iMuto M5 大容量モバイルバッテリー(50000mAh)は 、スマホだけでなく、ノートパソコンも充電できるポータブル電源。
キャンプの充電問題を一気に解決してくれる存在。LEDライトとしても使えます。
オプションのACコンバーターを接続すれば、ACコンセントが使えるため扇風機や電気毛布が使えて便利。
使用感を交えてご紹介します。
※メーカー様から商品提供していただいています
参考 キャンプに便利なポータブル電源のおすすめランキングはこちら

iMuto M5 DIGI-POWER CUBE 製品仕様
こちらが、iMuto DIGI-POWER CUBE M5 のモバイルバッテリー。
モバイルバッテリーとポータブル電源の中間ぐらいの商品です。50000mAhの大容量で、USBとDC出力に対応してるのが特長。
- リチウムイオン電池 50000mAh
- 残量表示が可能
- 合計8つの出力ポート
- DC出力×4口 (ノートパソコン等に対応)
10個のノートパソコンコネクター付き - USB出力×4口 (スマホ充電など)
USBの1つのポートはQC3.0対応
- DC出力×4口 (ノートパソコン等に対応)
- 接続機器を自動的に検知し、電流を最適化、超高速充電を実現
- インテリジェント電源管理ICを配置し、過充電、過放電、加熱時、短絡時は自動停止
価格は1万7千円ぐらい<2018/10/24時点>
iMuto M5のレビュー
iMuto M5をレビューします。
- スマホが10回近く充電できる
- 同時に4つのUSB機器を充電できる
- キューブ型でサイズは大きめ
- DC出力は4つ
- ノートパソコンが充電できる ~ アダプターも豊富
- カー用品も使える
- ライト・ランタン代わりとしても使える
- 車のシガーソケットでも充電ができる
というのが特徴です。
スマホが10回ほど充電できる
まず、一番の特長は、バッテリーの容量が50000mAhもあること。
USBポートによる給電なので、ほとんどのスマホが充電できます。1つのUSBポートは、QC3.0に対応しているため、スマホが対応していれば急速充電が可能です。
充電機器と充電回数の目安
機種 | 充電回数 |
---|---|
New MacBook | 3.4 |
iPad Pro | 3 |
iPhone7 | 16 |
Galaxy S7 | 10.5 |
Galaxy S7 Edge | 8.5 |
Nexus 6P | 9 |
Google Pixel | 11.4 |
これだけあれば、十分なバッテリー容量です。
ノートパソコンも数回充電できますし、スマホなら4人家族全員分(4台)を2回は充電できます。
モバイルバッテリーの中でも、5000mAh程度の容量だと不足しがちですし、10000mAhや、20000mAhだと家族のスマホを充電すると使い切ってしまう感じです。
その点、この商品なら、スマホの充電だけでなく、ノートパソコンの充電も安心です。また、付属のライトや他のUSB機器も使えるバッテリー容量。
- 付属のライトでリビングスペースを照らす
- USB電源の扇風機で涼しく過ごす
- デジカメ・ビデオの充電をする
なんて使い方もできます。容量に余裕があると、細かいやりくりを気にせずに電源を使うことができて便利です。
同時に4つのUSB機器を充電できる
USBの充電の口が4つあるため、同時に機器を充電することができます。
- 3口× USB1 5V/2.4A
- 1口× USB4 USB QC3.0出力 ( 5-6V/3A 6-9V/2A 9-12V/1.5A )
USB4のポートは、色が違っていて、QC3.0に対応しているので、急速充電が可能です。
※QC3.0は、Quick Charge 3.0の略。電圧を上げて充電することで急速充電が可能になります。端末側もQC3.0に対応している必要があります。
また、複数のポートで同時に充電することもできます。
キューブ型でサイズは大きめ
「imuto DIGI-POWER CUBE M5」は、手のひらに乗るサイズ。
10cm×10cm×12cmで、車載するのに困らないサイズです。
重さは1280kg
お世辞にも軽くはないですが、取っ手もあり、サイズが小さいので扱いやすいです。500mlのペットボトル2つ分ぐらいの重さ。
キューブ型になっているので、無駄に場所をとりません。
