずは、脚をH字に組み立てます。
灰受けをセット。
「パチッ」と気持ちよく溝にハマります♪ 細部までこだわって仕上げているのが伝わってきます。※日本製
最後にロストルを乗せれば完成。
ロストルもズレないように折返し加工済み。
最後に、お好みで五徳を設置します。
組立方法の動画がこちら↓
風防を取り付ける手順
風防(オプション品)の取り付け方もシンプル。縦と横、2種類の板が2枚ずつ入っています。
ラプカ本体に軽く曲げながら取り付けていきます。
横側は曲げずに挿し込めるので、横側パネルを先にセットしたほうが良さそう。
四隅は上手に噛み合い、邪魔しないように作られています。
気になるポイントは耐久性ぐらい?
ラプカは使い勝手と収納効率はバッチリ文句なしなのですが、気になるポイントは耐久性。
ですが、3年以上使っていますが、全く問題はありません。
3年以上使ってるけど問題ない
ラプカのロストルなどは薄い鉄板を使っているので耐久性が気になるポイント。
我が家はラプカを3年以上、数十回は使っています。少しロストルの歪みがある程度で実用には問題がないレベル。それ以外のパーツは全く問題なく使えています。
また、交換用パーツも販売されているため、安心して使い続けられます♪
ファイアグリルと比較
最後にファイアグリルと比較したサイズ感を紹介。
実は、ファイアグリルと言っても我が家はMAGNA(マグナ)のファイアグリルを使っています。とはいえ、本家とサイズ感などがほぼ一緒の商品。(下記記事で詳細に比較しています)

上からのサイズ感。
どちらも35×35cmの焼き網が乗りますが、ロストルはファイアグリルのほうが大きい&シッカリしています。
横からのサイズ感。
ロストル・灰受けの高さを比較。
焚き火台としての安定感はファイアグリルのほうが良いです。灰受けが四辺が立つお皿型になっているので炭がこぼれる心配がないです。面積も広い。
ラプカの強みは「五徳を自在に作れてワクワクしちゃう♪」ことと「フラットな収納状態」。使っていてテンションがあがります。自分好みのオプションを追加できるためかな?
安心・安定・堅実・長持ち重視なら実績のあるファイアグリル。焚き火でワクワクしたいならラプカ。
さいごに
多次元型焚き火台 RAPCA(ラプカ)は、使っていてテンションが上がる焚火台。
- 焼き網、五徳の位置が自在に調整可能
- フラットにできる理想的な収納状態
- 地面を焦がさない作り
- 豊富なオプションで進化する!
個人的に、この4点を満たす理想的な焚火台です。
ラプカを買うなら風防オプションは絶対オススメです☆
参考 焚き火台のおすすめランキングはこちら
