キャンプで使う(自称)おしゃれラックの自作第二弾です。
今回は、長いラックにチャレンジしました。
かかったコストは、なんと 0円♪ 手間はそこそこ♪
第一弾のラック作りの端材と、家にある材料を組み合わせて作成しました。
その作り方などをご紹介します。
参考 第一弾の木製ラック自作の記事はこちら
おしゃれ長ラックの完成形
(自称)おしゃれ長ラックは、こんな出来栄え。
- 2段構成
- アイアンラックの木材版
- 下段には、重いものを置くことができる
- 上段には、あまり重いものを置かないほうが良い(不安定)
なにより、コレだけの収納スペースがあると、一気に収納問題が解消します。
今まで、雑然と配置していたキャンプ用品が、この棚にほとんど収まります。収納場所があると、荷物が片付きますね。
そして、このラックは存在感が結構あるので、一気にサイトがオシャレになった気がします。
難点は、不安定なところ。上部を揺らすと、全体がユラユラと動きます。下板も柱に挟んで固定するようにすれば、ある程度解消すると思いますが、面倒なのでやっていません。
とはいえ、棚として使う分には全く問題ありません。テーブルとして使おうとすると多少難ありといった感じでしょうか。
組み立てが楽ちん♪
組み立ては、板に両脚を挿すだけです。
かなり楽です。
上段の棚板に、片方の脚を挿して。
もう一方の脚を挿して、下段に棚板を乗せれば完成。
30秒もあれば組み立てられます。
収納効率は悪い★
このラックは、棚板と柱をバラせるせるだけで、収納性は皆無!
気になる収納状態はこちら。
これで限界。
…我ながら「アホ極まれり」
自分でも「よくもこんなデカくて重いものを持ち歩くなぁ」と思いながら、設営・撤収しています。木製の椅子・テーブル・ラックやら、コットンの重いテント・タープとか持ち出したら、それはもう「○○引越センター」にお願いしたほうが良いレベルだよ♪
キャンプなの? 引越しだよ!
目を覚ませ。
身の丈ほどのデカイ棚板を、エレベーターで運んでいたら、誰しもがそう思うはず…。
…と心の中で思いつつ
車載する時には、ミニバンの 2列目の座席の下に挿しています。
材料
極まれし方々のために、材料をご紹介♪
細い板
柱になる細い板です。
- 上段の柱となる板 4枚
- 柱を組み立てるための渡し板 6枚
※真ん中に余計な物(ラック1号の部品)が写っていますので ご注意ください。一旦バラしてニス塗りした時の写真です。
我が家では、柱となる板 4枚は、オシャレラック1号(ハンガーラックのリメイク)の残り板を使いました。
6枚の渡し板は、例のごとく木材屋さんでGetしたもの♪ 45mm×15mmの赤松だと思います。ホームセンターだと 2mの長さで2百円ほど。
ただし、赤松は耐久性は期待できないようなので ご注意ください。
今回作るラックでは、板の弱い面に力がかかるような組み方ではないので、重いもの(ダッチオーブン4個とか)を乗せなければ問題ないです。4本の柱板はもう少し頑丈そうな板を探したほうがベストかもしれませんが、感覚的には大丈夫だと思います。
棚板
杉の板が安く売っています。長さ3.5m×幅24cm×厚さ2.4cmの長板が2,500円ぐらいで買えます。(2017年5月は 1,780円でした)
これを切って棚板にします。
ホームセンターの建材売り場にこんな感じで並んでいます。
そのままでは長くて持ち運びできないので、ホームセンターの工作室で加工して持って帰ると良いです。カット、面取り、ヤスリがけして、持って帰れば、棚板が完成します。
他の棚板候補
- 1×4のSPF材を2~3枚並べて使えば、さらに安く済みます。
- 軽さを重視するなら「ファルカタ集成材」がおおすすめ。超軽いです。
参考 我が家は自宅の棚板を流用
我が家では、キャンプ用品を収納するための棚の板を流用しています。キャンプ用品を車載したら自宅の棚が空くので、その棚板を外して持って行きます。ということで材料費がタダ。一石二鳥。
釘 (ステンレス スクリュー)
柱板を組み立てるのに必要なステンレスのスクリュー釘。全部で24本。
- 鉄だと、すぐサビるので、ステンレスが良い
- ストレートだと緩んで抜けるので、スクリューが良い
- 長さは 38mmが丁度良い (柱板が2cm程の厚さのため)
木ネジでも良いと思いますが、以下の理由から釘にしました。
- ネジは工作するのが面倒
- 電動ドリルで下穴を開ける必要がある
- 電動ドライバーを使うと勢い余って失敗する気がした
- 手でドライバーを使って木ネジを入れるのは疲れる
- ネジは、ステンレスのスクリュー釘より値段が高い
釘ならハンマーで叩き入れるだけです。念のため下穴を空けましたが、下穴を空けなくても割れずに打ち込めました。
下穴を開けるかどうかは木の状態を見ながら判断すると良いと思います。板が割れなければ、下穴を空けずに、釘を打ったほうがキツく締まって良いです。
最初は普通の釘を使ったのですが、一度使ってみたら緩んできました。下穴を空けたのが緩みの原因かもしれません。ということで、最終的にはスクリューの釘に変更しました。
作成手順とポイント
材料が揃ったら工作は簡単です。
釘を打って柱板を作るだけ。
上段は、棚板を挟むため、板を2枚渡します。下段は棚板を乗せるために渡し板は1枚でOK。
ただし、一点注意点があります。
柱の上部の板は、棚板をピッタリ隙間なく挟むようにしないと、かなりグラつきが発生します。私の場合、グラつきがひどくて一回失敗しています。柱に残念な釘の跡が残りました…。
そのため、一番上の渡し板を釘で打つ時には、実際の棚板を使って、ピッタリはさんだ状態で、釘を打つと良いです。
上の写真で説明すると、
- 柱(上部)の下側の渡し板を釘で打ち込んだ状態
- 棚板を挟んで、上側の渡し板を釘で固定しようとしている
- 棚板を、渡し板ごしに右足と左手で強く挟む。右手で釘打ち
といった作業をしました。
最後に、我が家の場合は、ハンガーラックの端材を使っているので、柱板の上部をカットして形を整えました。
そして完成。
トリコロールのバンドは、2つの柱材を結束させるためのゴムバンドです。
さいごに
たまたま手に入れた、中古の木製のハンガーラック 800円。
そこから誕生した自称オシャレラック1号。
その端材で誕生した今回の自作ラック(大)。しかも、キャンプ用品の収納棚の棚板が流用できて一石二鳥。
使い勝手も良好♪
ただ…。
- 木製ラックはデカくて重い。
- 我が家には、オシャレに飾るものが無い…。
ということが分かりました♪
参考 既製品を買ってしまうほうが良い場合も
DIYが苦手だったり、面倒だと思う方は既製品を買ってしまうという手もあります。
自作してコストが安くなるかと言うと、そういうわけでもないです。材料費だけでなく、作成にかかる時間を加味すると、買ってしまったほうが安上がりで、仕上がりも良好。材料費は数千円ですが、1日かけて作成したとすると日給1万~。
ただ、我が家のように、DIYが楽しめる方なら、ぜひ自作ラックにチャレンジしてみてください♪