2019年にタラスブルバの「キャタピラー2ルームシェルター6P」が販売されました。
キャタピラー2ルームシェルター6Pは、トンネル型で家族で広々と過ごせるテント。デザインも渋く、作りもしっかりしているので良いテントだと感じました。
参考 2020年に「キャタピラー2ルームシェルターII」になって改良されています。
参考 トンネルテントのおすすめ品は別記事でご紹介しています。
タラスブルバ キャタピラー2ルームシェルター6P カーキ
タラスブルバのトンネルテント「キャタピラー2ルームシェルター6P」は流行りのトンネル型の形状で、渋い色味が特徴的。

TARAS BOULBA 2019 CATALOG
実際に使ってみると、生地が厚く、ポールも太くて本数も多いため、かなり安心感があります。
価格と販売日
価格と販売日はこちら
- ¥99,900 (8%税込¥107,892)
- 2019年6月から出荷
キャタピラー2ルームシェルター6Pは、大型のトンネルテントで、作りがシッカリしている商品。さらに寝室まわりにもスカートが付いるため、冬でも快適に使えるのが特徴。
我が家としては申し分ないスペック♪ 10万円ならお買い得な印象です。
このスペックだと、他のブランドは15万円ぐらいだと思います。
タラスブルバとは?
タラスブルバは、スポーツオーソリティのプライベートブランド。
1976年に日本初のアウトドアブランドとして誕生し、数年前からブランドを一新しアウトドア用品を展開するようになりました。2019年からキャンプ用品をリリースしています。

TARAS BOULBA 2019 CATALOG
チルアウト
自然の知恵から生まれる、デザインや機能グループキャンプ、ファミリーキャンプを愛するすべての人々へ。
「ナチュラル」「ビンテージ」をキーワードに、
自然と調和する素材と、色合いのギアを提案。
ゆったりとくつろげるキャンプ空間を演出します。引用:TARAS BOULBA 2019 CATALOG
タラスブルバのキャンプ用品は、どれも渋くてお洒落なアイテムばかりで洗練されています。
特徴
タラスブルバの「キャタピラー2ルームシェルター6P」の特徴を一言で表すと
といった感じ☆
家族で快適に過ごせる充分なスペース♪
実際に使ってみても、良い印象でした。
我が家が使っているカマボコテント2もトンネル型のテントなのですが、ファミリーで過ごすのに広くて快適な居住スペースが確保できます。ただ、 カマボコテント2で気になっているのがテントの作り。価格が安く抑えられている分、少し物足りなさを感じます。その点、タラスブルバの「キャタピラー2ルームシェルター6P」は機能面も文句なし!予算が許すのであればかなりおすすめのテントです。
実際に使ってみた感想を交えながら、詳細を紹介していきます。
実際に使ってみたので徹底レビュー!
タラスブルバの「キャタピラー2ルームシェルター6P」は、全体的に作りがしっかりしていて安心感があります。また、細部も作り込まれていて、使いやすそうです。
生地が厚くてシッカリしている
生地に触れてみると厚さがあり、しっかりしています。
フライシートは、210Dポリエステルオックスフォードを採用していて、生地の厚さはトップレべル。指を強く押し付けて跡が写った状態でも、色はほとんど透けません。
また色合いも濃いので遮光性が高いです。仕様は「UVカット:紫外線遮へい率90%以上」
設営した日は小雨だったのですが、テント内が薄暗くて、昼間からライト(ルーメナー7)を使ったほど(上記写真)。かなり日差しを遮ってくれるので、夏や日中に過ごしやすいです。
耐水圧は3,000mmあるので、雨でも全く問題がないスペック。
この日は夜中にかなりの勢いで雨に打たれたりしましたが、全く心配なし♪
ポールも太くて安心感あり
ポールもしっかりしていて安心感があります!
- 太さがある
- トンネルの4本+前後にリッジポールが2本
- テントの上部をスリーブに通し、サイドをフックで引っ掛ける仕組み
カマボコテント2のポールと比べると太さの違いが歴然です。1.5倍ぐらい違う印象。
また、タラスブルバの「キャタピラー2ルームシェルター6P」は、サイドに露出しているポールを使ってガイロープを増やすことができます。
参考 カマボコテント2の場合は、メインボールが4本のみ・ガイロープが増やせない構造なので、強風に耐えきれずに撤退したことがありました。テントのスリーブにポールが覆われているため、強風時にガイロープ(張り縄)が増やせません。
ベンチレーション・開閉箇所が多く、夏でも快適
テントにベンチレーションが多いのも特徴的です。
自由度が高い!
