Fengzel Outdoorのマミー型ダウン寝袋をレビューします♪
快適温度-10~-20℃なので冬キャンプでも使える本格仕様。
唯一、ダウン特有の匂いがわずかに残っていましたが、全く気にならずに寝られました。
価格を考えたら大満足のダウン寝袋です!
※販売店様から商品提供していただいています。
Fengzel Outdoor マミー型ダウン寝袋
Fengzel Outdoorのマミー型ダウン寝袋は快適温度-10~-20℃対応の寝袋。
マミー型ダウン寝袋 | |
---|---|
快適温度 | -10~-20℃ |
限界温度 | -25℃ |
中綿 | 90%高級ダウン |
充填量 | 1500g |
生地 | 400Tナイロン |
収納サイズ | 直径30×長さ50cm |
重量 | 3,200g |
Fengzel Outdoorは、他にも沢山の寝袋を手掛けています。充填量の違いや、ダウンの質の違い、伸縮性のあるダウン寝袋や立体縫製の寝袋など。
Fengzel Outdoorのマミー型ダウン寝袋なら12月でも快眠
実際に、マミー型ダウン寝袋で12月の森のまきばで寝てみました。
12月の冬キャンブでも寒さを感じることはなく快眠♪
- 装備 … 湯たんぽなどの熱源なし、銀マット、EVAフォームマット
- 服装 … スウェット上下、ヒートテック上下、靴下、ネックウォーマー
- 気温 … 最低気温 5.3℃
- リアルな感想 … 快眠!
もっと寒くても問題なさそう、防寒対策の余裕もかなりある。
ここからは、検証時の詳細を紹介します。
寝床の装備は最小限
今回検証した際の寝床の装備について紹介します。
※妻が検証しています。
- スカイパイロットTC(スカート付)
- アメニティドームMのインナーテント
- ペラペラ銀マット2枚重ね
- EVAフォームマット
- クライミットのイナーシャ「オゾン」を外に敷いて使用
- Fengzel Outdoor マミー型ダウン寝袋
本気で防寒対策をするなら、上記に加えて、GearDoctorsのエアーマット「Apollo air」を寝袋の下に敷き、クライミットのイナーシャ「オゾン」は寝袋の中に入れます。さらに4Monsterのダウンブランケットを寝袋に入れてダウンをかさ増しし、湯たんぽ、ポータブル電源 + 電気毛布 といった装備になります。
参考 冬キャンプ用の防寒対策は別記事でまとめています。

衣服も最小限
衣服はスウェット上下にしています。
- ヒートテック 上下
- スウェット 上下
- ネックウォーマー
- 靴下
※本気で防寒対策する時には、ワンランク上の吸湿発熱下着「ブレスサーモ」を着たり、フリース上下にして、バラクラバ(フードウォーマー)を使ったりします。
最低気温は5.3℃ 、検証には物足りない寒さ
場所は12月の森のまきばでしたが最低気温は5.3℃。
夕方から雨が降っていたので、放射冷却がなく、1:00頃が寒さのピークだったようです。検証としては物足りない寒さでしたね。
実際に寝てみたリアルな感想 (口コミ)
快適温度 -10~20℃の寝袋なので、最低気温が 5.3℃近くなら余裕でした。
寝袋のボリュームも「もっこ もこ♪」なので温かく包んでくれますし、寝袋に入ると体が「じんわり温かく」なります。
そして、
全く寒さを感じることなく朝♪
我が家では、これまで10個以上の寝袋を使ってきた経験から判断すると、FengzelOutdoorのマミー型ダウン寝袋は真冬(-10℃)でも安心して使えます。※もちろん気温に応じた防寒対策の追加は必要です。
関東周辺 平地の冬キャンプなら安心できる寝袋
関東周辺の最低気温(月平均)は-3℃ぐらい。
地域 | 最低気温 | 地域 | 最低気温 |
---|---|---|---|
東京 | 2℃ | 千葉 | 1℃ |
茨城 | -3℃ | 神奈川 | 2℃ |
静岡 | 2℃ | 埼玉 | -1℃ |
群馬 | -1℃ | 山梨 | -3℃ |
データ出典:NOAA
