電動エアーポンプ(XG-668PSE)をレビューします。
有線(電源コードあり)でAC(コンセント)とDC(シガーソケット)の2種類の電源から給電ができるアイテム。
サイズ感から、バルブの形状、空気の強さ、静音性、キャンプのエアーマットをふくらます速さなどをレビューします。
キャンプで使うマット類は口で膨らませることができるようになっていますが、水分と雑菌が中に入り込むためカビる可能性があると言われています。できれば避けたほうが良いです。
我が家では過去にコードレスタイプの電動エアーポンプを使っていたのですが、結局使いづらくて使わなくなった経験があります。そのあたりも交えながら紹介します。
※販売店様から商品提供していただいています
見出し
電動エアーポンプはコードレスが使いづらく「コードあり」を選んだ
電動エアーポンプはコードレスタイプが便利かと思いきや、我が家の経験からすると有線コードの給電方式が使いやすいです。
一方、電源を確保するのが一番のネックだったりしますが、オートキャンプであれば車を横付けして車のカーソケットから給電が可能。我が家の場合はポータブル電源があるのでそこから給電することもできます。
我が家は、以前コードレスタイプの電動エアーポンプを使っていたのですが、結局使いづらくなって使わなくなってしまいました。
コードレス(電池・バッテリー式)電動エアーポンプのデメリット
- 電池残量が減るとパワーが落ちる
- 電池の充電が面倒
- 重い (電池の分があるため)
我が家で使っていたのは少し古いタイプの電動エアポンプ(単一電池4本)だったので、なおさらデメリットが際立っていたと思いますが、現在売れている内蔵バッテリー式の電動エアポンプを見てもデメリットは変わらないと感じます。
連続使用可能時間が10分程度のものなどは、家族分のエアーマットが膨らませられるかヒヤヒヤしますし、一回のキャンプごとにバッテリーを充電する必要があります。しかもバッテリーの消費や劣化で出力が落ちたり…。
電動エアーポンプ(XG-668PSE)
電動エアーポンプ(XG-668PSE)は、有線の電源コードで給電するアイテム。
AC(コンセント)とDC(シガーソケット)の2種類の電源から給電できます。
- サイズ :12×10×11.5cm
- 重量 : 本体 180g
- 定格電圧 : AC 100~240V DC 12V
- 定格周波数 : 50/60Hz
- エアー出力 : 480リットル/分
- 注意事項 : 20分以上の使用は禁止
キャンプのエアーベットが 6~20秒で膨らむ♪
実際に、電動エアーポンプで、キャンプで使っているエアーベットをどのぐらいの速さで膨らませるか動画で撮ってきました。
クライミット イナーシャ Xフレームは、なんと 6秒 で膨らみました!
クライミット イナーシャ オゾンは 9秒。
ネイチャーハイク エアーマットは5秒。2人用は10秒。
といった感じで、どれも手で膨らませたり、口で吹くのと比べると圧倒的な速さでエアーマットを膨らませることができます。
エアーマット膨らませるのって、自分の分だけなら苦じゃないのですが、家族分もとなると一気に苦行になりますが…、
片手に収まるコンパクトサイズ
電動エアーポンプ(XG-668PSE)は、片手で持てるほどのサイズ感。
本体の重量も180gと軽いです。バッテリーが内蔵されていないのが軽さの理由。
電源はAC(コンセント)とDC(シガーソケット)
電源はAC(コンセント)とDC(シガーソケット)を使うことができます。
キャンプで使うのであればDC(シガーソケット)が便利です。
- 車のシガーソケットで膨らませることができる
- 給電プラグがコンパクト
ポータブル電源なら両方に対応していることもあります。
ちなみに、
ファンの回る音と消費電力の違いが明らかでした。
出力にどのぐらいの差があるかは動画からご想像ください。