シェルター・インナーテントのパネル構造について紹介していきます。
シェルターのベンチレーション・開閉箇所
全てのサイドパネルは「メッシュ」「クローズ」「オープン」にすることができます。
もちろん、キャノピーとして立ち上げることも可能。
ただし、サイドから出入りする時には、テント生地とメッシュの2つのジッパーを開ける必要があります。
この点はチョット面倒でしたが、よく出入りする場所は、テント生地のジッパーを閉めないようにすることで、手間を軽減することができました。
前後のパネルもキャノピーとして立ち上げることができます。テントのリビングルームが2m×3mほど拡張して使えるようになるので、コレには感動♪
写真で見るとそうでもないですが、バネルが幅広いので、かなり広いスペースが確保できます。
ただし、前後のバネルでメッシュにすることができるのは、どちらか一方のみ。
暑い時期には、寝室部分の後ろ側をメッシュにすると、快適に寝られます。
後ろからの写真はこちら。風が強いときは、ルーフシートの中央からガイローブを下ろしておくと安心です。
また、テントの前方・後方の上部にはベンチレーションがついているため、テント内でストーブを使う時にも換気がしやすくて便利。※テント内での火器の使用は自己責任。
インナーテントのベンチレーション・開閉箇所
インナーテントは前だけでなく、後ろも開けて出入り可能。
インナーテントの側面もベンチレーションが付いています。
インナーテントの側面は、両側の上下のジッパーでメッシュの大きさを調整できます。
また、インナーテントの横もキャノピーで立ち上げることができるので四方すべてメッシュにすることができます♪夏はかなり快適ですね。
かなり使いやすいです♪
テントは、ベンチレーションが多いほど価格が高くなります。他社メーカーだと15万円以上するテントと同等です。
スカート付きで冬は温かい
全面にスカートも付いているので、冬は温かく過ごすことができます。
また、上部にベンチレーションもあるため、ストーブを使用したときに換気がしやすいです。
インナーテントは前方・後方どちらにも取付可能
インナーテントは後方だけでなく、前方にも取付けることができます。
通常は後方にインナーテントを吊り下げるのですが、 前方にもインナーテントを取り付けるためのフックが付属しています。
そのため、テントを張ってからインナーテントをどちらに付けるか決めることができます。臨機応変に対応できるのはありがたいポイント。
インナーテントが別売りされれば、 合計8人で寝ることもできますね。
家族4人で過ごすのにちょうど良いテント
寝室は、家族4人で寝てちょうど良いぐらい。
インナーテント内で大人が立つことができます。
5人だと厳しいかな。5人家族の場合は、お父さんがリビングルームでコットを使って寝ることになりますね★
インナーテント内のオプション
インナーテント内には、フックとポケットが付いています。
- 上部にランタンをぶら下げられるフック
- スマホなどを入れてておくと便利なポケット
ランタンをぶら下げるフックは入り口の上部に1つ、サイドにそれぞれ2つあります。
ポケットは入り口の脇と、後ろ側の対角線上に付いています。どんなスマホでも入るサイズ。
ルーフシートは付属、グランドシートは別売り
ルーフシートは標準装備のため付属していますが、インナーテントの下に敷くグランドシートは別売りになっています。
スタッフの方に聞いたところ、シェルターとして使う方も多いことを想定しているため、グランドシートは別売りにしたとのことでした。
グランドシートはブルーシートなどで代用ができるため、標準装備せずに価格が安く抑えられているというのは嬉しいポイントです。
参考 グランドシートの代用品については別記事にしています。
気なるポイントは重量
唯一気になるポイントが「重量 26kg」
我が家の使っているカマボコテント2は16kg。 それと比べると1.5倍ぐらいの重さ。サイズも大きいめです。
男性でも一人で持つのは大変。私の感覚だと、持ち上げて少し移動することはできても、担いで歩き続けることは難しいと感じました。
そのため、テントの袋からポールの袋を出して、別々に持ち運ぶと良いです。分けた状態で重量を測ったら、本体14.2kg、 ポール7.4kg。かなり持ち運びやすくなります。
重量が重いのは気になりますが、生地が厚く、作りがしっかりしていることから、これから我が家がトンネルテントを選ぶとしたら、タラスブルバの「キャタピラー2ルームシェルター6P」を買うかな。