我が家の経験上、キャンプ場(現地)の気温は、天気予報や観測値のマイナス5℃すると現地の気温に近いです。それを加味して防寒対策を足せば冬でも安心して使えます。
Fengzel Outdoor マミー型ダウン寝袋の詳細をレビュー
ここからはFengzel Outdoor マミー型ダウン寝袋の細かい作りをレビューしていきます。
文句なしのボリュームで「ふかふか♪」
厚みはバッチリあって「ふかふか」です。さすがダウン寝袋といった感じです。
冷えやすい足の部分に羽毛が多めに詰まっているのがわかります。
頭の部分は厚み18cmほど。
胴の部分は厚み15cmほど。
足の部分は24cmの厚みがありました。
ダウン特有の臭いは気にならないレベル
ダウン特有の臭いは感じられましたが、かなり臭いは少ないです。
- 最初に収納袋から出したときには臭わなかった
- 広げておくと、わずかに臭う
- 寝るときには気にならないレベル
と言った具合で、私も妻も同じ感想。
私は、臭いには敏感なほうですが、全く問題なく使えました。絶対にダウンの匂いが嫌という方にはお勧めしませんが、ダウンジャケットなどで特有の臭いに慣れている方なら問題なく使えると思います。
※個体差もあると思います。
生地の質感も良い
表生地の質感はツルツルしています。(全体的にポリエステル・ナイロン系の感触)
裏地はマットな質感になっています。
ちなみに、ジッパーを開けば掛け布団のようにして使えるので温度調整もできます。
顔だけ出して寝ると温かく寝られる
顔の部分は、ドローコード(ゴム紐)で絞ることができます。
暖かい空気を逃さなくなるので、ここを絞って寝ると温かさが全く違います。
また、寝袋の上側にネックバックル(首元の弁)が付いているため、冷気を入れない・逃さない工夫がされてます。
使い勝手もよく、作りもシッカリしている
縫製やジッパーなどの作りはしっかりしています。
サイドのジッパーは勝手に開かないようにマジックテープで留められる作り。
ジッパーは巻き込みにくい処理がされていますが…。
どうしても寝袋の生地が薄くて柔らかいため、下側を巻き込んで噛みやすいです。
そのため、指を添えてジッパーを閉めると良いです。
足側に輪が2つあり、干すときに使えます。
収納サイズはやや大きめ?
ダウン寝袋ではあるのですが、収納サイズは少し大きめの印象。
我が家にある他の寝袋と比べるとダウン寝袋にしては少し大きい印象です。
※収納サイズが同じでも、広げた時のかさ(厚み)があるので保温性は高いです。
左から
- ナンガ 3シーズンダウン寝袋
- 中華製 3シーズンダウン寝袋
- 3シーズン寝袋
- 3シーズン寝袋
- Fengzel Outdoor マミー型ダウン寝袋 (快適温度 -10~-20℃)
- スナグパック スリーパーエクスペディション スクエア (快適温度 -12℃)
- スナグパック ソフティーエリート5 (快適温度 -15℃)
スナグパック(化繊)の冬用寝袋より、気持ち小さいかなぐらいのサイズ感です。
2Lペットボトルと並べてみるとこんな感じ。
圧縮できる収納袋
収納袋は圧縮ベルトが付いているため、収納後にさらに小さく潰せます。
一箇所がバックルになっているので、そこだけ開けて出し入れできます。
バックルではない箇所は圧縮する時に絞って使えます。ただ、ベルトに返しがないため、引っ張りすぎると外れてしまいます。折り返して縫うと外れにくくなりますね。
枕付き
Fengzel Outdoorのマミー型ダウン寝袋には枕がついています。
結構厚みがあります。
浮き輪のようなバルブの枕です。
好みで使うと良いと思います。
取扱いについて
ダウンの臭いについてと、洗濯時の注意事項もタグに記載がありました。
洗濯機で洗えます。
他の冬用ダウン・化繊寝袋との比較
最後にFengzel Outdoorのマミー型ダウン寝袋と他の寝袋を比較してみました。
- 有名どころのダウン寝袋
- 有名どころの化繊寝袋
他社のダウン寝袋と比較
