我が家のテントにはスカートがないため、寒い時期のキャンプは厳しいです。
防寒性に優れたスカート付きのテントはお値段が…。
ということでスカートを自作したら快適♪ スカートがあるとないとでは雲泥の差でした。
我が家の自作方法なら材料費はたった771円♪それでいて、実用に耐えるスカートです。
その作り方をご紹介します。
参考 キャンプの寒さ対策は別記事でまとめて紹介しています。
テントのスカートについて
まずは簡単に、テントのスカートってどんなものかと、その効果について簡単にご紹介。
テントのスカートとはどんなもの?
テントの「スカート」とは、フライシートの下から地面まで伸びるカーテン状の生地です。スカートがあると、外気と内気を遮断できるので、温かく過ごせます。冬キャンプには必需品。
逆に、夏には空気が循環しにくくなるので邪魔になります。
冬キャンプで使えるテントは履いてますよ♪
テントのスカートがどれぐらい防寒に役立つか
スカートがないと、「テント内」の空気は5分程度で入れ替わりそうです。
「テント内」というのはインナーテントとフライシートの間の空気です。
一般的な6~8畳の部屋でなら「5分程度」窓を開ければ、部屋の空気はほぼ全部入れ替わる
引用:女性目線ニュース
極端な表現をすると、スカートなしのインナーテントは、野ざらしで冷たい風を受けているのと同じです。フライシートの下の隙間から冷たい空気が入り込んできます。
スカートがあれば、直接インナーテントが風を受けなくなります。また、インナーテントとフライシート間に空気の層を作ることができるため、断熱効果を期待できます。大げさに表現すると、寒冷地の窓に二重ガラスを使って断熱性を高めるのと同じ原理でしょうか。
身近な例だと、シャツインするかしないかの違いですね 😉 空気が入れ替わると体感温度はかなり違います。
自作スカートの作り方
ここからは、スカートの作り方から使い方までご紹介します。
完成形の写真
まずは、スカートを履かせた完成写真がこちら。
テントの周囲をしっかり囲めています♪
現地では気にならなかったけど色が気になるなぁ…。
でも大丈夫! 夜なら目立ちません 😆
…次は裏返してブラック側で使ってみようかしら 💡
材料は771円でそろう
材料はシートとWクリップです。
スノーピークのアメニティドームの場合は以下で足ります。
※270cm×270cmのテントなら同じだと思います。
- ユタカシート(1.8×2.7cm) × 1枚 (455円)
- Wクリップ サイズ32mm(18個入り) × 2個 (216円)
これが揃えば80%完成です。
シート
シートは、テントとの色合いを考えてチョイスすると良いです。
ユタカのシートが安くて良いです。シルバー、グリーン、迷彩、ブラックなど色も豊富です。
最近は色々なカラーが販売されています。
価格が安いシルバー
グリーンシートだとpleasanthappyさんのような色合いになります。
参考 ユタカ シートのレビュー記事はこちら
ユタカシートは、上の記事で紹介している「灰×黒」「緑」だけでなく、「迷彩」や「白」など色が多彩です。他の色が好みの方は、テントに合わせた色を探すと良いと思います。
ナチュラルカラーのシートも販売されてます。少し値段が高めですが、目立たず、テントの色合いとも合わせやすいので一番のオススメです。※私が今から買うなら間違いなくコレ買います
ブラウンで試してくださった方が写真を提供していただきました☆ この色が一番アメニティドームに合いそうです。
Wクリップ
100均で売っています。サイズは32mmがちょうど良いです。
ネットで買うと割高ですね。
作り方はとっても簡単
シートを30cm~40cmぐらいの幅で帯状に切り出します。
フライシートと地面の隙間より10cm~20cmほど幅が長ければOKです。シートの切断面は特に処理をしなくてもほつれません。
アメニティドームなら、ユタカのシートを縦に5等分するとちょうど良いです。
ハトメを付ければペグダウンできますが、ペグダウンしなくてもめくれる事はありません。何度もスカートを履かせていますが、ペグダウンの必要性を感じたことはないです。
参考 シートの外周の芯も切ったほうが装着しやすい
実際に試してくださった読者さんから「クリップで留める際、シートの外周に芯が入ってて折り辛かったのでここも切り離した方が良さそうでした。」とのことでした。参考にしてみてください。
自作スーカートをテントに装着!
