ファイヤーサイドのコッパーシェラカップを1年使ってきたのでレビューします。
シェラカップの中でも独特な雰囲気を持つ銅製のシェラカップ。使うほどに風合いが増し、味が出てくるのが最大の魅力。
また、銅は熱伝導性が高いので、飲み物やスープなどを温める時に重宝しています。
我が家は2020年のふるさと納税でゲットして1年使い続けましたが、癖があるので実際に使わないと分からない事も多いです。
ということで、コッパーシェラカップの「サイズ選び」「魅力」「メンテナンス方法」を紹介します。
- 300、400、500の3種類のサイズ比較
- コッパーシェラカップの魅力3つ
- 失敗して分かった3つのお手入れ方法
参考 同じシリーズの「グランマー コッパー ケトル」は別記事で紹介しています。
ファイヤーサイド コッパーシェラカップ
ファイヤーサイドのコッパーシェラカップは3種類。(300、400、500)
一般的なシェラカップと違い、デザイン性の高さと雰囲気の良さは、そこに在るだけで絵になります。
また銅製ということで、熱伝導性が高く、使うごとに味が出てくるエイジングが楽しめるのも魅力♪
コッパーシェラカップ 3種のサイズを比較
コッパーシェラカップ選びで一番悩んだのが「サイズ選び」。
我が家も相当悩みました、購入前には紙で型を作って比較したほど(笑)
実際に使ってみて感じたのは
通常の300mlのシェラカップと比較してみるとこんな感じ。
写真で見ると微妙な差ですが、手に取ると結構印象が違います。
300だと一般的なシェラカップと同じサイズ。300を選ぶとすでに持っているシェラカップを使わなくなってしまうのでもったいない気がします。
400か500ですが、容量が大きい500の方が飲み物やスープを温める時に便利。また底の面積が大きい方が温まるのが早い。
500になると小鍋のようなサイズ感で存在感が違ってきます。500mlのペットボトルと同じ容量なのでかなり大容量。500なら1合のお米も炊けます。
ということで、個人的にはどれか一つ選ぶのであれば500を選びます。
& ふるさと納税なら寄附金額はどれも一緒なので実売価格が高い500が一番お得♪
スタッキングの可否について
コッパーシェラカップは同サイズであれば取っ手の位置をズラしてスタッキング可能。
同じサイズなら綺麗にスタッキングできますし、
もちろん違うサイズもOK。
一般的な300ml、400mlのシェラカップも一緒にスタッキングできます。
コッパーシェラカップの魅力 3つ
ファイヤーサイドのコッパーシェラカップの最大の特徴は「銅製」ということ。
メンテに手間がかかるため、現在は食器や調理器具で使われなくなってきていますが、雰囲気は圧倒的に他の金属とは異なります。
趣味のアイテムとして持つのであれば、非常に魅力的なアイテム。
ということで、実際に使って感じた銅製シェラカップの魅力を紹介します。
深みのある「美しい輝き」
銅製品の魅力は美しい輝き。
キラキラと金色に輝く質感は見ていて飽きません。
この「柔らかい」「味のある」輝きは銅ならではだと思います。アルミやステンレスチタンとは深みが違います。
使い込むほど「味」がでる
銅は使っていると、色が変わったり模様が付いたりするのでエージングを楽しめます。
そして、磨くことで輝きを取り戻せるので、何度も楽しめる♪
自分好みの色に仕上げて磨いて使っていくという楽しさも銅ならではだと感じます。
「熱伝導率」が高い ~ 炊飯もできる
熱伝導率が高いのも同製品の強み。
他の金属と比べても銅の熱伝導性の高さは圧倒的。
金属 | 熱伝導率 (W/mK) |
---|---|
銅 | 398 |
アルミニウム | 236 |
鉄 | 91 |
ステンレス | 84 |
チタン | 22 |
参考 コッパーシェラカップ500なら1合のお米が炊けるサイズ。
オプションの蓋(リッド)で幅が広がる
コッパーシェラカップであると便利なのがオプションの蓋。
蓋があると「炊飯」「蒸し調理」ができるようになり、「お湯を早く沸かせる」「ホコリが入らない」というメリットがあります。
ソロキャンプで炊飯から調理までシェラカップで済ませられる上級者の方にとって便利だと思います。
最大のデメリットは、メンテナンスが必要なこと
コッパーシェラカップはデリケートなので、美しく保つならマメなメンテナンスが必要になります。
我が家は、メンテナンス方法がよく分かっておらず変色させてしまっています。
- 外側の銅が錆びて、緑青がうっすらと発生
- 内側の錫メッキが変色してしまった
とはいえ、ひどい状態ではないのでエイジングの範囲として愛でています。
…と強がってみましたが、なるべく綺麗な状態で使っていきたいと思う方のために、我が家の失敗を踏まえてお手入れ方法について紹介していきます。
