キャンプ歴8年の我が家が、火起こしグッズの基礎から、レベル別のおすすめ5セットまで徹底紹介。
我が家はこれまで100回近く火起こしをしてきました。基礎を身につけるところから始まり、難易度をあげたりしながら色々な火起こしグッズを使いました。今では息子と一緒に火起こしを楽しんでいます。
基礎、最強、お子さんと楽しめる火起こしグッズまで徹底紹介
この記事では、火起こしの基礎(必要な3種類)を解説し、確実に火がつく最強の組合せから子どもが楽しめるセット、ソロキャンプ、100均などの切り口で5セットを紹介します☆
色々なグッズにチャレンジして、火起こしを楽しんでみてください♪
火起こしに必要なグッズは3種ある!
まずは簡単に火起こしグッズの基礎を解説します。
- 着火グッズ
- 火口(ほくち)
- 送風グッズ
この3種類のグッズが火起こしに必要です。
火起こしする時は、これら3種のグッズを使って、火を少しづつ大きくしていきます。
ということで、それぞれの詳細をみていきましょう。
着火グッズ
まず絶対に必要なのが火をつけるアイテム。
自宅にあるライターなどで十分ですが、安全を考えたら柄の長いタイプが良いです。風に強いターボタイプも便利。
火起こしを楽しむなら、ファイヤースターターなど難易度の高い道具にチャレンジしてみるのも良いですね。
火口(ほくち)アイテム
火口(ほくち)は一番最初に火をつけるアイテム。
ティッシュと麻はよく燃えるので持っていると便利。ファイヤースターターなどの「火の粉」から着火させることができます。
新聞紙は王道のアイテム。手に入りやすくライターなどの「火」から着火できます。
着火剤は燃えやすく火が長持ちするので一番優秀。松ぼっくりも火が長持ちするので着火剤の代わりに使えます。
燃えやすいものは、すぐ燃え尽きて火が消えてしまうので、着火グッズによって火口を使い分けたり組合せています。
送風グッズ
送風グッズは火を大きくするために使います。
火が着いたらOK!ではなく、風で火を大きくしていかないといけません。火起こしが苦手な人は風をうまく使えていない場合が多いです。
自宅にあるうちわで十分ですが、送風機があるとかなり楽です。火吹き棒はピンポイントで効果的に風を送れてススが飛びにくいのでオススメです。
最強の火起こしグッズ ~ 確実に着火できるセット
確実に着火できる最強の組み合わせは
これがあれば確実に火が着けられます。我が家が最強として選んだ理由が以下。
- バーナー(着火) … 火力が強く、風があっても着火できる
- 着火剤(火口) … 着火しやすく燃焼時間も長いので、薪や炭に火をつけやすい
- ハンディ扇風機(送風) … 持つだけで風を送れて楽♪
着火剤があれば薪や炭に火が着きます。また、バーナーなら風があっても着火できて、直接 薪や炭を炙ってもOK。うちわで扇ぐのも疲れるので送風機で「ビューン」で済ませましょう♪
我が家はキャンプ用にコンパクトでオシャレなapodのバーナーを使っています。
扇風機は今使っているものでOKですが、スス臭くなるので火起こし専用に買うと良いです。
初心者向きの火起こしグッズ ~ 基本的な組み合わせ
続いて初心者にオススメの基本的な火起こしグッズを2パターン紹介。
- ベーシックな火起こしグッズ
- チャコスタで火起こし
1. ベーシックな火起こしグッズ
キャンプを始めたばかりの方におすすめなのは、
ごく一般的な火起こしグッズです。
火起こしはライター、新聞紙、うちわがあればできますが、火を着けやすい着火剤を持っていくのがポイント。着火剤は失敗する事も考えて多めに持っていくと良いです。
火起こしに慣れている我が家でも着火剤は必ず持っていきます。キャンプ3回目の時に雨キャンプでうまく火がつかず着火剤に助けられた経験があるので、必ず持って行くようになりました。
参考 着火剤は固形とジェルタイプの2種類。
固形タイプ…必要な分量を薪や炭の下に置いて火をつける
ジェルタイプ…薪や炭に直接塗って火をつける
個人的には固形タイプがおすすめ。火起こしは薪や炭の組み方が重要なので、火がつく組み方を勉強するには固形タイプの方が分かりやすいです。
ジェルタイプは火力が出やすく固形より保存しやすいです。ただ使い方を誤ると火傷のリスクがあるので、途中で継ぎ足ししないなど使う時は注意が必要。
2. チャコスタがあるとエコで効率的
チャコスタを使えば着火剤がなくても簡単に火起こしができます。