使い方は、フライシートに自作シートをWクリップで挟むだけです。
フライシートを傷つけないように、シートで挟んでクリップします。
テント全体(前面以外)をシートで覆えば立派なスカートになります。
なんだか、シルバーシートだとスカートの存在感が立派だこと 😛
アメニティドームMの場合、クリップ33個ぐらいで足りました。クリップを多めに挟めば気密性が高くなります。
実際に使用した感想
我が家は、何度も自作スカートを使っていますが使い勝手は上々です☆
着脱可能で便利、テントに手を加えないのが良い
今回ご紹介した自作スカートは、取り外しができるため、寒い時だけ使えます。
取り外しができるとかなり便利です。スカート付きのテントだとそうはいきません。
- 必要なときにスカートを持っていけば良いので、荷物もかさばらない
- 暑い時期には、スカート無しで過ごせる
- テントに手を加えていないので、オークションなどで売るときに値が崩れない
ただ、取り付けは少々面倒ですね。
ガッチリ装着できて外れにくい
Wクリップは強力なので、しっかり止まります。通常の風なら外れる心配はありません。
そして、雨に打たれてもフライシートとスカート接続部に雨が溜まる程度でしょうから防寒対策としては問題無いです。むしろ隙間が埋まって防寒性が向上するかもしれません 💡
過去に、風で飛ばされたことや、外れそうな気配を感じたことは全く無いです。
ハトメを付けてペグダウンしなくても大丈夫
ペグダウンしなくても、スカートがめくれることはありません。
- 過去に、風でバタついたり、めくれたことは無い
- ペラペラの弾力のある生地と違って、ハリのあるシートを使っている
- 外に向いて垂れているので、風を受け流すコシがある
といった感じ。
過去にトラブルになったことはありません。
…夜中に強風にあおられた経験が無いからかもしれませんが。
万が一、激しいスカートめくりに遭遇したら、シートを打ち破ってペグダウンすれば良さそうです。安いシートなので躊躇もいりません。※打ち破った所に後日ハトメつければ良さそう。
実際に試した方の口コミもまずまず♪
この記事を見て、実際に試してくださった「でーひー」さんの口コミはこちら。
@BiggVo こんにちは
自作スカートを参考にさせてもらいました
就寝時室内15℃くらいでとても快適に過ごせましたこれからもブログ楽しみにしています pic.twitter.com/9OHLyKTlqw
— でーひー (@HiDEgargoyle) October 28, 2018
お役に立てたようで何より☆ そして反応いただけて嬉しいです♪
参考 でーひーさんの投稿日の10/27に、私は道志のオートキャンプせせらぎ(標高 約700m)に行ってきました。夜は10℃近くなり、冬の気温(都内の昼間)と一緒。焚き火をしていても冬物のコートが必要です。その時の最低気温は8.5度。晩秋は自作スカートがあるとかなり心強いです。
自作スカートの効果について
自作スカートの効果ですが、
我が家の経験だと、自作スカートを付けて寝ると、テント内の温度は外気と比べて5℃ぐらい高くなります。※アメニティードームM(270×270cm ドーム型テント)に4人家族で寝た場合。
やはり、テント内の温度は1名様で1℃上がる♪ pic.twitter.com/sVtAZoNoUW
— びっくぼ@魅惑のキャンプ (@BiggVo) January 2, 2017
晩秋にキャンプに行く時には防寒対策を抜かりなく♪
自作スカートだけでなく、他の防寒対策も合わせて検討してみてくださいね。
まとめ
キャンプにハマると、寒い時期にも行きたくなるかもしれません。そんな時には、自作スカートが便利です。
- テントの防寒対策としてスカートが効果的です
- シートの色は目立たない色を♪
参考 Amazonの購入で、2,000円未満で送料無料にならない場合は、キャンプ用品のあわせ買い候補の記事も役に立つかもしれません。
お願い 今回紹介した、スカートの自作方法は魅惑のキャンプ(びっくぼ)が考案しました。実際に試してみた方は、SNS(Instagram、facebook、twitter)などに投稿して感想を聞かせてもらえると嬉しいです♪
参考 キャンプの寒さ対策は別記事でまとめて紹介しています。