最低限キャンプに必要な道具を紹介します。
我が家はキャンブ歴8年。これまで子ども連れで4泊5日観光キャンプ、川遊びキャンプ、夏・冬キャンプ、ソロキャンプ、夫婦2人でサーフィンキャンプなど通年を通して色々なキャンプをしてきました。
毎年やっている川遊びキャンプの時は、最低限の道具しか持っていかなくなりまました。この記事ではそんな我家の最低限必要な12個の道具を紹介します。
- キャンプをこれから始める方
- どんな道具があればキャンプができるか知りたい方
に役に立つと思います♪
我が家の最低限キャンプとは
我が家の最低限のキャンプの様子がこちら↓
毎年川遊びを目的として、寝泊まりする時のキャンプの装備です。
2日間、親子で川で泳いだり飛び込んだりで疲れるので、調理や焚き火といった手間や面倒を省いて行き着きました。
食事は、外食やお弁当を利用し、キャンプ場で調理をしていません。
キャンプ道具を適当に積んでも車載に余裕があります。作業スペースがあるので準備や片付けも楽チン♪ 川遊び道具も積めます。
キャンプに最低限必要な道具 12個を紹介
最低限のキャンプに必要な道具を一覧にしました。
必要な道具 12個 | |||
---|---|---|---|
1 | テント | 7 | アウトドアチェア |
2 | グランドシート | 8 | テーブル |
3 | ハンマー | 9 | ランタン・ライト |
4 | 寝袋 | 10 | クーラーボックス |
5 | インナーマット | 11 | レジャーシート |
6 | スリーピングマット | 12 | 雑巾 |
※調理をしないようにして、荷物を少なくしています。
状況に応じて必要になるものがでてくるので、それは記事の後半で紹介します。
それでは、最低限のキャンプに必要な12個の詳細を解説していきます。
1. テント
我が家が最低限キャンプで使うテントはスノーピークのアメニティドームM。
最低限でキャンプする時はドーム型テントが便利だと感じています。設営が簡単で家族4人寝るのにちょうど良いサイズ。荷物が置けるスペースも少し確保できます。
アメニティドームの詳細やレビューはこちら

一般的にペグはテントに付いてきますが、ハンマーは付いてこないので注意が必要です。
参考 キャンプを快適に楽しむなら大型の2ルームテントなどもオススメ
最低限キャンプならドーム型テントが便利ですが、キャンプを快適に楽しむなら大型の2ルームテントなどもオススメです。ファミリー向けのおすすめテントは別記事で紹介しているので参考にしてみてください。

2. グランドシート
グランドシートはテントを傷や汚れから守るために一番下に敷いて使います。
メーカーの純正品が理想的(サイズ・固定方法)ですが、我が家はグランドシートの代用品としてブルーシートを使っています。
グランドシートが無くてもキャンプはできますが、高価なテントを保護するためにグランドシートは敷いたほうが良いです。
テントのグランドシートの代用品の選び方を紹介している記事。

3. ハンマー
設営や撤収時にペグを打ち込んだり引き抜くのに使います。
ハンマーはテントに付属していないことが多いので別途準備する必要があります。家にあるトンカチでも良いですし100均でも買えます。
我が家が使っているのはスノーピークのペグハンマーPro.S(鉄)。何度もキャンプするようになったらキャンプ用のハンマーを使うと良いです。使い勝手が雲泥の差です。
4. インナーマット
インナーマットはテントの中に敷くマットのこと。寝床のクッション性を高めたり地面の凸凹や衝撃からテントを保護します。
※写真では銀マットを敷いていますが、最低限キャンプの時は銀マットは敷いていません。
メーカーの純正品が理想的(サイズ・固定方法)ですが、我が家はインナーマットの代用としてキャプテンスタッグのEVAフォームマットを使っています。
インナーマットについては別記事で紹介しています。

厚みのある銀マットをインナーマットとして使っても良いです。
寒い時期はインナーマットと銀マットを重ねて使うことで底冷え対策になりますが、暖かい季節ならインナーマットか銀マットどちらか使えばOK。
銀マットのオススメ品と使い方はこちら

5. 寝袋
寝袋はキャンプで布団の役割をしてくれます。快適に眠るために適切な使用温度の寝袋を選ぶのがポイント。
春から秋までキャンプするなら3シーズン寝袋を選べばOK。安物だとペラペラで寒い思いをしたりするので、名の知れたアウトドアブランドで「快適温度 5℃前後」の寝袋が使いやすいと思います。
キャンプで使う寝袋の選び方はこちら

