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共和鋳造所のアルミ鋳造ペグ「アルペグ」を先行レビュー | 軽さ&ホールド力が強み!

アルミ鋳造ペグキャンプ用品
この記事は約7分で読めます。

共和鋳造所のアルミ鋳造ペグ「アルペグ」を実際に使ってみました。

これまで鋳造ペグは鋼(鉄)製のものがメインでしたが、なんとアルミ製が登場!

特徴
  • 表面積が広いためホールド力が高い
  • アルミならではの軽さ
  • これまでの鋳造ペグと同じ使い勝手の良さ
ファミリーキャンプの大型テントやタープなどで使うのにちょうど良い

アルミと聞くと強度が気になりますが、キャンプで使っていてもまず曲がらないだろうという印象☆
※メーカー様から商品提供していただいています

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共和鋳造所のアルミ鋳造ペグ「アルペグ」

アルミ鋳造ペグ 8本

アルペグは、株式会社 共和鋳造所(1943年創立)が製造した初の自社製品。

共和鋳造所は、岡山県で主に自動車部品、農業機械部品のアルミ部品を鋳造する専門メーカー。75年以上に及ぶ長い経験と研究に基づくノウハウの蓄積を生かし製造しています。

アルミ鋳造のプロ集団が設計・製造した日本製のペグ

ペグの長さは25cm。

特徴
  • 軽量なアルミを使用(鉄の3分の1)
  • アルミダイカスト(鋳造)ならではの複雑な形状を実現
  • 表面積を広くとり、地面への固定力を考慮

断面は、あらゆる方向からの力に耐える地面への固定力を考慮した設計

アルミ鋳造ペグの断面

Photo by Makuake

実際に使ってみた感想 (サマリ)
ホールド力が高い! 鋳造ペグと同じ使いやすさ

かなり使いやすいです♪

唯一の欠点はかさばることでしょうか。鋼製の鋳造ペグと比べて太さがあります。それでも鋼製の鋳造ペグより軽いのはアルミならではだと感じます。

どんな用途に便利?

もともとは、軽量&ホールド力が求められるソロキャンプのタープ用にと思っていたのですが、思っていたよりも作りがシッカリしているので、ファミリーキャンプ用の大型テントやタープなどで使うのにちょうど良いペグだと思いました。

ファミリーキャンプ用の大型テントやタープなどで使うのにちょうど良い
仕様
  • サイズ、重さ:全長250mm 厚さ15mm 重さ82g 穴径φ10
  • スペック:アルミダイカスト製
  • 生産国:日本

アルミの鋳造(ダイカスト)で作られている

これまで、アルミのペグと言えばY型ペグという印象でしたが、今回紹介するのは鋳造製。

アルミ鋳造ペグ

鋳造(ダイカスト)は、金型に金属を流し込む製法。

  • 寸法精度が非常に高く
  • 金型への投資が必要

ということから、難易度が高く、コストがかかるためこれまでアウトドアメーカーが製造してこなかったのだと思いますが、共和鋳造所が75年以上に及ぶ長い経験と研究に基づくノウハウの蓄積を生かし実現!

精度の高い作り

実際にアルミ鋳造ペグ「アルペグ」を触ってみるとその精度の高さが分かります。

アルミに刻まれたブランドの刻印

アルミ鋳造ペグのロゴ刻印

角がなく表面がなめらかな作り。手触りが良く鋭利さを微塵も感じません。

アルミ鋳造ペグの質感

国産ならではの高い技術力をヒシヒシと感じます。

軽い

実際に手に取ってみると軽いです♪

アルミ鋳造ペグは軽い

アルミだから軽い

重量を図ると82g ※スペック値と一緒

アルミ鋳造ペグの重さ

20cmの鋼製鋳造ペグ75gほどと同じぐらい、30cmの鋼製鋳造ペグの半分ぐらいの軽さ。

鋳造ペグの重さを比較

ペグのホールド力は「長さ」と「幅」なので、

アルミ鋳造ペグ「アルペグ」は「軽くてホールド力の高いペグ」

だと言えます。30cmの鋼製鋳造ペグと同じぐらいのホールド力がある印象。

アルミ鋳造ペグと鋼製鋳造ペグの長さを比較

多少「かさばる」のが唯一気になるポイント

軽い反面「多少かさばる」のが唯一のデメリットだと感じました。かさは30cmの鋼製鋳造ペグと同じぐらいの印象。

アルミペグ、20cmの鋼製鋳造ペグ、アルミ鋳造ペグ「アルペグ」、30cmの鋼製鋳造ペグを8本づつ並べて比較してみました。

アルミ鋳造ペグと鋼製鋳造ペグとアルミペグの体積比較 アルミ鋳造ペグと鋼製鋳造ペグとアルミペグの体積比較 横から

写真でみると、そこまで大差があるようには思えませんが、持った時に太さがあるので、かさばる印象を受けるのかもしれません。かさばるのは表面積が大きいということなので、ホールド力が強いことの裏返しだったりもします。

ペグケースには入るので問題ないレベル。

アルミ鋳造ペグをペグケースに入れる

参考 我が家が使っているペグケースは東洋スチール(TOYO)山型工具箱 Y-350。大型テントとタープ用のペグ&ハンマーが入る使いやすいサイズです。

ホールド力はバッチリ

ホールド力は高いです。

鋼製の鋳造ペグと比べて断面積が大きいので、地面にホールドしやすいです。

抜けにくいので安心感は抜群!