使い方も簡単。チャコスタの中に新聞紙や小枝を入れて火をつけるだけで、空気を取り込んで燃えてくれます。

我が家が使っていてるのはキャプテンスタッグの火おこし器。
調理するときにもストーブとして使うと、少しの燃料で強火で調理できます。

ウッドストーブもチャコスタの代わりになります。
我が家の使っていてるLixada ウッドストーブのレビュー記事はこちら

着火剤を使い続けるよりも、チャコスタやウッドストーブならキャンプ場で拾った小枝などで火起こしができるのでオススメです。
子どもと楽しめる火起こしグッズ
大人が火をつけられるようになったら、子どもにも火起こしを体験させてあげると良いです。
一緒に火起こしすることで、火の扱い方や危険性(火傷、火事、煙)を教えてあげられます。
普段使っている火起こしグッズから始めて、色々な火起こしグッズにチャレンジすると家族で楽しめます。
これまで我が子と使っておもしろかった火起こしグッズはこちら
- 【太陽光】ソーラブラザー「サンケースギア」
- 【火打石】ファイヤースターター
- 【摩擦熱】舞ぎり式火おこし器
- 【風】火吹き棒
1.【太陽光】ソーラーブラザー「サンケース ギア」
サンケースギアは、太陽光で火起こしできるグッズ。
影が出る陽射しだとわずか3秒で煙が出てきます。
我が子が使ったら「すごい!本当に太陽だけで煙が出てる!」と大興奮。授業で習ったことが試せて、さらに太陽光の凄さも体感できます。
大人もつい夢中になってしまうグッズです。
太陽光で火起こしができるソーラーブラザーのサンケースギアのレビュー記事はこちら

2. 【火打石】ファイヤースターター
ファイヤースターターは、火打ち石の要領で着火できるグッズ。
コツがいるので火がついた時の達成感があります。

ファイヤースターターはシッカリしたのを買うと良いです。最初は100均(写真右)のを使いましたが持ち手が小さく、マグネシウム芯も短めで使いづらいです。
使い勝手が悪いと火が着きにくいですし怪我もしやすいです。
3. 舞ぎり式火おこし器
弥生時代から行われてきた原始的な火起こしグッズ。我が家も体験しましたが
煙を出すのも難しく1時間近くチャレンジし、さらにスタッフの方にサポートしてもらってやっと火がつきました。
火がついた時は親子で大興奮!達成感も格別で火のありがたみを強く感じました。
4. 火吹き棒
火吹き棒は風で火を大きくするためのグッズ。
原始的な見た目で、ピンポイントで風を当てられるため「火をコントロール」感覚があって楽しいです。火から距離が取れるので小さな子でも使えます。
うちわでも風を送るのと違って、火吹き棒はピンポイントで勢いよく風を送れるから効率も良いです。
火吹き棒もシッカリしたものをオススメします。※100均でも買えますが使い勝手は雲泥の差です。
「ソロ」ならではの火起こしグッズ
ソロキャンプにおすすめなのは難易度の高い火起こし!
ソロキャンプは時間にゆとりがあるので、のんびり火と向き合えます♪
ナイフでフェザースティックを作って、ファイヤースターターで火をつけるという難易度の高い火起こしにチャレンジしてみてください♪
100均の火起こしグッズ
100均でも火起こしグッズがそろうので、お試しで使うのにちょうど良いです。 ただ質はお値段なりなので我が家が使うのは着火剤ぐらいです。
着火剤
固形とジェルタイプの2種類があります。
市販のもののほうが火付きが良く長持ちするので何度も使うようならメーカー品を買ったほうが良いです。
火吹き棒
100均のコンパクトな火吹き棒。荷物にならないのが強みです。
使い勝手はイマイチ。ストローで吹いているのと一緒なのでパワーがなく、吹いているとツバが垂れてきて不快。シッカリした作りのものをオススメします。
ファイヤースターター
100均のファイヤースターターはお試しで使うのに良いと思います。
問題なく着火できましたが、数回使ったらマグネシウム芯が折れ、こする板の角も丸まって使い物にならなくなりました。お値段相応なので何度も使うならシッカリしたものを買うと良いです。
まとめ
我が家が実際に試してきた火起こしグッズから、レベル別におすすめのセットを紹介してきました。
火起こしに慣れていない方は着火剤は必須。(我が家も保険として持っていきます)
送風機もあると便利です。我が家が一押しなのが空気入れ&掃除機&送風機として使える1台3役のハンディークリーナー。キャンプで大活躍です。
色々な火起こしグッズにチャレンジして、お子さんと一緒に楽しんでみてください♪
参考 YouTubeでも紹介しています。