ネイチャーハイクの3人用テントのレビューです。
使い勝手は上々で、ソロキャンプで使うならちょうどよいサイズ。カマボコテント2のインナーとしても大活躍しているテントです。
その軽さと、設営の簡単さに感動しました♪
ネイチャーハイクについてと、実際に使ってみて良いと思った点、気になる点、設営手順などをご紹介します。
※販売店様から商品提供していただいています
ネイチャーハイクは中国のブランド
ネイチャーハイク(Naturehike)は、2010年に中国で設立されたアウトドアブランド。
「高品質で軽量なアウトドア用品」をコンセプトに製品を製造しています。キャンプ用品だと、テント、寝袋、スリーピングマットや、アウトドアチェアやストーブ類まで製造しています。
ちなみに、ネイチャーハイクのテントは、MSRのテントと似ています。ロゴや、テントの色が似ているため、コピー商品だと思われがちですが、比べてみると結構違っていることが分かります。
中国のブランドですが、日本でもコストパフォーマンスの良さが評判となっていて、評価も上々。
実際にテントを使ってみても、良い印象(値段が安くて品質も満足)を受けました。
ネイチャーハイク(Naturehike) クラウドアップ3(Cloudup3)
今回レビューするのはネイチャーハイクの3人用のテント。
商品タグには「Cloud-Up 3 Person Tent (NH15T003-T)」と記載があります。
- 耐水圧は 4,000mmなので、全く問題ないレベル
- インナーテントのサイズは、約 2m×1.8m (幅 60cm×3人)
- サイズ的に、2人用が現実的
- 重さは約2kg。2Lのペットボトルと同じで軽い!
軽量で扱いやすいので、かなり便利に使えます。
- ソロキャンプにもちょうどよいサイズ
- インナーテントだけで自立する
- 設営が楽チンで、テントも軽い
グランドシートが付いていたり、絶妙な使い勝手のペグも付いています♪
必要なのはペグハンマーだけ。ハンマー忘れたら足でペグを押し込めばOK。
スペック
スペック | |
---|---|
対応人数 | 3人 |
インナーサイズ | 210××185×(h)110cm |
アウターサイズ | 310×210×(h)116cm |
収納時サイズ | 40cm×15cmx15cm |
耐水圧 | フライシート 4,000mm |
インナーテント 4,000mm | |
重量 | テント 1800g |
ポール 200g | |
グランドシート 120g | |
フライシート | 20D シリコンコーティングナイロン |
インナーテント | 20D シリコンコーティングナイロン |
B3 メッシュ | |
ボトムシート | 20D シリコンコーティングナイロン |
ポール | 7001 アルミニウム |
付属品 | アルミペグ、張り縄 |
出典 : Cloud UP 3 Ultralight three men tent | Naturehike
※同じ形状で、オレンジとグリーンもありますが、そちらは生地が違うため、耐水圧が低く、重いです。
MSRのテントと似ているが、構造が違う
正直、MSRのテントと似ている印象を受けます。
↓MSRのテント
実際に比べてみると構造が全く違っています。単純なパクリ製品ではないことが分かります。
- ロゴの雰囲気
- テントの色合い
- テントの構造
色合いは似ていますが、テントの構造が違うため別物です。
参考 ヒルバーグ風のテントもあります
なるほど…。
使ってみて良いと思った点をレビュー
実際に使ってみましたが、かなり使いやすいテントです。
- ソロキャンプに使いやすいサイズ感
- 驚きの軽さ
- 設営が簡単
- インナーテントとして優秀
- そして安い
といった点が強み♪
ソロキャンプに使いやすいサイズ感
3人用のテントですが、ソロキャンプに使いやすいサイズ感。
1人だと、幅90cmの広々マットを敷いて贅沢に眠れます。
幅90cmのマットと、幅70cmのコットを入れると、ちょうど良い感じに埋まりました。
スペック上は3人用ですが、実質 2人用だと考えたほうが良いです。
MSRのテントも同様ですが、山岳用のテントなので対応人数の表記は注意しないといけません。