お手入れ方法 ~ 失敗から学んだメンテナンス術
失敗から学んだ、コッパーシェラカップのリアルなメンテナンス方法を紹介します。
銅製品はこまめにメンテナンスすることで美しく使い続けることができます。我が家の失敗を活かしてください。
参考 注意書きは大げさではなく超大事なことが書かれています。
水分は大敵! こまめに拭かないと変色する
コッパーシェラカップは外側が銅、内側が鈴のメッキになっているのですが、どちらも水分には注意しないといけません。
というのが基本。「使ったらすぐ洗う」「洗ったらすぐ拭く」という意識。
銅に水滴がついたままだと、水道水のカルキのせいか水滴の模様が染みついたり、緑青(ロクショウ)という錆びが発生します。(緑青には毒があると言われていましたが、現在では否定されています)
錫メッキは高温多湿の状態にすると変色して色がつく場合があるようです。
我が家もいつくかのコッパーシェラカップは変色しています。
実害はないのですが見た目が残念。キャンプで使ったら拭いて収納していたつもりですが…。
振り返ると、水に濡らしたま一晩干してから翌朝拭いていた、収納ボックスにしまいっぱなしで高温多湿になっていた? などが失敗の原因だった考えられます。
ということで、こまめに拭いて、湿気に注意するようになりました。
とはいえ、変色は実害がないので、
- エイジングの「味」として楽しむめるか
- こまめにメンテして綺麗な状態に保ちたいか
といったところで、メンテナンスの手間が違ってきますね。
USE & CARE
・ご使用後しばらくの間、赤みのある鮮やかな色に変化し、その後、徐々に落ち着いた色合いになっていきます。日々のお手入れとして水滴や指紋を乾いた布でこまめに拭き取っていただくと、ムラがなく趣のある風合いに育ちます。
この注意書きだけだと伝わらないので…、拭かないと変色することをシッカリ書いていただきたいところ…。
サポートに問い合わせたところ、外側の銅の変色は磨けば戻るが、内側の錫メッキの変色はユーザーでは戻せないとのこと。ですが、最後に紹介するメーカーのリペア(再加工)で戻せます。
空焚きすると、錫メッキがはがれ、銅が変色する
コッパーシェラカップは空焚きしてしまうとダメになってしまいます。
USE & CARE
・空焚きにご注意ください。本体の変形やメッキの損傷の原因になります。

Photo by コッパーシェラカップ400 | 薪ストーブのファイヤーサイド
- 銅が虹色に変色
- 錫のメッキが剥がれる
こうなると、メーカーにリペア(再加工)してもらう必要が出てきます。
水分が入っていればシェラカップも100℃以上に温度が上がることがないのですが、中身が入っていないとシェラカップ自体の温度がどんどん高温になってしまいます。
うっかりストーブに放置して空焚きにならないように注意が必要。シェラカップは容量が少なく、銅は熱伝導性も高いので、ストーブの上に置き忘れると、気がついたら空焚きになってしまいます。
目を離すときは火から下ろすのが良さそうですね。
銅の変色が気になる場合は研磨
外側の銅は、研磨剤で磨くと綺麗な色が戻ってきます。
少し根気がいりますが、磨けば綺麗になります。こまめにメンテナンスし続けるのが理想的ですね。もしくは、細かいことは気にしないのも手です。
ダメにしてしまってもリペアできる
ファイヤーサイドにリペアを依頼すれば綺麗な状態にして戻してくれます。
リペアパック(預かり修理)
一生を共にする道具として末長くご使用いただけるよう、製造元の職人による修理を行っています。修理はお買い求めの販売店へご依頼ください。<リペアパック内容:内側スズメッキ再塗装+表面研磨>
空焚きやすり傷などで内側メッキが破損した場合にご利用ください。再塗装時は表面に影響するため、研磨がセットとなります。表面は銅本来の輝きに戻り、経年変化の味わいがリセットされますのでご了承ください。

Photo by コッパーシェラカップ400 | 薪ストーブのファイヤーサイド
さいごに
ファイヤーサイドのコッパーシェラカップは、使うほどに風合いが増し、味が出てくるのが最大の魅力。シェラカップの中でも独特な雰囲気があります。
銅は熱伝導性が高いので、飲み物やスープなどを温める時に重宝しています♪
コッパーシェラカップの「サイズ選び」「魅力」「メンテナンス方法」のまとめ。
- サイズは500がオススメ
- コッパーシェラカップの魅力は「美しさ」「エージング」「熱伝導率の高さ」
- お手入れ方法は使ったらすぐに拭いて高温多湿を避ける。
- 空焚き注意!
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我が家はふるさと納税でGetしています♪
参考 同じシリーズの「グランマー コッパー ケトル」は別記事で紹介しています。
