Weberの「iGrill Mini」は、肉や魚の内部温度が計れる温度計。
内部温度を測るだけであれば、調理用の温度計で十分なのですが、iGrill Mini は時系列のグラフで表示してくれるのが他にない強み。
※Weberに限らず、色々なグリル&自宅でも使える
食材の内部温度を完全に把握でき、焼き上がりはスマホにアラートを飛ばしてくれる優れもの♪
キャンプで肉や魚を焼くときの悩みを解決してくれます。
- 炭や薪の火力は一定ではない
- 風で熱がうまく伝わらない
- レシピの時間通りに加熱しても仕上がりがうまくいかない
- そもそも色々な食材を何度まで焼けば安心か分からない。
そんな時に便利なのが iGrill Miniです。
※メーカー様から商品提供していただいています
参考 食材の温度から調理手順を案内してくれるWeber Connect スマートグリルハブのレビュー記事はこちら

火から下ろすタイミングが 1分違うと大違い!
我が家はこれまで、表面の焼き色具合や、時間をもとに、肉の内部を測る温度計で焼き具合を確認していたのですが、Weberの「iGrill Mini」を使ってみて、素人が上手く焼くのは至難の業だということが分かりました。
我が家が衝撃を受けた使用例
しっかり温度を計測してみると、これまでの焼き方が全然駄目だったことが分かりました。
例えば、5cmほどの厚い牛肩ロースを焼いた時。
10分ほどでミディアム(内部60℃)の焼き具合に到達し、
ちょっともたついて 2分経ったら内部が10℃も上がって焼きすぎの状態!
「加熱しすぎ」と言いつつ、個人的には大満足の焼き具合♪
Weber iGrill Miniの「加熱しすぎです」のアラートがなかったら確実にウェルダンでした。
私のこれまでの感覚で焼いていたら「焼き過ぎ」。かなり早めにひっくり返して、火から下ろさないといけないことを思い知りました。
2cmほどの厚切りの豚ロース肉を焼いた時は、ひっくり返すタイミングは見た目が生の状態。
実際に計測してみると、目からウロコ…。
確かに、ひっくり返すと半面はシッカリ焼けていたので驚き。これまでだったら上側も薄っすら色が変わってからひっくり返していたので「焼き過ぎ」でした。
残りの4分でミディアムウェル(内部温度 68℃)。
牛肩ロースの「加熱し過ぎです」で失敗しているので、今回は焼き上がりのアラートが鳴ってすぐに火から降ろしました。
仕上がりがこちら。
少しピンクがかっていて生焼けか?と思ったりもしましたが恐らくこの状態がベスト。
- 内部温度を計測している
- 調べると多少ピンク色でも問題ない
※実際、食中毒にはなりませんでした。
これまでの私だったら、もう一度白くなるまで火を通し直してカチカチの肉にするところでした★
キャンプやバーベキュー好きなら一度は試してもらいたいアイテム。
プロの料理人だと絶妙の火加減で食材をあげることができるのでしょうが、私のような素人には、シッカリ計測しないと到底無理な技でした。知らずにこの先も焼き過ぎパサパサの肉を食べ続けていたことを考えると、早めに気づけて良かったです。
Weberの「iGrill Mini」をレビュー
Weberの「iGrill Mini」は、食材の内部温度を時系列グラフで把握できる温度計。
Weberの各種グリルで使えますし、自宅での日々の調理でも使えます。
スマホのアプリと連携させて使います。
- ワイヤー温度計(耐熱 380℃、-30℃から300℃まで計測可能)
- 150時間のバッテリー寿命 (ボタン電池 CR2032)
- スマホとBluetoothで接続
- iGRILL APP (スマホアプリ)
- iOS 11.1以降、iPhone 4S 以降、iPad 第3世代以降、iPad mini、iPod touch 第6世代以降
- Android: 6.0以降 Bluetooth 4.0以降
- アラート機能
- 食材の温度アラート (食材の種類×焼き具合)
- グリルの温度を指定範囲か監視
- 設定温度でアラート
- タイマー機能
使い方
使い方は簡単なので迷うことはありません。
スマホにアプリを入れて「iGrill Mini」と接続 (Bluetooth)。
グリルの脇に設置します。温度計のワイヤーの長さは120cmほど。
本体裏に磁石が付いているので、鉄に貼りつける事もできます。
食材の種類と焼き具合を指定
温度計を食材に刺して焼く
食材をひっくり返すタイミングは、時系列の温度グラフで食材の内部の温度を確認しながら判断できます。