6. スリーピングマット
スリーピングマットは寝袋の下に敷いて使うマット。クッション性を高めたり、寒い時期の底冷え対策に使うグッズです。
スリーピングマットが無くても寝れますが、石や草で凹凸がある場合スリーピングマットがないと厳しかったりします。
寝心地を求める方は車中泊用の極厚インフレータブルマットもおすすめです。
我が家では色々なスリーピングマットを使ってきたので、レビュー記事は ブログ内を“マット” で検索 して探してみてください。
7. アウトドアチェア
キャンプは座る場所がないためイスが必要です。
イスがなくてもレジャーシートを敷いてお座敷スタイルで過ごすこともできますが、イスがあると作業がしやすかったり、くつろぐときに快適です。
イスも2人がけや折り畳みタイプ、組み立て式など色々な種類があります。座り心地もイスによって違うので購入の際は実際に座り心地を確かめてからがおすすめです。
我が家も何個もイスを買っては買い直しの繰り返し、用途ごとに快適なイスが違うのでアウトドアチェアのおすすめ品の記事を参考に選んでみてください。

8. テーブル
テーブルは食事する時や調理する時に使います。
キャンプを始めた頃は軽くて安定感があるアルミの折りたたみテーブルを使っていました。
キャンプを続けていくうちに行き着いたのが、収納バスケットに天板を付けてテーブルにするスタイル。キャンプ道具の保管にも使えて一石二鳥。
我が家が使っているのがスタークアールのバスケット。天板がオプション品で買えます。

収納ボックスをテーブルにしても良いです。
収納ボックスならトランクカーゴが上部がフラットでテーブルとしても使いやすいです。

9. ランタン・ライト
キャンプの夜は明かりがないので真っ暗になります。そのためライトは自分で持っていく必要があります。
我が家は大光量のLEDランタンをメインランタンとして使っています。LEDランタンはスマホの充電ができるものも多く、いざという時にモバイルバッテリーとして使えます。
LEDランタンをメインランタンとして使うなら、雰囲気の良い暖色で明るさ1,000lm以上あるものがおすすめです。
暖色LEDランタンの詳細やレビューおすすめランキングはこちら。

10. クーラーボックス
調理の有無に関わらず食べ物・飲み物の保管場所として使います。クーラボックスの代わりにソフトクーラーや保冷バックでもOK。
ソフトクーラーや保冷バックは軽くて使わない時は折りたためるので便利。装備を最低限にしたい時はソフトクーラーを使っています。
キャンプで使うクーラーボックスの選び方の記事はこちら。

11. レジャーシート
キャンプ中は荷物を置く場所に困るのでレジャーシートがあると便利です。また急な雨に降られてもサッと荷物の上にかければ雨よけのシートとして使ったり、座ったり寝っ転がったり敷物にもなり活用の幅が広いです。
我が家はキャンプのレジャーシートに「ユタカのシート」を使っています。
ユタカのシートのレビュー記事はこちら。