アルミ鋳造ペグを横向きで使う

鋼製鋳造ペグと太さを比べてみると表面積が違います。

鋼製鋳造ペグに羽根がついたような形状。

アルミ鋳造ペグの形状を鋼製鋳造ペグと比較 鋳造ペグの形状を比較

アルミペグと比べると、表面積は同じぐらいですが、ペグの厚みが違います。

アルミ鋳造ペグの形状をアルミペグと比較 アルミ製のペグ

また、共和鋳造所のアルミ鋳造ペグ「アルペグ」はブラスト処理(砂などを吹き付けて表面に凹凸をつける加工)がされているため、表面に細かい凹凸があり地面への食いつきが良いです。

アルミY型ペグは表面がツルツルして輝いています。

アルミ鋳造ペグとアルミペグの表面

鋳造ペグやアルミY型ペグよりもホールド力がある!

プラスチックペグと同様にペグの中でもトップレベルのホールド力を誇るはず。

プラスチックペグはホールド力が高い反面、強度や劣化の問題があるためキャンプではあまり使わなかったりしますが、アルミ鋳造ペグ「アルペグ」ならその弱点を補っているので、個人的にかなり良いペグだと思います。

強度は?

材質的に、アルミは鋼と比べて強度が劣るのですが、

ペグを実際に手に取ってみた印象は

キャンプで使うレベルなら、強度は全く問題ない印象

※検証したわけではないので個人の感想です。

金属の強度を補うために凹凸をつけたデザインで補完してあります。

アルミ鋳造ペグの断面

実際に私が手に持って力を入れても「鋼製の鋳造ペグより曲がらなさそう…」

アルミ鋳造ペグは手で曲がらない

横から比べると「極太」

アルミ鋳造ペグと鋼製鋳造ペグの長さを比較

底から比べても「極太」

アルミ鋳造ペグの形状を鋼製鋳造ペグと比較

ただ、商品説明に以下の記載があります。

材質がアルミの為、非常に硬い地面には打ち込みが困難な場合があります。 また、ペグの打ち込みハンマーは銅ハンマーを推奨します。

引用 : Makuake

鋼の鋳造ペグの場合には、石やコンクリートを打って割る動画などで強度が強いことを紹介していますが、上記の注意書きによると、アルミの鋳造ペグはそこまで強度があるわけではないのだと推測できます。

凍結した地面、石を打ち抜く、コンクリートを割るという使い方は避けたほうが良さそうです。

ハンマーは衝撃を吸収してくれる銅製を。

アルミ鋳造ペグは銅製ハンマーを推奨

打ちやすい、抜きやすい、使いやすい♪

これまでのY型のアルミペグは、軽いというメリットがあったのですが、いつくか扱いにくい点もありました。

まず、ハンマーでヘッドをとらえにくい。

アルミ製ペグのヘッド

抜く時のために紐を付ける必要があり、紐は無理すると切れる…。

アルミペグを抜く

その点、アルペグは、鋼性の鋳造ペグと同じような使い勝手で扱いやすい!

アルミ鋳造ペグ「アルペグ」は使い勝手良好♪

ペグのヘッドが大きいのでハンマーで捉えやすい。

アルミ鋳造ペグのヘッド

ペグに穴があるので、ペグハンマーで引っ掛け&回して、緩めてから抜ける。

アルミ鋳造ペグを抜く

ペグ同士でも抜ける。

アルミ鋳造ペグでペグを抜く

メンテナンスのしやすさ (錆び・汚れ)

アルミ鋳造ペグ「アルペグ」は凹凸があるので土がつきやすいのが気になりました。逆の見方をすると土をシッカリホールドしている証拠。

アルミ鋳造ペグの土汚れ

そしてアルミは錆びないのが強み。雨の日にも錆びを気にせずジャンジャン使えますし、水洗いしてもOK!

土がつきやすいけど、錆びないから気軽に水洗いできる♪

そう考えるとメンテナンスしやすいと感じます。

※キャンプ場でペグを洗うなら、足洗い場を探したり、ウォータージャグに水を汲んで外で洗うと良いです。炊事場ではNG★

参考 鋼製の鋳造ペグだと水洗いして濡れたまま放置すると錆びます★

錆びた鋳造ペグ

アルミY型ペグ、鋼製の鋳造ペグと比較

「鋼 鋳造ペグ」と「アルミY型ペグ」との違いを比較表にしてみました。

アルミ鋳造ペグ「アルペグ」はトータルで考えるとかなり優秀なペグだと思います。

アルミ 鋳造ペグ鋼 鋳造ペグアルミ Y型ペグ
強度
軽さ×
ホールド力
メンテナンス
(錆び・汚れ)
扱いやすさ
(打ち・抜き)

金属特性としては

  • 鋼は、強度が強い、錆びる
  • アルミは、柔らかい、錆びにくい、軽い

ですが、アルミの鋳造ペグはアルミの弱点をデザインでうまく克服していると感じます。そこが共和鋳造所の75年で培われた技術力の成せる技ですね☆

さいごに

アルミの鋳造ペグ「アルペグ」は、

  • 軽さ、扱いやすさ、ホールド力は文句なし!
  • 錆びないので、水でジャブジャブ洗えて便利
ファミリーキャンプ用の大型テントやタープなどで使うのにちょうど良い
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