通知のタイミングは3回
- 内部温度が設定した焼き加減に達する直前
- 内部温度が設定した焼き加減に達した時
- 焼き過ぎ!
アラートで知らせてくれるので、大失敗することがないです。
5つの通知機能 (温度・タイマー)
Weber「iGrill Mini」は、5つの通知機能が使えるのが特徴です。
一番の強みが温度が時系列でモニタリングできること。温度の変化が見えるので焼き上がりのタイミングが予測できたり、火加減の変化によってどのように温度が推移していくかが分かります。
その他には以下の使い方もできます。
- 食材の焼きあがりを通知
- グリル内の温度が設定範囲から外れたら通知
- 設定した温度になったら通知
- シンプルなカウントダウンタイマー
温度が分かるだけじゃない Weber「iGrill Mini」の3つのメリット
Weber「iGrill Mini」は、キャンプやバーベキューで食材の焼き上がりが分かるだけでなく、他にも便利な使い道があるので紹介します。
グリルの蓋を途中で開ける必要がないので早く仕上がる
Weberは蓋をして高温でグリルできるのが、料理を美味しく焼ける秘訣。
これまで肉を焼く時には、蓋を開けて肉の内部の温度を何度か計測するということをしてきました。温度を測る1分ほどは蓋を開けぱなしにしていたりするので、せっかく温まったグリルの熱が逃げてしまっていました。
その点、 Weber「iGrill Mini」があれば、無駄に蓋を開ける必要がなくなります。
- 高温で調理し続けられる
- 最短の時間で調理できる
一度蓋を開けると50℃~100℃ぐらいグリル内の温度が下がり、温度が戻るまで数分~10分ぐらいかかるので、思っている以上に効果が大きいです。
グリルの近くで暑い・寒い思いをしなくて良い
寒い時期や、暑い時期に、庭やベランダで調理する時にも役立ちます。
食材をセットしてグリルに火をつけてしまえばあとはスマホの通知を待つだけ。
「食材をセット」「ひっくり返すタイミング」「火からおろすタイミング」に合わせてグリルの前に行けばOK。
スマホのアプリで焼き具合を完璧に把握できるので、グリルの前に張り付いて火加減や焼き具合を気にする必要がないです。
普段の料理でも使える
Weberの「iGrill Mini」は、キャンプやバーベキューだけじゃなく、普段の調理でも使えます。自宅で、唐揚げや厚切り肉を焼く時に便利です。
今回、Weber「iGrill Mini」を使ってみて、料理の美味しさは火加減だと痛感。適切なタイミングで火から下ろせるようになると料理の腕が格段に上達します☆
メンテナンス
Weber「iGrill Mini」のメンテナンスは「クリーニング」と「電池交換」
クリーニング方法
掃除するのは、主に直接食材に刺す温度計。
お手入れの仕方
糸くずの出ない布と研磨剤を含まないクレンザーで清掃します。 決して液体に浸さないでください。製品は防水ではありません。
水で洗えないのが日本人としては気になるポイントではありますが、Weberのメンテナンスは基本的に熱で殺菌!
グリルの中で温度計ごと焼いて加熱殺菌。拭いて綺麗にします。
ちなみに、食材に刺す温度計の先端部分なら水が入らないので水洗いしても問題ないです。ワイヤー部分に水が入るとNGなので自己責任で。

Photo by USER MANUAL
電池交換 ~ 寿命は150時間
電池は100均などで手に入るCR2032。
我が家は、使う時だけ電池を入れるようにしました。多少面倒ですが、エコ & 電池劣化による液漏れの心配がありません。
電池ボックスはネジで止まっていますが、ネジを外しても「カチッ」とロックしてくれるのでネジは外したままにしています。
まとめ
Weberの「iGrill Mini」は、肉や魚の内部温度が計れる温度計。
食材の内部温度を測るだけであれば、調理用の温度計で十分なのですが、iGrill Mini は時系列のグラフで表示してくれるのが他にない強み。
※Weberに限らず、色々なグリル・調理で使える
食材の内部温度を完全に把握でき、スマホに焼き上がりを知らせてくれる優れもの♪
肉好きなら、「完璧な焼き方」を身につけたいところ☆ 良いお勉強になります。
参考 食材の温度から調理手順を案内してくれるWeber Connect スマートグリルハブのレビュー記事はこちら

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