踏みつけても壊れにくそうな印象。他の大容量のモバイルバッテリーには、ノートパソコンほどの大きさで、平らな形状のものもありますが、それよりは割れにくい形状だと思います。
製品写真では、350ml缶と比べていますが、それよりは大きいです。2缶ぐらいを「ギュッ」と、四角いおにぎりに握った大きさぐらいでしょうか。
DC出力は4つ
DCの出力は4つあります。これでノートパソコンなどを充電できます。
- 2× 側面 12V/5A
- 1× 側面 19V/4A
- 1× 上部 9V-12.6V/15A
側面のDC出力は使う時には、スイッチで 12V×2か、19V×1を選択する必要があります。
接続機器に合わせてポートを選んで充電します。
ノートパソコンが充電できる ~ アダプターも豊富
「imuto DIGI-POWER CUBE M5」の特長はノートパソコンが充電できること。
キャンプ場にノートパソコンを持っていって、画像動画の編集をしたり、調べ物をしたりする事ができます。キャンプ場で仕事をしなければならない時などに便利です。
電源容量的には、MacBookを3.4回充電できる容量なので、2泊3日のキャンプの日程でも十分使えます。
沢山のノートパソコンに対応していることから、付属のDCコネクタが充実しています。
- SONY
- IBM
- TOSHIBA
- DELL
- HP
- LENOVO
- NEC
- COMPAQ
- ASUS
- SAMSUNG
- ACER
- BENQ
様々なコネクタが付属しているのるで、様々なノートパソコンが充電できます。ほとんどの機種(99%)に対応できるとのこと。
先程の写真のように、我が家のFUJITSUのノートPCも充電できました。
カー用品も使える
付属のシガーソケットケーブルを使えばカー用品が使えるようです。
特に用途が見つからなかったので今回は未検証。
ライト・ランタン代わりとしても使える
「imuto DIGI-POWER CUBE M5」には、LEDライト(3灯)が付いています。
1.5Wの出力とのことですが、5m先まで明るく照らせる感じ。10m先までならそれなりに照らせる感じです。直視すると結構眩しいです。
この明るさなら、キャンプでリビングスペースを明るく照らしてくれそうです。
ランタンのように、上から照らすと12畳の部屋をそれなりに明るく照らせました。
- 少し離れた場所に置いて、リビングスペースを照らす
- テーブルに置いて手元を照らす
と言った使い方が便利だと思います。料理をする時などに便利ですね。
車のシガーソケットでも充電ができる
バッテリーの充電は、家のコンセントと、車のシガーソケットから。
車での充電能力は検証できていませんが、この商品を車載しておくことで、
- 車内で充電
- キャンプ場で使う
- 車内で充電
- キャンプ場で使う
- たまに家で充電
といった使い方ができそうです。車に置きっぱなしにすることもできるかも。
連泊して、長期遠征などをする時には、カーチャージャーで充電できると役立ちます。
オプション品を購入することで、ソーラー充電もできます。ソーラーパネルがノートパソコンを4つほど並べたサイズでかなり大きいようです。
オプション品で ACコンセントが使えるので、扇風機や電気毛布が使えるか検証
オプション品のACインバーターを使えば、ACコンセントの口を確保することができます。
コンパクトな家電なら、持ち込んで楽しめます。キャンプで使えると便利な、扇風機・電気毛布がどのぐらい使えるか検証してみました。
iMuto DC to AC インバーター (オプシヨン品)
ACコンセントを使えるようにするオプション品は「iMuto DC 12V~24V to AC 115V 100Wインバーター」。iMuto M5 モバイルバッテリーの上部に付けて使います。
- iMuto M5(ポータブル電源)で使えるACインバーター & シガーソケット
- ACインバータは、出力AC 115V 最大100W
- DC 12V/2A シガーソケット付、カー用品を家庭で使用できる。
この商品を使うことで、imto M4のモバイルバッテリーで、AC電源のコンセントと、シガーソケットが使えるようになります。
表面
裏面
iMuto M5の上部にネジ(工具不要)で取り付けて使います。
その能力はいかほどか?