個人的に、強風時にある程度安心してテント内で過ごせるのは、ファミリー用途だとかなり重要なポイントです。
カマボコテント2と比較
タラスブルバの「キャタピラー2ルームシェルター6P」と、我が家の持っているカマボコテント2と仕様を比較してみます。
タラスブルバ キャタピラー2ルームシェルター6P |
DOD カマボコテント2 |
|
---|---|---|
組立 サイズ |
575×300×195(h)cm | 640cm×300cm×195(h)cm |
インナー サイズ |
280(後260)×210×184(h)cm | 280cm×220cm×190cm |
収容可能 人数 |
大人4名 (※寝室スペース) | 大人4名 (※寝室スペース) |
収納 サイズ |
72×44×42cm | 68×32×32cm |
重量 | 26.0kg | 16.1kg |
材質 | フライ・フロア / ポリエステル (裏面:ポリウレタンコーティング) インナー/ポリエステル |
アウター / 150Dポリエステル (防炎&UVカット加工済み) フロア/210Dポリエステル |
耐水圧 | フライ/3000mm フロアー/3000mm |
アウター/3000mm グランドシート/5000mm |
フレーム | メインポール/Φ19mmアルミ二ウム合金 リッジポール/Φ16mmアルミ二ウム合金 |
アルミニウム |
UVカット | 紫外線遮へい率90%以上 | UPF50+ |
スペックを比較してみると、サイズはカマボコテント2の方が縦に70cmほど大きいです。
寝室のサイズはほぼ一緒。
スペックで比べてみるとカマボコテントのほうが良さそうに見えますが、実際に両方を使ってみると、
・ベンチレーションが多彩
・生地が厚く、ポールも太い
一方、カマボコテントの強みは、安さ・軽さだと感じます。(良い意味で)
両方とも使ってみた感想は、
どちらも良いテントです♪
設営・撤収方法と時間
設営・撤収の手順も他のトンネルテントより工夫されていて、自立させながら無理なく設営できるようになっています。
設営用のガイドベルトも縦横に走っているので安定感があります。
説明書には「本製品の設営は必ず2人以上で行って下さい」と記載されています。手順的には1人でも設営できますが、2人で設営したほうが安全ですし、効率も良いです。
我が家の場合は、家内と2人で設営して、シェルターを立ち上げるまでに30分。
完全に設営が終わるまでに1時間かかりました。※ルーフシート・インナーテント・全てのガイロープを設置。
設営に必要なスペースを実際に測ってみたところ、キャノピーを立ち上げない状態で縦7m×横5.5mほど。一般的な8m×8mの区画に入ります。
- 本体を広げる
- 前後・片側をペグダウン(仮止め)
- メインポールを、1本づつ本体のスリーブに通して立ち上げていく
- リッジポールをセット
- ルーフシートを取り付ける
- フック・ペグダウン・ガイロープ(張り縄)をする
といった手順。
実際の設営時間は30分から1時間といったところでしょうか。
撤収は、設営手順の逆です。
撤収時間はちゃんと測定していないのですが、設営で1時間かかっていたので、撤収は30分ほどかと。
- インナーテントを片付けて
- ルーフシートを取り外す
- ガイローブのペグを抜く
- テント本体のポールを抜く
- テント本体のペグを抜く
※適宜、ガイロープ、フック、ペグを外す
特に手こずることもなく撤収できました。
注意点は、フックとガイロープを外してからポールを抜いていくこと。我が家もたまにやりますが、順番を間違うと、ポールを抜いた時に本体に無理な力がかかって破損させてしまう可能性があります。
さいごに
タラスブルバの「キャタピラー2ルームシェルター6P」は我が家が久しぶりに魅力的だと思ったテント♪
トンネル型のテントで家族で過ごしやすく、デザインも渋い!さらに作りもしっかりしているので文句なしです。
競合製品は、キャンパルジャパンのアポロン、ノルディスクのレイサ6が約16万円。入手困難なDODのカマボコテント2が約5.5万円。同じく大人気のハイランダーのエアートンネルルーミィが約7万円。
タラスブルバの「キャタピラー2ルームシェルター6P」は10万円ほど。ベンチレーションやキャノピーが豊富なことを考えると、かなりお値打ちな価格だと思います。
かなり人気が出るのではないでしょうか。
参考 2020年に「キャタピラー2ルームシェルターII」になって改良されています。
参考 トンネルテントのオススメ品を紹介している記事