12. 雑巾
キャンプでは土汚れがついたり、雨・露に濡れたりするので雑巾が必要です。
- 濡れたキャンプ道具を拭いたり
- 土で汚れたペグを拭いたり
- テーブル・イスの足を拭いたり
など撤収時に役立ちます。
以上が最低限キャンプする時に必要な道具です。
最低限のキャンプ道具の金額は約10万 (4人家族の場合)
4人家族を想定して、最低限のキャンプ道具の購入金額を試算してみました。
最低限のキャンプ道具の内訳
これまで紹介してきたキャンブ道具の金額をザッと試算してみました。
売れ筋でコスパの良いキャンプ道具を見繕っています。
必要な道具 | 価格 | 4人分合計 | |
---|---|---|---|
1 | ドームテント | \33,000 | ¥33,000 |
2 | グランドシート (レジャーシート) |
\1,000 | ¥1,000 |
3 | ハンマー | ¥3,000 | ¥3,000 |
4 | 寝袋 | ¥3,000 | ¥12,000 |
5 | インナーマット 2人用 |
\5,000 | \10,000 |
6 | スリーピングマット | ¥4,000 | ¥16,000 |
7 | アウドドアチェア | ¥3,000 | ¥12,000 |
8 | テーブル | ¥4,000 | ¥4,000 |
9 | LEDライト | ¥3,000 | ¥3,000 |
10 | クーラーボックス 30L | \4,000 | ¥4,000 |
11 | レジャーシート | ¥1,000 | ¥1,000 |
12 | 雑巾 | ¥100 | ¥100 |
合計 | ¥99,100 |
レンタルという手もある
キャンプをしたいが今後続けるかわからない、最初から10万近くかけるのはちょっと…という方はレンタルを利用するのも良いと思います。
「試しにキャンプしてみたい」という方はレンタルするメリットが大きいです。
というのが一番の理由。そのため、
- 一度キャンプを経験していると無駄な買い物が減る
- メンテナンスがいらない
- 保管場所を考えなくて良い
ということもありレンタルのメリットは大きいです。
レンタルだと気になってくるのが金額。
ファミリーキャンプセット 4人用 | |||
---|---|---|---|
1 | ドームテント | 5 | スリーピングマット |
2 | グランドシート | 6 | アウトドアチェア |
3 | ハンマー | 7 | テーブル |
4 | 寝袋 | 8 | ランタン |
参考 上記のレンタル金額は、タナベスポーツで魅惑のキャンプ限定の2,000円クーポンを利用した例です。
調理に必要な道具は7個
我が家の最低限のキャンプでは調理をしませんでしたが、多くの方はキャンプ場で調理すると思います。そのため調理に必要な道具を紹介します。
キャンプで必要な最低限の調理道具はこちら
キャンプでの調理道具は無理にアウトドア用のアイテムを買う必要はありません。カセットコンロやフライパンなど自宅にあるものを使えばOK。
キャンプで必要な調理道具 | |
---|---|
1 | カセットコンロ |
2 | ガス缶 |
3 | フライパン・鍋 |
4 | ナイフやまな板 |
5 | 食器類 |
6 | 箸やカトラリー |
7 | 食器洗剤、スポンジ |
※食材や調味料も忘れずに☆
キャンプの調理と言っても、最初はレトルトを温めるだけの簡単な調理でも楽しめます。炊飯しなくてもパックご飯を温めればOK。
レトルトカレーに具材を足すだけで立派な料理になります♪食材はカット済みのものを使うと時短になります。
フタのある深型フライパンがあると煮込み調理や炊飯もできるので便利。
我が家はフレーバーストーンを使っています。ガラス蓋だと炊飯の様子が見られて便利♪
食器や箸、ナイフやまな板は自宅にあるものを持っていけばOK。
使った後に洗う・乾かす手間があるので、紙皿や割り箸など使い捨てにする手もあります。
天気や季節で最低限必要な道具
最低限の道具でキャンプはできますが、当日の天気やキャンプをする季節によって追加で道具を持っていく必要があります。
雨の日ならレイングッズが必要ですし、暑い・寒いが特に気になる時期なら気温に合わせたグッズ、虫の多い時期なら虫除けグッズというように天気や季節に合わせて道具が必要になってくるので、ここで紹介していきます。
1. 雨の日
雨キャンプは色々な準備が必要です。
動きやすい雨具が必要になったり、タープもないと困ります。
これまで20回以上雨キャンプしてきた我が家の経験から雨キャンプの必需品や持ち物をまとめた記事を参照してみてください。

2. 夏の暑い時期
夏にキャンプをする時の大敵が「暑さ」。
日陰のないキャンプ場ならタープで日陰を作ったり、扇風機持っていくなど暑さ対策グッズが必須です。
夏キャンプにあると快適なのが扇風機。我が家は10個以上扇風機を使ってきた経験を元に、おすすめのキャンプの扇風機を紹介している記事がこちら。

3. 虫の出る時期
蚊など虫が多くでる時期は、虫よけ・虫刺されグッズが必要です。
我が家は虫よけスプレーや虫刺されの薬をポーチにひとまとめにして持っていきます。
蚊よりもかゆみと腫れが強いブヨへの注意が必要です。水辺に近いキャンプ場はブヨが出やすいのでブヨにも効くものを持っていくと良いです。
ブヨに刺された時の処置でポイズンリムーバーは必需品。ハチや蛇など毒を持っている生き物もいるので準備していくと安心です。
我が家が使っているポイズンリムーバーのおすすめ品の記事はこちら