Fengzel Outdoorと同条件のダウン寝袋をピックアップしてコストパフォーマンスを比較してみます。
温度帯が近いダウン寝袋をピックアップして比較してみました。
ブランド | 製品 | 快適/限界温度 | 価格(約) |
---|---|---|---|
Fengzel Outdoor | マミー型ダウン寝袋 (1500g) | -10~-20℃/-25℃ | 1.6万円 |
ナンガ | UDD BAG 810DX | -7℃/-13℃ | 6.6万円 |
ナンガ | AURORA light 900 DX | -10℃/-19℃ | 7万円 |
イスカ | ダウンプラス ニルギリ EX | 不明/-15℃ | 3.9万円 |
イスカ | エアドライト 670 | 不明/-15℃ | 5.7万円 |
モンベル | シームレス ダウンハガー800 EXP | -12℃/-20℃ | 7.3万円 |
モンベル | ダウンハガー650 #0 | -8℃/-15℃ | 4.3万円 |
※対応温度はメーカーごとに基準が違うので参考程度
化繊寝袋と比較
同様に、他の冬用化繊寝袋と比較してみます。
ブランド | 製品 | 快適/限界温度 | 価格(約) |
---|---|---|---|
Fengzel Outdoor | マミー型ダウン寝袋 (1500g) | -10~-20℃/-25℃ | 1.6万円 |
スナグパック | スリーパー エクスペディション スクエア |
-12℃/-17℃ | 1.4万円 |
スナグパック | ソフティー エリート5 |
-15℃/-20℃ | 2.8万円 |
イスカ | アルファライト 1300EX | 不明/-20℃ | 2.5万円 |
モンベル | シームレス アルパイン バロウバッグ #0 | -7℃/-14℃ | 2.1万円 |
モンベル | シームレス バロウバッグ EXP. | -11℃/-18℃ | 2.5万円 |
※対応温度はメーカーごとに基準が違うので参考程度
ダウンと化繊の特徴をおさらい
ダウン寝袋と化繊寝袋の特徴を比較してまます。
防寒性 | 収納サイズ | 価格 | 耐水 | 背中冷え | |
---|---|---|---|---|---|
ダウン | ◎ 製品次第 |
◎ | × | × or ○防水 |
△ |
化繊 | ◎ | △ | ○ | ○ | ○ |
ダウン寝袋の強みは、防寒性能と圧倒的なコンパクトさ。デメリットは値段が高いことや、背中側はダウンが潰れて冷える。水に濡れると防寒性能が落ちることです。(防水性のあるダウンもあります)
あと、ふんわり軽くて「ぷにぷに」と寝心地が良いです。
化繊の強みは安いこと。反面、一般的には防寒性能とコンパクトさがダウンより劣ります。
また、結露などで濡れてもダウンより性能の劣化が少ないのが強みです。
楽天レビュー特典のインナーシュラフをレビュー
Fengzel楽天市場店で購入し、レビューを記載するとインナーシュラフをプレゼントしてくれます♪ 色の希望も聞いていだだき、かなり親切に対応してくれました。
フリース素材のインナーシュラフで、ダウン寝袋の中に入れて使えます。
首元のジッパーはマジックテープ式のストッパー付き。
首元はドローコードで絞って使えるので、冷気が入ってこないように対策できます。
足元側からもジッパーが開くので温度調整が可能。
表生地はフリースの起毛素材。
裏は起毛されていないため、静電気が起こりにくくなっています。
収納バック付きで手のひらに乗るサイズ。
本体のマミー型ダウン寝袋と比べると小さいのが分かります。
夏キャンプの肌掛けとしても便利に使えそうです♪
まとめ
Fengzel Outdoorのマミー型ダウン寝袋は、
快適温度-10~-20℃なので冬キャンプでも使える本格仕様。
唯一、ダウン特有の匂いがわずかに残っていましたが、全く気にならずに寝られました。
価格を考えたら大満足!
冬キャンプの寝袋にオススメできるアイテムです。