キャンプで使えそうな電気機器を使用してみました。
キャンプでの利用シーンで気になるのが
- 単3充電池の充電
- 扇風機
- 電気毛布
- ドライヤー
これらの機器が実際に使えるのか?そしてどのぐらいの時間使えるのかが気になるところです。
ということで、それぞれ試してみました。
単3充電池は何本ぐらい充電できるのか
我が家が、一番利用頻度が高そうな、単三電池の充電。
キャンプ場で連泊する時には、電池を充電できると便利なシーンが出てきます。
特に我が家は、LEDランタンをメインに使っているので、単3充電池をたくさん使います。1泊2日なら問題ないのですが、2泊目になるとランタンの明かりが薄暗くなってしまいます。
今までは、単3電池の予備を持っていくか、AC電源付ならコンセントから充電していました。
実際に試してみると、なかなかの結果♪
単3充電池(1,900mAh)を4本充電するのに、バッテリーを20%消費しました。
充電時間は3時間30分。
バッテリー容量を単純に割り算すると、26本充電できそうですが、変換損を考慮すると妥当な値なのだろうと感じます。
26.3 = 「iMuto CUBE M5 : 50000mAh」÷「単3充電池 : 1900mAh」
メモ : 充電器は、入力 : 100V-240V 18VA 出力 : 1.5V 0.55A×4本
ミニ扇風機はどのぐらい使えるのか
扇風機が使えれば、夏のキャンプが過ごしやすくなります。
- テント内の空気を入れ替えることができる
- 設営・撤収の時に汗をかいたら涼むことができる
といったことができるようになるので、嬉しいです。
家の中を探してみると、コンセント型の小型扇風機が我が家にありました。消費電力13W。
実際に使ってみると使えました♪
- 扇風機を31分使ったところ、iMutoのバッテリー残量が93% →88%
→バッテリー消費5%で、30分小型扇風機が動く - 自宅のコンセントで使ったときと比べて、心なしか風力が弱い印象
という計算になります。
- 夏の暑いキャンプ場で足元に置くと1人が涼しく過ごせる
- 誰かに軽く団扇であおいでもらっている状態が楽しめる
設営・撤収後に汗だくになったら、労をなぎらうために使うのが良いと思います。
1泊2日のキャンプであれば、夜通し扇風機を使えます。
電気毛布
冬キャンプであると嬉しいのが電気毛布。AC電源なしのキャンプ場に、寒い時期でも出かけられようになると、世界が広がります。
寒い時期でも、電気毛布があれば暖を取ることができます。個人的には、最低気温0℃ぐらいなら、3シーズン用の装備でも、電気毛布で快適に過ごせる印象です。
実際に試してみました。
電気毛布(強 35Wh)で使うと4時間ほど使える(はず)
電気毛布(弱 13Wh)だと10時間 (消費電力による単純計算値)
電気毛布(一番弱)だと7時間半でバッテリー50%消費<実測値 1年使用後>
1泊2日のキャンプなら、万が一寒い時に使う。といった保険として電気毛布と合わせて持ち込むと安心です。
最近はもっと大容量の商品が出ているので、電気毛布用途なら別の商品も合わせて検討してみると良いと思います。
参考 キャンプに便利なポータブル電源のおすすめランキングはこちら

電気毛布(温度 強 35Wh)で30分使うと、バッテリーを7%消費しました。
計算すると、iMutoのバッテリーフル充電で使うと、電気毛布(強)が 7時間 使える計算。
ですが…。実際に使ってみると、朝までバッテリーが持つはずが、起きた時には切れていました。使えた時間は4~5時間の印象。
購入当初はバッテリーが切れるまで計測していなかったため再計測することに。<2018/11>
経過時間 | バッテリー残量 |
---|---|
0分 | 100 |
30分 | 80 |
1時間 | 61 |
1時間30分 | 42 |
2時間 | 21 |
2時間30分 | 10 |
※2時間30分後に、バッテリー残量10だが電気毛布が付かず。(バッテリー減による電力不足)
電気毛布(強)<35Wh>が使えた時間は 2時間30分。(バッテリーは1年間使用、充電回数のべ20回ほどで、バッテリーは劣化しているはず)
ちなみに、enkeeo s155 (42,000mAh)で電気毛布(強 35Wh)を使うと、3時間15分でした。
上記から考察すると、購入当初のiMuto M5は電気毛布(強 35Wh)が4時間ほど使えたはず。
同じく買ってから1年後の2018年11月に、ふもとっぱらで、電気毛布を一番弱(13Wh以下)で使ってみました。温かくはないですが、底冷えは防げる温度。23:00に使い始めて6:30の時点でポータブル電源の残量は51%。
コレで充分底冷えは防げたのでかなり有効な対策です。
ドライヤーは使えるのか?
