当初、キャンプの食器は家にあるものを流用していました。
キャンプ用に買わなくても、普段の食器を持っていけば支障ないと思っていましたが、何度かキャンプを重ねると、少しづつ不便を感じるもので…
- 普段使いのものと共用だと、キャンプに持っていくのを忘れる
- 食器だと直火にかけられないので、温め直せない
- キャンプ用じゃないと収納性が悪くで かさばる
などが気になってきました。
そして、食器としても使えて、調理器具としても使えるコッヘルを買いました。我が家のコッヘル選びから、レビュー・工夫をご紹介します。
コッヘル・クッカーの選び方
我が家では、焚火でお湯を沸かしたり、汁物・飲み物をを温め直したりする時に使いたかったため、直火で使えるコッヘルを選びました。
参考 コッヘル(Kocher 独)、クッカー(Cooker 英)は同義。
選定ポイント
ポイント | コメント |
---|---|
直火可能か | 直火にかけたいので金属製のものが必須です。 ステンレス、チタン、アルミの商品を選ぶ必要があります。 取っ手が溶けないものを選定したいところです。 |
コストパフォーマンス | 食器は必需品ですが、高いものを買う必要もないと思っています。 ある程度の使い勝手で、必要な食器が揃えば十分満足できます。 |
火傷の危険 (食器の熱さ) | 火から降ろした直後は、口をつける所や取っ手は火傷の危険 があります。食材からの熱の伝わりやすさにも注意が必要です。 |
収納性 | 効率よくスタッキング(重ねて収納)できる商品が良いです。 |
強度 | 子供が食器を落としたり、使用による傷のつきやすさを考えると、 強度が強いものが欲しいです。 |
金属別のコッヘルの特性
青字…メリット 赤字…デメリット
素材 | 強度 | 錆び にくさ | 火傷の危険 | 沸騰の速さ | 安さ | 軽さ | 金属臭の少なさ | 温度ムラ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
チタン | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ | × | ◎ | ◎ | × |
ステンレス | ◎ | ◎ | × | ◯ | ◯ | × | △ | △ |
アルミ | × | ◯ | × | ◎ | ◯ | ◯ | △ | ◯ |
※実用のレベルで、汁物、飲み物を温めることを想定した相対的な比較
フライパンとして食材を炒めたりする場合は、焦げやすさ(素材の温度ムラ、コーティング)が、検討ポイントとして重要になってきます。
我が家はコストパフォーマンスを重視してステンレス製
我が家では、チタンに魅力を感じつつも、コストパフォーマンスを考え、ステンレス製の食器セットを購入しました。
・大人用の食器としてコッヘルを使う
・幼児の食器は、金属ではなくプラスチック製が便利 (断熱面)
「カクセー キャメルウィル キャンピング鍋 8点セット」のレビュー
我が家の購入したコッヘルです。
ステンレス製の8点セットの中で、一番お値打ちです。Amazon アウトドア用テーブルウェア・食器の売れ筋ランキングステンレス製の食器セットでは1番の売れ筋です。(2016/7/21時点)
それでは、使い勝手についてレビューします。
容量は調度良い
飲み物を温めたり、お湯を沸かしたりするのに十分なサイズです。
汁物や鍋物を受ける食器として使うのに調度良いサイズです。容量は、一番大きい鍋が約1050ml、二番目は約750mlです。お湯を沸かすのに十分なサイズです。
小さい2つのお皿と、2枚のフタは子供たちの小皿としてバッチリです。
マグカップは小さいです。
もちろん直火も可能
焚火の炎にかけましたが、問題なくお湯を沸かせます(当然ですが)。もちろん焦げ色はつきます。
コンパクトに収納できる
スタッキングしてコンパクトに収納できます。
もともとカップを中に収納する設計になっていませんが、ステンレスカップを1つだけ、食器の中に入れて収納できます。ただし、カップなしの場合と比べて3mmほど浮きます。
火傷注意
口をつける時や、取っ手を持つ時には食器の熱さに注意しましょう。気をつけないと火傷します。
参考 この点は、ステンレス・アルミであればどの商品でも同じです。口をつける前に親指で触って熱さを確認しながら使っています。…チョット不便です。うっかりも怖いです。
取っ手のカパカパが気になる
取っ手はストッパーがないため、カパカパ動き回ります。この点は独自に細工して解消しました。 ※このあとご紹介します。
「カクセー キャメルウィル キャンピング鍋 8点セット」を工夫して改良
取っ手のカパカパは「引っ掛かり」を作って解消
この商品は、取っ手がカパカパ開閉するように動いてしまい、使い勝手が良くないです。そのため、チョット細工して改善してみました。
エポキシボンドを用意します。このボンドを固めて「引っ掛かり」を作ります。
食器を裏返し、エポキシボンドを取っ手に少し垂らします。
そうすると、つらら状に垂れて固まってくれます。
固まったら適度な大きさになるまで繰り返します。
乾くと、エポキシボンドの「引っ掛かり」で取っ手を固定できるので、取っ手から手を離してもカパカパしません。
収納時に、取っ手が側面にピタッと収まってくれませんが、袋に入れれば気になりません。
収納袋の紐を替える
付属の収納袋は不織布です。紐は安っぽく、細い上に伸び縮みするため使い勝手が悪いです。
そこで、紐を変え、袋とじ用の玉をつけたら、使い勝手が格段に良くなりました。チープさもだいぶ解消できました。
スノーピークのステンレス製食器セットは?
スノーピークも販売しているステンレス製のクッカーは「スノーピーク パーソナルクッカーNo3」ます(あまり力を入れていない印象)。スノーピークのお店で見かけたので比べてみました。実際に触ってみた感想は、キャメルウィルとあまり大差がない印象を受けました。
- キャメルウィルの商品と質感は変わらない
- 取っ手はカパカパする
- 取っ手のブレはキャメルウィルより少ないといった感じです。
他のコッヘルも検討したいという方は、Amazonの売れ筋ランキングが参考になるかと思います。
我が家も予算が許すなら、チタン製を使ってみたいものです。食器が熱くなりにくく、火傷するリスクが減るのは大変魅力です。