モジュラーグリルプレートをキャンプで実際に使ってみたのでレビューします。
アルミとステンレスを融合させた「アルミクラッド三層鋼」が使われています。
一番魅力を感じたのがメンテナンスが楽なこと!キャンプ場で洗ってそのまま収納しておけばOK。シーズニングが不要なんです♪
内部にアルミが使われているため、「美味しく調理するための熱伝導・均一性」も優れています。
※メーカー様から商品提供していただいています
※試作品のため製品版と異なるポイントがあります。製品版はロゴの位置が変更になる予定です。詳細はMakuakeの活動レポートをご確認ください。
見出し
モジュラーグリルプレート ~ アルミクラッド三層鋼
モジュラーグリルプレートは取っ手が交換できる鉄板。
一般的な鉄板とは違い、アルミとステンレスによる三層鋼を使っています。

モジュラーグリルプレートを開発した株式会社フジノスは「多重層鋼鍋」「IH対応業務用鍋」のパイオニア。新潟県燕市の洋食器工場として半世紀かけて培われてきた技術力があります。
- 235㎜×145㎜×21㎜ (重量610g)
- アルミクラッド三層鋼
- 板厚 5.0mm
- IH対応 (100V 200V)
「アルミクラッド三層鋼」が鉄板より優れている3つのポイント
モジュラーグリルプレートは、アルミをステンレスで挟んだ多重構造の金属板を使っています。
そのため、両素材の強みを融合した夢のような素材になっています。
- アルミ … 軽い & 熱伝導率が良い
- ステンレス … 非常に錆びにくい & 硬い
一般的な鉄板は、重く、錆びないようにシーズニングが必要というデメリットがありましたが、それを一気に解決しているのがアルミクラッド三層鋼。
- 熱伝導・均熱性が高い
- シーズニングが不要
- 軽い
実際の使用例を交えながら紹介していきます。
1. 熱伝導・均熱性が高い ~ 美味しく焼ける
モジュラーグリルプレートは中心にアルミが入っているため熱伝導性と均熱性が高いのが強み。
焚き火でステーキを焼いたところバッチリの焼き具合。
中央と端で火の通り方にむらが無いのが分かります。
火力が安定しない焚き火 & 風の影響も受ける屋外で均一に熱が通るのは熱伝導性と均熱性が高い証拠です。
実際にメーカーの評価試験で鉄板と比べて熱の伝わり方が優れていることが確認されています。

※IH 100Vで加熱
これ以外でも株式会社フジノスでは開発時に、板厚の試験、ハンドルの形状、結束バンドに至るまで様々な試行錯誤をしています。詳細はMakuakeの活動レポートで確認できます。
2. シーズニングが不要
モジュラーグリルプレートはシーズニングが不要なのが魅力的なポイント。
使ったら食器と一緒に洗うだけでOK
鉄板の場合は、使うたびにサビを防ぐために空焚きして水分を飛ばし、油を塗る必要があります。シーズニングするために調理後もバーナーが片付けられなかったり、油を塗った鉄板を持ち帰ることになるのですが、その手間と煩わしさから解放されます。
3. 鉄板と比べて軽い(約半分)
モジュラーグリルプレートを手にとってみて感じたのが、鉄板と比べると軽い!
軽くて扱いやすいため、ペンチでつかんでサッと移動させることもできます。
鉄板だと蓄熱性を高めるために分厚い板が使われて重かったりしますが、モジュラーグリルプレートは中にアルミが使われているため軽くなっています。

取っ手のパターンを変えて楽しめる
モジュラープレートは、ハンドルが脱着可能で、種類も多いため、色々な使い方ができます♪
ハンドルが多く、組み合わせが楽しめる
モジュラーグリルプレートはオプション品も含めると全部で3種類のハンドルがあります。
ネジで取り付ける仕組み。
ハンドルを組み合わせて、色々なパターンで使えます。
実際に試してみるとハンドルは2重にして取り付けできました。※想定されていない使い方なので自己責任で
最初「脚はどう使おう?」と思っていたのですが、焚き火に投入してステーキを焼くのに大活躍♪
ワイルドな気分になれるので一番のお気に入り♪
脚がなくても五徳に乗せればOK。
柄の長いハンドルは、熱が伝わりにくいです。バーナーでウィンナーを調理した時に熱が伝わりにくく素手でハンドルを握ることができました。
ハンドルの鉄板側に複数の丸穴で、熱を伝えにくい工夫がされているためですね。プロ向けの調理器具を手掛けてきた株式会社フジノスのノウハウが反映されていると感じます。
熱してしまうと取っ手が替えづらい
ハンドルはネジで取り付けるので、一度モジュラープレードを火にかけて熱してしまうと、ハンドルを取り外すのが難しくなります。
長い柄のハンドルで調理して、脚を取り付けて置けると面白いと思ったのですが、熱々の状態だとハンドル脱着することができません。
個人的にはステーキ用の鉄板とハンドルのように、必要な時だけハンドルを取り付けできると良いなと思ったのですが、ちょっと工夫することで脱着できるようにできました。
ハンドルを脱着したい時には上にネジをつけると良い
オーブンやグリルに入れた時にハンドルを取り外したい時には、ネジを上側に取り付ければOK。※想定されていない使い方なので自己責任で
ネジをほんの少しだけ緩めて、ハンドルをずらして脱着できるようにしておけば、熱くなった状態でもハンドルを脱着できます。
これなら、Weberの蓋付きグリルや薪ストーブ(BLISS)でオーブン調理するときにも使いやすい♪
※下側にネジがあるとハンドルが差し込めません。
幅広い調理が可能
モジュラーグリルプレートは焚き火による直火から IHまで対応 しています。
※金属なので電子レンジは不可。
我が家のように焚き火に投入しても良いですし、バーナーでも調理できます。
我が家が使っているSOTOのシングルバーナーST-301にバッチリ乗りました。
選べるオプション
モジュラーグリルプレートは、3種類のセット内容があります。

- Basic … 鉄板、ハンドル2種(長 短)、収納袋、パラコード
- Special … カッテングボード
- Complete … 脚とハンドル(短)
カッテングボードは、まな板として使えますし、
鍋敷きとしても使えます。
パラコードが付いているので、ロングハンドルの丸穴に括り付けてカスタマイズできます。

引用 : Makuake活動レポート
コンパクトに収納できる
コンパクトに収納できるのもよく考えられていると感じます。
カッティングボードはプレートにぴったり収まるように加工がされていますし、ハンドルや足の部品もバンドルで止めてまとめておくことができます。
カッティングボードは収納する時にピタッとプレートを収めることができます。
収納袋付き♪
さいごに
モジュラーグリルプレートは単なる鉄板とは全く違うアイテム。
アルミとステンレスを融合させて良いとこ取りをしていることが分かり、使えば使うほどその違いに驚かされました。
シーズニングが不要なのが良いですね。「美味しく調理するための熱伝導・均一性」も優れています。
新潟県燕市の「多重層鋼鍋」「IH対応業務用鍋」の先駆者 株式会社フジノスが半世紀で培ってきた技術があるから成せる鉄板だと感じました。

※株式会社フジノスのこだわりはMakuakeの活動レポートで垣間見ることができます。