シャワーがあるキャンプ場でも、ドライヤーが準備されているキャンプ場は少ないです。
キャンプ場でドライヤーが使えると、湯冷めを気にせずに、お風呂やシャワーを浴びることができます。
ドライヤーは、消費電力が1200W。キャンプ場のAC電源で使ってもブレーカーを落とす可能性が高いです(過去に失敗あり…)。
かなり電気を使う強者ですが、ダメもとで試してみることに。
送風OK
送風を1分間使って、バッテリー2%の消費でした。
ドライヤーの送風を使った場合、iMto M5のバッテリー残量が95% →93% になるまで1分15秒でした。
かなり電力を消費します。
次は、温風です。
温風NGだが、収穫あり
期待の温風ですが、ドライヤーを温風モードにした瞬間、電源からの出力がシュンと止まってしまいました。
その状態から、先程は動いた送風にしても動きません。そして、一旦OFF→ONにすると使えるようになりました。安全装置が働いたのだと思います。
ということで、使えても送風ですし、さらに燃費が悪い印象です。秋冬キャンプで使うのは厳しそうです。
ただ、
ということは、収穫でした。(前向き♪)
防災グッズとして役立つ
「imuto DIGI-POWER CUBE M5」は、防災グッズとして役立ちます。
- ライトの明かりで、SOS信号を発信することができる
- 被災時のスマホは情報収集端末として活躍する
SOS信号は、ライトを長押しすると、「パッ・パッ・パッ」とSOS救難信号を発してくれます。「・・・ ー ー ー ・・・」短い点灯を3回(間隔をおく)長い点灯を3回(間隔をおく)短い点灯を3回。確かに、試してみると、そのように光っています。
上空のヘリコプターに向けて信号を発することで、自身の存在をアピールし、救助を求めることができます。
そして、東日本大震災の時に、被災地の皆さんが困ったのがスマホの充電。
「imuto DIGI-POWER CUBE M5」は50000mAhの大容量となので、スマホを10~16回ほど充電できます。そのため、1~2週間はスマホを使い続けられるはず。この1週間というのが
震災直後は、2次災害の危険を知るためや、安否情報の確認のために、通信手段がないと困ります。
厚生労働省の「東日本大震災水道施設被害状況調査報告書」によると、東日本大震災での電気の復旧率は、3日後に78.8%、1週間後に95.6%というデータがあります。そのため、1週間というのが電気復旧の目安になりそうです。
その間、通信手段を途絶さないで、不足物資などの情報を発信することが望ましいです。
通常のモバイルバッテリーでは数日使い続けてせいぜいだと思いますが、この商品なら上手に使うことでスマホを1週間~2週間は使い続けられますので、頼もしい存在です。
まとめ
「imuto DIGI-POWER CUBE M5」は、大容量のモバイルバッテリー
- 大容量 50000mAh
- スマホが10回ほど充電できる
- ノートパソコンが充電できる(DC出力あり)
- 小型のキューブ型で使いやすい
- LEDライト(3灯)がついている
- USB機器(小型扇風機など)が使える
オプション品のACインバーターで、ACコンセントが使えるようになります。消費電力が大きい機器を使うのは難しいですが、チョットした家電なら使えます。
今回の検証では、
- 単3充電池が20本充電できる
- 簡易検証ではミニ扇風機(10時間)、電気毛布(7時間)が使える計算
- 流石にドライヤーは使えない (送風のみ)
キャンプ場で、電気機器を使いたい方は、大容量のモバイルバッテリーを検討してみると良いと思います。
ソーラー充電できるオプション品もあります。
参考 キャンプに便利なポータブル電源のおすすめランキングはこちら