Photo by GearBest
インナーテントのサイズは、幅185cm×縦210cm。
- ギュウギュウで3人が寝られる?サイズ (幅 60cm/人)
- 2人で寝るのに困らないサイズ (幅 90cm/人)
- 1人なら広々と使える (幅 180cm/人)
インナーテントの高さは110cm。テント内では立てないので、基本的には寝るだけです。

Photo by GearBest
何より軽い
実際に驚いたのがテント自体の軽さ。
全部で2.1kgほどなので、2Lのペットボトルと一緒です。
片手で持てるサイズ。
収納サイズは、直径15cm×40cm。サンダルと並べるとこんな感じ。
取り扱いがかなり楽です。
今までのソロキャンプでは、アメニティドームを持ち出していましたが、この軽さと手軽さを知ってしまうと、もう戻れません。
張り方が簡単
テントを張るのも簡単です。
慣れれば1人で5分もかからずに設営できます。
本当に楽チン♪
- グランドシートとインナーテントを広げてペグダウン
- ポールを組み立てて四隅に挿す
- インナーテントをポールに吊り下げる
- フライシートをかぶせる
ポールは、全てショックコードでつながっているため、パチパチと簡単に組めます♪
※詳細な設営手順は後ほどご紹介します。
インナーテントとして使える
このテントはインナーだけで自立してくれるので、他のテントのインナーテントとしても使えます。
サイズも大きすぎない(210cm×185cm)ので、大抵のテントには入ると思います。
カマボコテント2にも、ちょうど良く収まります。
カマボコテント2の、純正のテントと比べてサイズが小さいので、リビングスペースが広々ととれます。
参考 ドッペルギャンガーのカンガルーテントと比較
ネイチャーハイクのテント(3人用)は、ドッペルギャンガーのカンガルーテントと似たような使い方ができます。
個人的には、コストパフォーマンスを考えるとネイチャーハイクのテントの方が便利だと感じます。何より軽いのがメリット! また、フライシートが付いているので普通のテントとしても使えます。
ネイチャー ハイク (3人用) |
DOD カンガルー テント(M) |
DOD カンガルー テント(S) |
|
---|---|---|---|
インナー サイズ |
210cm× 185cm× (h)110cm |
210cm× 210cm× (h)142cm |
220cm× 150cm× (h)128cm |
価格 | 約1万9千円 | 約1万7千円 | 約1万4千円 |
重量 | 1.8kg | 4.6kg | 3.8kg |
雨でも問題ない
耐水圧が4,000mmあるので、スペック的には全く問題ないです。
フライシートに水をかけてもシッカリ弾いています。
裏面はシームテープも施されているので、雨漏れの心配はなさそう。
インナーテント ボトムの縫製部(角)も、シームテープがシッカリ施されています。
(内側を撮影)
実際に、このテントで雨に打たれた事はありませんが、安心できる作りです。
縫製などの細部もバッチリ
細部の縫製も気になるところですが、細かくチェックしても特に目立つ粗はありません。
インナーテントの出入り口のジッパー
テント頂部にはポールが当たるのですが、その部分は生地が2重になっています。
また、張り縄の末端もほつれ止めのために焼かれていて、細かい気配りがされていることが分かります。
有名なブランドのテントでも、張り縄の末端処理が甘い商品もあるので、個人的には評価が高いです。
ペグが小さいが、それが使いやすい
付属のアルミペグの長さは15cmぐらい。
アルミペグ23cm、スノーピークのソリッドステーク20と比べると、短くて小さいです。
最初は「短い!」と思いましたが、実際に使ってみるとなかなかのホールド感。
2kgの軽いテントを支えるならこのサイズで十分なのだと思います。汎用的なサイズのアルミペグが入っていると安っぽさが感じられますが、テントに合わせて絶妙なサイズを選定していることが感じられました。
気になる点をレビュー
良い点ばかりを紹介してきましたが、気になる点もご紹介します。
生地が薄いのは「軽い」という強みなのですが、使い方によってはデメリットになるため、上手に付き合う必要があります。
遮光性が低い