4. 冬など寒い時期
冬にキャンプする時は冬用の寝袋を使う、ストーブなど暖房器具を持っていくなど寒さ対策グッズが必要です。
冬でも天気が良いと暖かく過ごせますが、重要なのは寝る時の寒さ対策。対策が甘いと寒くて眠れません。
電源やストーブがなくても寒さへの対策はできます。冬にキャンプをされる方は防寒グッズについて書いている冬キャンプの寒さ対策の記事を参考にしてみて下さい

以上が天気や季節に合わせた必要な道具です。
天気が良く、時期を選んでキャンプすると最低限の道具で済みます。
キャンプを楽しむために必要な道具
せっかくキャンプに行くなら、最低限の道具だけでなく、キャンプで楽しむための道具もあると良いです。
1. 焚き火で必要になる道具
焚き火をする時には焚き火台や火ばさみ・火起こしグッズなど色々な道具が必要になります。
また火事を防ぐための火消し壺、芝を焦がさないための焚き火シートなど、マナーを守る必要があります。
焚き火で必要な道具は別記事 キャンプの持ち物リストの「食べ物・調理器具・焚き火」の章で載せています。

2. キャンプの遊び道具
遊び道具、ハンモックなどキャンプならではのアイテムがあると子ども達は大喜び。
子どもの年齢やキャンプ場の広さによってオススメは変わるのでキャンプの遊び道具の記事を参考にお子さんに合わせて準備すると良いです。

最低限必要なお泊り道具も忘れずに
道具とは別に必要なのがお泊りグッズ。
人それぞれお泊りグッズは違うのでお泊りグッズ+個人や家族で必要なもの(オムツ、薬など)を追加して持っていきましょう。
ここでは簡単にお泊りで必要なものを紹介します。
1. 着替え類
設営や撤収で汚れたり濡れたり何が起きるか分からないので着替えは必要。お風呂に入れなくても下着や靴下を替えるだけでも快適なので、下着や靴下の替えを持っていくと良いです。
キャンプは自然相手にするものなので夕方になって急に風が強くなったり、にわか雨が降って気温が下がったりと天気予報通りにいかないことも多いです。なので羽織るものは必要です。
2. サニタリー類
キャンプ場で水道は使えるので顔を洗う・歯ブラシはできます。またお風呂やシャワーが使えるキャンプ場なら入浴グッズを持っていくと良いです。
ティッシュやウエットティッシュはないと不便なので、忘れずに持っていくと良いです。
3. ビニール袋
ビニール袋はキャンプ中に出たゴミを入れるのに使います。キャンプ場によってはゴミは持ち帰りになることもあるので必要。
ゴミだけでなく濡れもの・汚れ物を入れたりできるので、ビニール袋は数枚持っていくと良いです。
4. スマホの充電グッズ
スマホの充電用にモバイルバッテリーやシガーソケット充電器があると安心。
キャンプに行くと、電波が悪かったり、写真撮ったり、SNS使ったりするので充電の減りが早いです。
まとめ
キャンプで最低限必要な道具や持ち物について紹介してきました。
最低限家のキャンプに必要な道具 12個 | |||
---|---|---|---|
1 | テント | 7 | アウトドアチェア |
2 | グランドシート | 8 | テーブル |
3 | ハンマー | 9 | ランタン・ライト |
4 | 寝袋 | 10 | クーラーボックス |
5 | インナーマット | 11 | レジャーシート |
6 | スリーピングマット | 12 | 雑巾 |
上記はキャンプ場で調理をしない場合です。また天気や季節によって必要な道具が増えるのでご注意ください。
また、状況に応じて必要なものも紹介しました。
上記の道具をそろえれば基本的なキャンプはできますが、快適に過ごすための道具は他にもあります。我が家のキャンプ道具の全てはキャンプの持ち物リストの記事で紹介しているので、足りないものがないか確認しながら準備してください。

4人家族が最低限のキャンプ道具をそろえると約10万かかります。キャンプを続けるか分からない場合はレンタルがおすすめです。キャンプ道具の保管場所やメンテが不要というメリットが大きいです。
参考 上記のレンタル金額は、タナベスポーツで魅惑のキャンプ限定の2,000円クーポンを利用した例です。
キャンプの始め方は色々なので、ご自身に合ったスタイルで道具を準備してキャンプを楽しんで下さい♪