参考 コードありでもACコンセントとDCシガーソケットの違いでこれだけ差があると、バッテリー(電池)タイプの電動エアーポンプはバッテリーの減り方と出力の弱り方が気になるところ。個人的にはコード付きの給電タイプで正解だったと感じました。
ノズルの形状
ノズルは3種類セットになっています。
小は浮き輪などに使える見慣れたタイプ。中と大は、個人的にはあまり見かけないタイプ。中と大のノズルのサイズ定規で測ってみました。
我が家が持っているエアーマットのバルブ形状と合わせてみるとこんな感じ。
ネイチャーハイク エアーマットは、中ノズルだと隙間が少し空いてイマイチ。大ノズルは穴に入らないのですが、手で抑えて使うならピッタリと合います。
クライミット イナーシャ オゾンは手で抑えながら空気を入れることになります。サイズが近い大ノズルのほうが手で抑えやすいです。
枕部分は大ノズルにスポッと入りました。
クライミット イナーシャ Xフレームは、イナーシャ オゾンとバルブ形状が一緒。大ノズルのほうが手で抑えやすいです。
膨らませるものが決まっている場合には、ノズルを切って加工してしまうというのも手かもしれません。我が家ではネイチャーハイクのエアーマットに合わせるために、中サイズのノズルを短く切ってバルブにフィットするようにしました。
ノズルはカッターで切れる柔らかさ。
中ノズルの先端をカットしたらネイチャーハイクのマットに隙間なくフィット♪
※押さえつけて使う必要はあります。
口でふくらませるのと同じぐらいのパワーだから「ちょうど良い」
エアーを送り込む強さは人間が口で膨らませるのと同じぐらい。
電動エアーポンプでエアーマット膨らませたあと、私が口で吹いてみたところ、たいして空気が入りませんでした。1吹きは入るけど、2吹き目は入らない感じ。
ギリギリのパンパンに膨らませたい時には最後に口で膨らませたほうが良いと思いますが、個人的には口で膨らませる必要はないと感じました。
出力が強くパンパンに膨らませてくれると良さそうな気もするのですが、出力が強すぎると膨らみすぎて破裂させてしまう恐れもあるので、電動エアーポンプの出力は、程よい強さでちょうど良い!
空気圧のパワーは、風船がふくらまないぐらい。なのでエアーマットを破裂される心配はありません♪
エアーマットの空気を抜くのには向いていない
電動エアーポンプは、ノズルを吸い込み口に付け替えることで空気を抜くことができるのですが。
キャンプで使うような、バルブ式のエアーマットの空気は抜けませんでした。
空気をバルブから抜こうとすると、ペタッと生地が張り付いてしまい、空気の抜ける道を塞いでしまいます。
静音性はイマイチだけど、車内で使えばOK
静音性に関しては正直イマイチ。
家庭用で使うドライヤーと同じかそれ以上の音が鳴ります。
基本的に小型のファン&価格がそれなりだと、構造的に音が鳴るのは仕方ないですね。
通常音(ドアを開いて使った時)と、ドアを締めて車内で使った音の違いを動画でご覧ください。
キャンプ場で使う時には、以下の工夫をすればOK。
- 昼間の明るい時間に膨らませる
- 車の中で膨らませる
特にこの商品は、車のDCシガーソケットから給電ができるので車内で膨らませるのにもってこい♪
車内で電動エアーポンプを使っている音より、車のエンジンをかけている音のほうがうるさいです。
車内で膨らませる時は、前列の座席を倒すとやりやすいです。
DCシガーソケットの給電コードは、運転席か助手席で作業すれば問題なく届きます。
まとめ
電動エアーポンプ(XG-668PSE)について最後にまとめます。
- エアーマットが6~20秒で膨らむ♪
- エアーマットがカビる心配がなくなる
- 有線給電タイプは出力が安定しているのが強み
- 車のシガーソケットから給電できる
- 口で膨らませる必要がないから、楽チン、速い、疲れない
一番のデメリットは音が鳴ることですが、気になるようなら車内で膨らませると良いです♪