テントの生地は薄いため、遮光性が低いのがデメリット。
色も淡いので、光を通します。
とはいえ、テントの用途は寝るだけ。
実際は、日中にテント内で過ごすことは無いのでデメリットにはならないと感じでいます。
また、夜は日が落ちるので遮光性が低くても問題ありません。
ただし、暑い時期の朝は要注意。朝日を浴びてテント内が暑くなります。
6月末に都内でキャンプをしたところ、朝の6時40分にテント内で 41.5℃を記録。
ゆっくり寝たい方はタープなどで朝日を遮ると良いと思います。
これは、ネイチャーハイクのテントだけでなく、他の軽量テントも同じことが言えますね。
冬は厳しい
生地が薄く、スカートもないため、冬は向いていません。
実際に、キャンプ場で過ごした時には、テント内と外の温度差はほとんどありませんでした。
過去の経験上、1人居ると1~2℃テント内の温度が高くても良いのですが、ほとんど温度差がないので、保温効果は期待できません。冬はテント内が外と同じぐらい寒いはず。
逆に、夏は涼しく寝ることができます。
インナーの上部がスケスケのメッシュなので、暖かい時期用のテントですね。
設営手順
ここからは、ザッと設営手順をご紹介します。
軽いので、かなり楽に設営できます。
- グランドシートとインナーテントを広げてペグダウン
- ポールを組み立てて四隅に挿す
- インナーテントをポールに吊り下げる
- フライシートをかぶせる
グランドシートを広げ
その上にインナーテントを広げます
そして四隅をペグダウン。
次にポールを広げて、組み立てていきます。
全てのポールがショックコードでつながっているので、パチパチと気持ちよくポールが組めます。
広げたテントの上にポールを置いて
ポールの四隅をグロメットに刺して立ち上げます。
ポールが立ち上がりました。
立ち上がったポールに、インナーテントを吊るしていきます。
上部のポールは、クルクル回って逃げるので、チョット挿しづらいかな。
インナーテントの完成です♪
あとはフライシートを被せて
ペグダウンして完成
風がある時には、張り縄をします。
評判・評価は上々
あまり聞き慣れないネイチャーハイクですが、
テントの口コミを調べてみると、評判は上々です。
- 値段が安い
- デザイン・性能共に満足
- 雨漏りしない
といった感じの口コミが多いです。
実際に私がSNSで交流している方も満足している方ばかり。
一方、少数ですが、雨漏りがした(1件)、ポールが折れた(1件)という口コミもあります。雨漏りに関しては暴風雨でも大丈夫だったという方もいますし、問題ないという方もいるので使用時の天候が悪かったのかもしれません。
ポールが折れた件はハズレを引いたのかもしれません。その際は早めに返品・交換の手続きを取ると良いと思います。一般的に、ポールは連結が甘いと折れるので設営時に注意すると良いです。
実際に、私は5~6回使っていますが、特に問題なく使えています。
さいごに
当初はあまり期待していなかったのですが、予想以上の使いやすさに驚きました。
シッカリした作りで、安っぽさがありません。
コストパフォーマンスで選ぶならオススメのテントです。
上記以外にも、ネイチャーハイクは、1人用からツインポールのシェルターまで幅広くテントを展開しています。
参考 ブランドで選ぶならMSRがオススメ。
価格は2倍以上ですが「本物の風格」と「カッコ良さ」は格別です☆
[参考] GEARBESTで買い物をする場合
ネイチャーハイクは、GEARBESTで買うと安く手に入れることができたりします。
※2018/7/6 時点
- 日本への送料は無料
- 5~9日後に届く
日本のAmazonで買い物をする時には、19,440円ですが、
GearBestだと159.99ドル (PayPalの通貨換算レートで18,337円)
決算はPayPalがオススメ
- クレジットカード情報が海外店に伝わらない
- 説明と著しく異なる商品が届いた場合は、PayPalが購入金額と送料を返金してくれる
▶ペイパルの安全性
また、PayPalの支払い時には、PayPal通貨換算ではなく、クレジットカード発行会社で通貨換算すると手数料が安く抑えられるようです。
※GEARBESTでの購入は、私も試した訳ではないので自己責任でご対応ください。